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声を聞かせて  作者: CACAONOVEL12
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藍川VS担任


「どういうことだ!」


バンッと、テレビで聞いた事のある音が教室に響く。

教室に人がいないだけあって、よく響く。


「どういうって・・・」


「お前はこの事実から目を背けるのか!?」


センコーは、教卓に資料のような物を叩きつけた。


「いや・・・えー???」


センコーの怒りの原因である敦也は、こちらからは顔が見えない。


「お前が不純異性行為に明け暮れているというクレームがあったんだぞ!!」


一気に長文を言った為か、センコーははぁはぁと息を切らしている。

やべぇぞ。

頭から湯気出てるぞ。


「とにかく!!」


「なんすか?」


「人前で厭らしい行為をするのは止めろ!!」


「あのー、」


「全く!我が校の生徒として、なんという恥さらし、」


「恥さらし?」


男の低い声とは正反対の、女子特有の高い声が聞こえた。


「誰だ!」


「藍川です」


いつもの甲高い声とは違った。


藍川は、ベランダから教室に踏み込む。


「どういうつもりだ!」


「証拠はありますか?」


「しょ、証拠だと?!」


「はい」


藍川は躊躇することなく、教卓の資料に目を通す。


「あっ、おいっ!」


「これは・・・」


「え?え?」


空気が読めない敦也。


「これだけですか?」


「ん?」


「これだけで村上を指導するんですか?」


「いや、確かに重要な、」


「こんな少ない目撃情報だけで?は?

 ここまで少ないのら、逆に村上に嫉妬して、こんな適当な嘘ついたんでしょ」


「ぬぬぬ・・・」


「そんなに怒鳴りたいのなら、もっと確かな情報を持ってきてください」


「おぉ~」


パチパチと拍手する敦也。

ウザいぞ。


「それでは」


救世主だ・・・。


俺は掃除用具入れの中で、感極まっていた。







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