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【3巻電子書籍発売】王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど……  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
チエナ王国の王女が邪魔してきました

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135/166

谷底から逃げよえうとしましたが、チエナの山姥が現れて連れ去られました

「うー、痛い!」

私は体中が痛かった。

まあ、人間ミサイルになって要塞に突っ込んだときほど痛くなかったけれど……


私は途中で放り出されたみたいで、一人だけ谷底に放り出させていた。

岩がゴロゴロしている。

川は真ん中をチョロチョロ流れていた。


頭を振って立ち上がる。


落ちた時に、とっさに障壁を張ったけれど、全てのショックは吸収できなかったみたいで、体中が痛い。


まあ、お義兄様の死の訓練に比べたら、まだまし、いや、ここまで痛いのはなかったような気もする……


「あ、痛い!」

私は足をもつれさせて、そのまま顔からまた地面に突っ込んだ。

腕の縄は墜落のショックで切れたみたいだけど、足の縄がまだ結ばれていたままだったのだ。


「閣下、見つけました」

その時に私のすぐ後ろで声がしたのだ。


一瞬味方かと思ったけれど、チエナ兵だった。


チエナ兵はあっという間に私の手に手錠をしてくれたのだ。


後ろから鎧を着た偉そうなおっさんが歩いてきた。


「貴様か? 儂のウーハン要塞を壊してくれた小娘は」

男が目を怒らせて私に近づいてきた。


これはやばい!

なんか殺されそうだ。


儂のという事は要塞の司令官か何かなんだろう。

男は私の胸ぐらを捕まえて、張り手をしようとした。


淑女に張り手って何よ!

私も少し切れていた。

顔に一瞬で障壁を展開する。


バキン

「ギャーーーー」

男は私を平手ではろうとして私の障壁にぶち当たったのだ。


手を抑えて必死に悲鳴を上げて叫んでいる。

手を押さえていた。

ふんっ、いい気味だ。骨でも折れたならなおさら良い。

私が喜んだ時だ。



「おのれ、良くも」

男が更に激怒して私に殴りかかろうとした。


しまった。更に怒らせてしまった。

怒りの少ないうちに張られたほうが良かったかもしれない。

私は後悔したが、後の祭りだ。


あんな手で殴られたらいくら私でも死ぬかもしれない。


私がぎょっとした時だ。


「敵襲です」

兵士が慌てて叫んできた。


「やむを得ん。行くぞ」

私は男に慌てて担がれて歩きだされた。


「おい、あそこだ」

「あれはエリーゼ様だ」

「エリーゼ様」

騎士たちの声がする。


男は私を肩に担いで駆け出したのだ。


「者共、続け」

後ろで騎士たちの叫び声と戦いの剣戟の音がする。


あれは一軍だ。


下手したらお義兄様もいるかも知れない。


私は男から降りようとしたが、男に強い力で掴まれていた。


足は縛られたままだし、手に手錠もされていた。


肩に担がれたままだから頭が下になってガンガンする。


仕えるのは頭突きだけ。


あんまりやりたくなかったけれど、ここは私の安全に関わっている。


「必殺、金○つぶし!」

セッシーの必殺技、を頭突きでやってみたのだ。


「ギャーーーーー」

男は股間を押さえて悲鳴を上げて、盛大にコケてくれた。


私は投げ出される。


「キャッ」

とっさに障壁を展開、ショックを和らげるが、地面に激突した。


もう、本当にボロボロだ。


起き上がろうにも、手足を縛られてすぐには起き上がれない。


「いたぞ、こちらだ」

兵士たちが駆けてくる足音がした。

でもこれはチエナ兵だ。


「き、貴様、良くも」

「えっ?」

私は男が立ち上がってこちらにくるのが見えた。


そんな、変だ。セッシーの必殺技、頭突きで使ったのに!

やっぱり、足で思いっきり蹴らないといけなかったのだろうか?

ちょっと頭突するのに躊躇した私が悪かったのか?


怒りのオーラ満載でこちらにくる。


げっ、やばい


「お義兄様!」

私は思わず助けを呼んでいた。


でも、いくらお義兄様でも、宮殿にいたのだ。

お義兄様は転移が出来ないし、空も飛べない。

まだ、ここにこれていないはずだ。


「フンッ、貴様、ここで、殺してやる」

男が剣を抜き放った。

本当に私はやばいと思った。


男が私に斬りかかろうとした時だ。


「ヒィィィィ」

私は男が止まるのが判った。


私の後ろを恐れてみている。


「えっ」

私は一瞬、お義兄様が間に合ったのかと思った。


でも、このオドロオドロしい感じは違う。


「ズバン王太后様」

男は剣を投げ捨てて慌てて平伏した。


「えっ、山姥?」

私が思わず後ろをみたら、白い髪を振り乱した老婆がいた。


「だ、誰が山姥じゃ!」

しまった。セッシーからは絶対に思ったことを口に出してはいけないって注意されていたんだ。


「あなたは言ってはいけない事を言う傾向があるから、貴人と話す時は侍女長に話すのと同じように話しなさい」

と注意されていたんだった。

絶対に侍女長に山姥なんて言えない!


