↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
38/54

038●闘血鬼の習性

「考え方や行動様式も、随分と異なっています。例えば、食物にしても、そのほとんどがタンパク質です。」

クドーは解析結果を読み上げる。

「あの技術をもってすれば、調理は容易なはず。しかし、好んで生肉を食べているんです。」

「生のまま?消化吸収に時間がかかるぞ。非効率だろう?」

「メディカル・チームによると、胃腸に当たる部分に、我々テラトリアンと差異が見られます。生肉を摂取することで、ビタミンなどの成分も取り入れているようです。腸内細菌も特殊です。つまり、調理に時間をかけず、素早く栄養を吸収し、常に戦闘を続けられるような身体に進化したのではないか、とチームは仮説を立てています。」

「食事の仕方はどうなんだ?」

「刃物で獲物を切断してかぶりつく、というスタイルです。しかし、そこには秩序があります。上位者から順に食べ始め、下位者は上位者のおこぼれをもらう、という傾向が見られます。」

「上位者はどうやって決まるんだろうな?」

「現在のところ、我々テラトリアンが近づくと、本能的に自分より強いかどうかを感じるようです。下位者での比較観察では、こちらの歴戦の兵を近づけると、反抗的な態度を止めるものがいます。新兵との差は歴然です。」

「うーん。闘血鬼、トウケツキ、か。自称なのか?そこだけ、テラの一部地域の文字と発音が使われているというのも妙な話だ。」

「ええ、それなんですよ。どうも、彼ら彼女らの始祖の中の一人から、伝えられた呼び方として、脈々と伝わってきたようですね。最初の受信を無理やり文字起こししてみると、文中に闘血鬼と表示されました。」


あっ、本当だ!あの時は気がつかなかったよなあ・・・。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。