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声を聞かせて  作者: CACAONOVEL12
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告白現場


なぜ俺が掃除用具入れにいるかって?

そりゃ、おっ前・・・。


“終わるまで、ここで待っててねん”


気持ち悪い発言・ベスト5に入る程気持ち悪い。

俺は、有無を言わせない様子の敦也に従って、掃除用具入れに入った。


「せっま・・・」


身長180cmの俺には低い天井。

広めの肩幅はぎゅうぎゅうだ。


「ちくしょー・・・」


敦也コノヤロー。

ブッコロス。



そして、今に至る。


「藍川~まぢサンキュな♪」


「・・・・・」


「あっれー?顔赤いぞ?」


敦也の昔からの癖。

他人のことには敏感だが、自分のことにはとてつもなく鈍い。


「・・・・ぅひゃっ?!」


藍川の声が聞こえる。

可愛い声だな・・・。


「な、な、ななな何、し、て・・・」


「熱あるか確認してーんの!

 逃げんなよぉ」


あーあ・・・。


「あのさ・・・」


「なーに?」


おっおっおっ!!


「好きなの・・・・」


「何が?」


大きく息を吸い込む藍川。


全く動じない敦也。


狭苦しい場所で、唾を飲み込む俺。


「村上のこと・・・好き」


「・・・・・・・・・・・・・・え?」


言ったーーー!!!


「そ、それだけ!」


回れ右して、帰ろう・・・とした藍川。


「それって、恋愛的な?」


「うん」


「交際とか?」


「・・・うん」


「キスとかの?」


「・・・・・ん」


照れまくりじゃん。


「いいよ」


「え?」


「付き合ったげる」


二カッと笑う敦也。


そしてー。


重なった。


2つの唇が。






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