ナンジンでお義兄様の眼の前でまたもや転移させられてしまいました
明日から山にこもる予定なので電波状況悪化して少し更新出来ない可能性もありますのでご了承下さい。
「ギャオーーーーー」
古代竜のギャオちゃんは咆哮を上げてくれた。
私はギャオちゃんにお義兄様のところに連れて行ってとお願いしたんだけど、何故かナンジンに連れてきてくれた。
ナンジンはバイインから東に500キロ行ったところにある巨大な都市でチエナの王都ベイジンまで500キロしかない。大都市だった。
帝国の帝都以上に栄えている。さすが4000年の歴史ある国の元王都。200年前はここに王都があったそうだ。
でも、今、私はその元王都を攻撃していた。
というか、ギャオちゃんが……
お義兄様がここにいるのか? と思いつつ、周りを見渡してもお義兄様らしい人影は見えない。
と言うかお義兄様なら、ギャオちゃんが暴れていたら即座にやってくると思うんだけど、
突然現れた古代竜を見て兵士たちが攻撃してきたのだ。
私がギャオちゃんと名付けた古代竜は当然反撃してくれた。
「ギャオーーーー」
叫んで火炎放射で、一撃だった。
古代竜を見て、人々は一斉に逃げ出したのだ。
うーん、この大陸で一番発展している都市を私は今攻撃している……
良かったんだろうか?
まあ、元々私を拐ったのはチエナの王太后だ。
皇太子のお義兄様の婚約者を誘拐したのだ。
チエナは帝国に喧嘩売っていると思っていいよね。
まあ、既に巨大要塞ウーハンは破壊したし、巨大要塞都市バイインもお義兄様が壊滅させたから、今更だとは思うけれど……
私は一般人が逃げる時間を稼がしてあげるために、城門をギャオちゃんに攻撃してもらった。
しかし、尻尾の一振りで巨大な城門は木っ端微塵に砕け散った。
ええええ!
時間が稼げなかった。
城壁の上の屋上から弓矢でギャオちゃんに攻撃してきた。
「ギャオーーーー」
次の瞬間には咆哮したギャオちゃんが火炎放射の斉射をして吹き飛ばしていた。
仕方ないから、ついでに周りの城壁も倒させる。
ドン!
ガンガラガッシャン
ギャオちゃんが城壁の一角を前足で突いたら、一斉に城壁が向こう側に倒れてしまった。
残った兵士たちが慌てて逃げていった。
次は城門の両脇の兵士の詰め所から兵士がワラワラと出てきた。
「ギャオーーーー」
ギャオちゃんが火炎放射で一撃で炎上させた。
1つは一瞬で炎になって、もう一つはギャオちゃんの張り手で倒れていた。
騎士たちが次々に突撃してくるが、ギャオちゃんはそれを火炎放射で撃退する。
あるいは城壁のかけらを投げて攻撃した。
あんまり民家を攻撃したら、住民が難儀する。
私はそのまま今は離宮となっているナンジン城を攻撃させることにしたのだ。
ゆっくりとギャオちゃんは翼をはためかせて浮き上がった。
「ギャーーーー」
「逃げろ」
周りにいた民衆が蜘蛛の子を散らすように逃げていく。
その中をギャオちゃんはゆうゆうと離宮に向けて飛んでいったのだ。
途中で騎士たちが慌てて弓を射ようとするがギャオちゃんの羽の羽ばたきで吹き飛ばされた。
そして離宮の門の前でギャオちゃんは構えた。
門の前で騎士たちがギャオちゃんを攻撃してきた。
でも騎士たちの矢はギャオちゃんの鱗に跳ね返され。
「ギャオーーーー」
怒りのギャオちゃんの一吹きで
ドカーーーーン
離宮の城門とそれに連なる城壁が吹っ飛んでいた。
ギャオちゃんは離宮の城壁を大きく壊すと中に入った。
そして、怪獣並に当たるを幸い次々に攻撃して破壊していった。
そして、気付いた時には離宮の大半の建物は破壊されていた。
次はどうしよう?
私が思ったときだ。
私は強力な魔力の塊が転移してくるのを感じた。
この嫌な感じはズバン王太后だ。
「来たわよ」
私はギャオちゃんに合図をした。
ギャオちゃんは大きく息を吸うと
「ギャオーーーー」
転移してきた王太后に向けてドンピシャで火炎放射を浴びせたのだ。
ナイス!
と思ったけれど、火炎はズバン王太后の前で止められてしまった。
火炎放射は王太后の張った障壁で防がれてしまったのだ。
「フンッ、小娘。そんな姑息な手に引っかかると思ったのか」
王太后がバカにして言ってくれた。
「ギャオちゃん、もう一発」
私が叫んでギャオちゃんがもう一度攻撃してくれようとしたときだ。
四方に現れた魔術師から麻痺魔術がギャオちゃんに浴びせられたのだ。
真っ黒な魔術にギャオちゃんが囚われる。
「ギャオ」
叫ぼうとして口までその黒いドロドロした魔術の塊で封じられてしまった。
私は障壁を展開してそれを防ごうとしたが、その私の傍にいつの間にか魔術師達が転移していたのだ。
私は捕縛魔術で両手を体に縄で縛られてしまった。
「ちょっと離しなさいよ」
「よし、連れて帰るぞ」
王太后がニヤリと笑ってくれたときだ。
「エリ!」
遠くからお義兄様の大声が聞こえた。
来てくれた!
「お義兄様!」
私が叫んでお義兄様の方を見ようとしたときだ。
いきなり転移して私は異空間に放り込まれたのだ。
お義兄様は間に合いませんでした。
連れ去られるエリの運命やいかに?
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