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その36 余計なお世話
「はっ、結局付き合ったのか」
「うるせぇクソジジイ」
「山重もこんなクソガキでよかったのか?コイツ、クソ野郎だぞ」
私は何も言わず、佐々木の腕に抱きつく。
「はっ、結構なこった。はよ帰れ、クソガキども。目が腐る。今日の部活はナシだ」
「やったね!」
先生はため息をついた。その後わざとらしい咳払いをし、さも思い出したかのように、こう言った。
「そう言えば、先週から上映されてる映画、面白いらしいぞ」
「どーせ山重さんはポップコーンはキャラメル味で買うんでしょ?ガキ舌なんだから」
・・・ふんだ。私は佐々木の足を踏んだ。大袈裟に痛がる佐々木を尻目に、チケットを2枚買う。
ポップコーンと飲み物を持って、シアタールームに入る。席に座った途端、暗くなり映画泥棒が始まった。
「ギリギリでしたねー。あ、そう言えば山重さん、今お手すきですか?」
お手すき?私は首を傾げて佐々木を見る。
「えっと、その、手、繋ぎませんか?」
・・・ふふっ、私は佐々木の手を掴んだ。




