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声を聞かせて  作者: CACAONOVEL12
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「じゃあね」


女は踵を返した。


ホント腹立つ。


「泉川」


隣の泉川に話しかける。


泉川は伏せていた目をゆっくり開いて、俺に向けた。

涙が溜まっている。


「その・・・メアド聞いていい?」


自分でも驚く発言だった。


泉川は少し驚きつつも、すぐに携帯を取り出す。


「赤外線っと・・・・」


泉川のメアドゲット♪

て・・・。

何で喜んでるんだ?


泉川は携帯を弄り始める。


俺の携帯が鳴る。


開くと、泉川からだった。


[もうすぐだから大丈夫。

 ありがとう]


なるほど。


「ホントにいいのか?」


俺は確認する。


大きく頷く泉川。


「そっか・・・。

 じゃあな」


ペコリと頭を下げる泉川に、別れを言う。


そして、暗い路地に消えてしまった。


「気ぃつけろよ」


誰も居ないこの場で、俺は呟いた。




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