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【3巻電子書籍発売】王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど……  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
チエナ王国の王女が邪魔してきました

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

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せっかく参加したカウントダウンパーティーで、お義兄様に見つかって連れ帰られてしました

少し遅めの年越しです

今年も年の瀬だ。

帝国も新年のお祝いは盛大にされる。


でも、今までは大晦日はそれほどでも無かった。

私は年越しのカウントダウンがされるという、仮装パーティーの話をセッシーやシャロットから聞いて、

「行きたい! 絶対に行きたい!」

一も二もなく行くことにしたのだ。


「ええええ! でも、それはレオンハルト様が許してくれないんじゃない?」

セッシーが聞いてきた。

「黙っていたら大丈夫よ。私は学園に行くまでは年末はさっさと寝ていたから」

そう、前世の記憶が戻るまでは大晦日は静かにしていたのだ。


記憶が戻ってからは毎年、皆でカウントダウンパーティーをしていた。自分達のレストランで!

それが大盛況で、年越しの時は机も椅子も取っ払って、中庭まで使って盛大なカウントダウンパーティーをしていたのだ。


「というか、それ、そもそもあなたのレストランでやるんでしょ」

セッシーが指摘してきた。

「勝手にレストランなんか帝都に作って運営しているんだから信じられないわ」

セッシーが文句を言ってきたんだけど……

「えっ、セッシーもウェイトレスとかやりたいの?」

私は聞いた。

そう、ウェイトレスの制服を可愛いのにしたら、従業員の募集で大人気になったのだ。

倍率が10倍を超えて、お陰で優秀な人が集まった。

私はそのレストランをサンタルから来た友人達に任せて、運営してもらっていたのだ。


そして、今日は年末記念ということで会員制の仮装パーティーを開くことにしたのだ。

「うーん、まあ、私が制服着たら皆の人気者になるかもしれないけれど」

「でしょ。じゃあ、やってみようよ」

セッシーに私が言うと、

「ええええ! 私だけやるの?」

「何言っているのよ。当然、私達もやるわよ」

「えっ、そうなの?」

「エリ、本当に良いの? また、レオンハルト様に見つかって怒られない?」

シャロットが心配して聞いてきた。

「大丈夫よ。お義兄様は今はチエナの後始末に忙しいから」

そうなのだ。このところお義兄様は仕事に忙殺されていて、夜の食事も一緒に取れていなかったのだ。



ということで私は私のレストランの仮装カウントダウンパーティにやってきた。


「皆、今日はご苦労様。私がこのレストランのオーナーの一人のエリです。今日は千人以上と多くのお客様を迎えることになっているけれど、頑張ってくださいね」

私は今日動員された50人のウェイトレスを前に挨拶したのだった。

コックとコック見習い30人は今日は朝から料理に必死で今も作っているはずだ。

レストランは日頃四人がけのテーブルが50入るのだが、全て取っ払って立食形式にしたし、広い中庭にテントも張って千人を収容できるようにしたのだ。

会費制でやっているので、変な人は居ないと思うけれど、最悪の時は私の護衛のセドリック等を配置しているので、問題は無いだろう。

そう、この時は思っていたのだ。


「エリ! こんなミニスカートはくの?」

セッシーが驚いて言うんだけど、

「足は白いタイツで隠しているから問題ないでしょ」

ピンクのミニスカートに白いタイツで可愛くしているのだ。

まあ、前世で言う所の魔法少女タイプと言えないことも無かったけれど。

今日は大晦日。仮装パーティーなのだ。

私も赤い目元を隠すマスクで変装しているから問題は無いはずだった。


19時になってパーティーが始まったんだけど、

「でも、なんか、体の大きな人が多くない?」

私は不思議に思ってセドリックに聞くと、

「そうですか?」

セドリックの目元が泳いでいる。

変だ! 絶対におかしい!

私が更に睨むと、その瞬間セドリックがビシッと直立不動になったのだ。


「エリ! 何がおかしいんだ?」

そこには氷のような低い声が響いたんだけど……

後ろを振り返ると怒りのオーラ満載のお義兄様が、貴族の着崩した風の格好で銀のマスクをして立っていたのだ。


「あら、お義兄様。いらっしゃいませ」

私は普通にお客様にするように頭を下げたのだ。うーん、なんか怒っている。これはまずい雰囲気だ。


「お前、その破廉恥な格好は何だ!」

お義兄様が文句を言ってきたが、

「破廉恥とは失礼な。帝都で有名なデザイナーに依頼したんだから。問題は無いはずよ」

「しかし、お前、皇太子の婚約者がその格好って」

「お義兄様、ここでは身分は言いっこなしよ」

「母上が天国から嘆いていらっしゃるぞ」

「それはないわよ。絶対に」

そう、お母様は基本的に私の好きなようにいつもさせてくれていたのだ。


「キャーーーー」

ガチャン!

