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メールアドレス
「じゃあね」
女は踵を返した。
ホント腹立つ。
「泉川」
隣の泉川に話しかける。
泉川は伏せていた目をゆっくり開いて、俺に向けた。
涙が溜まっている。
「その・・・メアド聞いていい?」
自分でも驚く発言だった。
泉川は少し驚きつつも、すぐに携帯を取り出す。
「赤外線っと・・・・」
泉川のメアドゲット♪
て・・・。
何で喜んでるんだ?
泉川は携帯を弄り始める。
俺の携帯が鳴る。
開くと、泉川からだった。
[もうすぐだから大丈夫。
ありがとう]
なるほど。
「ホントにいいのか?」
俺は確認する。
大きく頷く泉川。
「そっか・・・。
じゃあな」
ペコリと頭を下げる泉川に、別れを言う。
そして、暗い路地に消えてしまった。
「気ぃつけろよ」
誰も居ないこの場で、俺は呟いた。




