039●新たな命令
「それで、これから星間連合と行動を共にしろ、という命令か。奴らの母星に行けって、ストレートだな。」
「星間連合との合流についての詳細なデータが来ました。クルーの補充もあるということですね。」
「だが、艦艇数は同じだ。100隻ばかりでは、エンジェラムのオブザーバーということだな。」
「お嫌ですか、大佐?」
「そんなことはない。あの実力をもう一度見ることができる。軍人としては、ある意味、幸運だな。」
異なった文化を持つ者同士が接触すると、70パーセントの確率で争いになる。
かつて地球人と呼ばれていた我々の先祖もそうだった。
しかも、遺伝子が同じだとしても、いまや異星人同士。
これは戦いを避けることはできそうにないな。
グレッグ大佐の危惧がどうなるか、この時間軸で確かに知る者はいない。
ー時間軸を戻せ。当時の光景だ。
自説を思いついた、ドクター・ミヤシタは考える。
どうやったら、このメチャクチャな妄想を、もっともらしく広められるか。
恐らくまともな出版社からは無理だろう。
そうだ!あの出版社、トンデモ本を出してるよな!
よし、もう少し、詳しく設定して、持ち込み原稿の作成だ!
ーなあんだ、でっちあげなのね。わたしたちのこと、知ってるわけないよね。
ーやれやれ。こんなことに振り回されるなんて。
ーそろそろ、ルシファー、動くよ!
ーわたしたちも、行ってみなくちゃ!やっぱり、直接、みることは大切よね!
ーそうよね。コミュニケーションの基本だもの。