私の真横でウエイトレスの悲鳴とお皿の割れる音がした。


「おい、この店は虫の入った食事を客に出すのか?」

なんか、気の狂った馬鹿が叫んでいるんだけど……機嫌の悪いお義兄様の横でこのようなことするなんて、自殺願望を口にするようなものだ。


「誰だ、こいつは?」

お義兄様の注意が私から横の馬鹿に移った。

「さあ、どこかのヤクザ者では無いか?」

こちらは他人の事をいえないヤクザみたいな格好のトマスさんが答えた。


「な、何だ、貴様らは、この天空一家のビリー様を知らんのか」

「知らん! どこにその事務所があるんだ?」

「セカンドアベニューの二丁目の材木問屋の横にあるんだよ」

馬鹿な男は自慢して話したのだ。

「ゴーチェ」

「了解しました」

さあっと私の護衛のゴーチェがあっさりとお義兄様の命令で一隊を引き連れて出ていくんだけど……

護衛対象の私を放って置いていくなと私は言いたかった。


「貴様、何をする気だ」

「あ、兄貴、ま、まずいですって、恐竜です……」

横の子分の一人がお義兄様が誰か気づいたみたいだ。

「はっ、何だ? 恐竜?」

お義兄様がぎろりと睨み付けた。

「ひ、ヒィェェェェェェェェェェェェェ」

兄貴分は地面に転がり落ちて後ずさった

「あ、あのチエナの王都を一人で破壊したって言う恐竜皇子!」

男は恐怖に震えて後ずさろうとして、ジェミリーさんにぶつかって止まった。

「で、貴様は死にたいというのだな」

お義兄様が冷たい視線で男を見ると、

「そ、そんな、新しいレストランが出来たから、みかじめ料を取ろうとしただけで、そこに恐竜皇子が居るだなんて……」

「ジェミリー、この男達をしょっ引いて、今までの余罪を全て吐かせろ」

「了解しました」

「そんな」

「ここで死にたくなかったら、すぐに来い」

「そんな旦那。俺たちは恐竜様に逆らおうなんてこれっぽっちも……」

男達はジェミリーさん達にしょっ引かれていった。


「さあて、邪魔な奴らも消えたし、私は仕事に、戻ろう……きゃっ」

私はお義兄様の前から逃げだそうとして、お義兄様に捕まってしまった。


「どこに行くつもりだ、エリ?」

「えっ、いや、お仕事に」

「そんな破廉恥な格好でうろうろするのは許さん」

そう言われると私はお義兄様のマントを上から掛けられたのだ。

そして、次の瞬間にはお姫様抱っこされていた。

「えっ、ちょっとお義兄様」

「帰るぞ」

「そんな、ちょっとセッシーたら」

私は親友に助けを求めたが、あっさりと親友に手を振られて、見すてられたのだ。

そして、そのまま馬車に連行されたのだ。


「お義兄様、ひど……!」

馬車に乗るやお義兄様に文句を言おうとした私は唇を塞がれた。


そして、馬車で宮殿に帰る間中、唇をお義兄様にむさぼられたのだ……

文句を言う暇も無く……

宮殿に帰り着いた時はもう息も絶え絶えで、カウントダウンどころでは無かった。


ここまで読んで頂いて有難うございました。

このお話の電子書籍が三巻発売されています。

詳しくはこの下10センチの所に穏やか先生の素晴らしい表紙絵とともに載せています。

まだの方は是非この機会にお読みください。

各本二万字超の書き下ろし小説載せています。

絶対に面白いので是非ご覧ください。


『婚約破棄されたので下剋上することにしました』

https://ncode.syosetu.com/n0747ju/


こちらも下記にリンク載せていますが、是非ともお読みください。

こちらはヒロインが無敵です

新作小説、絶賛更新中です。


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私のお話、ここまで読んで頂いて本当にありがとうございます。

次の話

『悪役令嬢に転生させられた地味令嬢ですが、ヒロインの方が強くて虐められているんですけど……』https://ncode.syosetu.com/n7240kb/


この話の

次の作品はこちら

『婚約破棄されたので下剋上することにしました』https://ncode.syosetu.com/n0747ju/


この話が電子書籍化されました

表紙画像
1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■【3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
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表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
2巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
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3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
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ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

この話のスピンオフはこちら


『【なろう500万字達成記念】知らない男から婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの学園を止めさせると叫びだしたんだけど』
https://ncode.syosetu.com/n3697jc/



私の最新作はこちら

『男爵令嬢に転生したら実は悪役令嬢でした! 伯爵家の養女になったヒロインよりも悲惨な目にあっているのに断罪なんてお断りです』https://ncode.syosetu.com/n7673jn/


アルファポリスのレジーナブックスにて

【書籍化】

しました!
2023年6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


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手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

なろうの掲載ページ『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

第一部は書籍化の規約上3分の1残して後は他者視点で繋いでいます
「えっ、ゲームの世界の悪役令嬢に生まれ変わった?」
頭をぶつけた拍子に前世の記憶が戻ってきたフラン、
でも、ケームの中身をほとんど覚えていない!
公爵令嬢で第一王子の婚約者であるフランはゲームの中で聖女を虐めて、サマーパーティーで王子から婚約破棄されるらしい。
しかし、フランはそもそも前世は病弱で、学校にはほとんど通えていなかったので、女たらしの王子の事は諦めて青春を思いっきりエンジョイすることにしたのだった。
しかし、その途端に態度を180度変えて迫ってくる第一王子をうざいと思うフラン。
王子にまとわりつく聖女、
更にもともとアプローチしているが全く無視されている第二王子とシスコンの弟が絡んできて・・・・。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。

私の

2番人気の作品はこちら

『モブですら無いと落胆したら悪役令嬢だった~前世コミュ障引きこもりだった私は今世は素敵な恋がしたい~』https://ncode.syosetu.com/n8311hq/

私の

3番人気の作品はこちら

『皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!』https://ncode.syosetu.com/n8911gf/

この話の

次の作品はこちら

『王太子に婚約破棄されて両親を殺した野蛮王に売られそうになった時、白馬の騎士様が助けてくれました』https://ncode.syosetu.com/n6878ix/


前の前の作品『傭兵バスターズ』元剣聖と悪役令嬢率いる傭兵団の冒険活劇https://ncode.syosetu.com/n3697jc/


この話の

前の作品はこちら

『天使な息子にこの命捧げます』https://ncode.syosetu.com/n9455ip/

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