「私はそのようなことは」

男は慌てて否定した。

「そこの小娘か」

山姥がじろりと私を睨んだ。

「ヒィィィィ」

やばい。殺される。わたしは命の危機を感じた。



「まあ、良い。この小娘は我が宮廷でじっくりといたぶってやるわ」

山姥がニタリと笑った。


本当にやばい。

これは殺される。

お義兄様、早く!

私の心の底から祈ったのだった。


「チャングー」

山姥は男を見た。

「はい!」

チャングーはブルリと震えた。


「貴様には10万の大軍を与えて、最強の要塞を与えたにも関わらず、おめおめ退却しているとはどういう事じゃ?」

「いえ、王太后様。私めは、王太后様の命によりその小娘を護送しておりまして」

チャングーは必死に言い訳しようとした。


「ふんっ、小娘の護送はここから妾がやる。その方の力はもう必要とはせん」

「お、王太后様。何卒、挽回のチャンスを」

男は必死に頼み込もうとした。

「ふんっ、我がチエナに失敗の言葉はないのじゃ。責任を取って死ね」

そう叫ぶと山姥は真っ黒な光線を放ってくれたのだ。


「「「ギャーーーー」」」

男を中心として周りの兵士たちもあっという間におどろおどろしい黒い闇に包まれた。

そして、あっという間に干からびて、朽ち果てていったのだ。


「ヒィィィィ」

私は必死に後ろに逃げようとしたが、両手足を使えなかったので、後ずさることしか出来なかった。


「きゃーーーー」

私の悲鳴も虚しく、むんずと後ろ襟を掴まれて、

「ふんっ、来るのじゃ」

山姥はそう叫ぶと私を連れて転移してくれたのだ。


ココまで読んで頂いて有難うございましした。

お義兄様は間に合いませんでした。

ズバン王太后に連れ去られたエリーゼの運命や如何に?

続きが気になる方はブックマーク、広告の下の評価☆☆☆☆☆を★★★★★して頂けたら嬉しいです(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾



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私のお話、ここまで読んで頂いて本当にありがとうございます。

次の話

『悪役令嬢に転生させられた地味令嬢ですが、ヒロインの方が強くて虐められているんですけど……』https://ncode.syosetu.com/n7240kb/


この話の

次の作品はこちら

『婚約破棄されたので下剋上することにしました』https://ncode.syosetu.com/n0747ju/


この話が電子書籍化されました

表紙画像
1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■【3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
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表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
2巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
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3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

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ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

この話のスピンオフはこちら


『【なろう500万字達成記念】知らない男から婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの学園を止めさせると叫びだしたんだけど』
https://ncode.syosetu.com/n3697jc/



私の最新作はこちら

『男爵令嬢に転生したら実は悪役令嬢でした! 伯爵家の養女になったヒロインよりも悲惨な目にあっているのに断罪なんてお断りです』https://ncode.syosetu.com/n7673jn/


アルファポリスのレジーナブックスにて

【書籍化】

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2023年6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


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手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

なろうの掲載ページ『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

第一部は書籍化の規約上3分の1残して後は他者視点で繋いでいます
「えっ、ゲームの世界の悪役令嬢に生まれ変わった?」
頭をぶつけた拍子に前世の記憶が戻ってきたフラン、
でも、ケームの中身をほとんど覚えていない!
公爵令嬢で第一王子の婚約者であるフランはゲームの中で聖女を虐めて、サマーパーティーで王子から婚約破棄されるらしい。
しかし、フランはそもそも前世は病弱で、学校にはほとんど通えていなかったので、女たらしの王子の事は諦めて青春を思いっきりエンジョイすることにしたのだった。
しかし、その途端に態度を180度変えて迫ってくる第一王子をうざいと思うフラン。
王子にまとわりつく聖女、
更にもともとアプローチしているが全く無視されている第二王子とシスコンの弟が絡んできて・・・・。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。

私の

2番人気の作品はこちら

『モブですら無いと落胆したら悪役令嬢だった~前世コミュ障引きこもりだった私は今世は素敵な恋がしたい~』https://ncode.syosetu.com/n8311hq/

私の

3番人気の作品はこちら

『皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!』https://ncode.syosetu.com/n8911gf/

この話の

次の作品はこちら

『王太子に婚約破棄されて両親を殺した野蛮王に売られそうになった時、白馬の騎士様が助けてくれました』https://ncode.syosetu.com/n6878ix/


前の前の作品『傭兵バスターズ』元剣聖と悪役令嬢率いる傭兵団の冒険活劇https://ncode.syosetu.com/n3697jc/


この話の

前の作品はこちら

『天使な息子にこの命捧げます』https://ncode.syosetu.com/n9455ip/

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