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ガダルカナル〜密林に消えていく星〜  作者: kazu
第二章 「激闘篇」
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6/14

「あいつ」

こんにちは!

今回毎日連載4日目ですがなんかもう1話だけキリよく投稿したかったので5話目を掲載します。

予定変更してすみません


穂馬兵長「その図に乗ってる感じがあいつに似ててムカツクんだよ。」

穂馬兵長は小嶋を背負投してそういった。

小嶋はなぜ背負投されたのかもそのあいつとやらも誰かわからない。

全てわかるのは穂馬兵長のみ。

しかし穂馬兵長は教えようともせず。

穂馬兵長「とっとと起きて警備してろ。俺の憂さ晴らしに付き合ってくれてありがとな。んじゃぁな。"一等水兵"」

とうとう穂馬兵長は何かが気に食わないのかとうとう小嶋と呼ぶこともやめた。

しかし小嶋は冷静に分析した。

あの時本当なら普通に自分のことを殺れたはずだ。

それもなにか恨みがあるならなおさらの話。

でもなぜか恨みの理由は話そうとしなかった。

だからこそ自分はなぜ投げられたのかがわからない。

まぁでも今考えてもキリがないと思い、警備に大人しく戻る。

小嶋「見てろよ…いつか仕返ししてやる…」

そう怒りを抑えながらも飛行場の方へ戻っていく。

そうやってあの事がありながらも結局時は過ぎていく。

1秒1分1時間と…

そしてやがて1日が過ぎる…


8月7日 ガダルカナル島

小嶋「ん…むにゃむにゃ…もう食べられねぇよ…」

現在ガダルカナル島は朝であり小嶋たちはまだ寝ていた。

その時足音がギシギシとなった。

穂馬兵長の足音だった。

穂馬兵長「おい、小嶋。ちょっと来いや。」

そして起こされた小嶋。

小嶋は今回こそ仕返ししてやると意気込み、ついていくと決心する。

小嶋「わかりました…行きましょう。」

そして隊舎から外に出てしばらく歩いた。

そしてまた砂浜への道を辿っていく。

スタッ…スタッとまだ暗い道を歩いていく。

そして砂浜に出そうなとき、小嶋は考えた。

小嶋「(今ならやれるんじゃないか…?)」

そう卑劣な考えをしてしまった。

そして実行する。

小嶋「穂馬兵長!覚悟ぉ!」

そして穂馬兵長の首元に手を回したとき。

穂馬兵長「まだまだだな。」

そう言って穂馬兵長は小嶋の手を払いもう一度背負投する。

今回は前よりも全力だった。

ドスンッ!と大きい音を立ててまた小嶋は倒れる。

小嶋「ぐはぁっ!…な、なぜ…」

小嶋は不思議でたまらなかった。

背中から襲いかかったのに気配を察知されたのかはわからないが防がれたからだ。

穂馬兵長「お前の攻撃方法は確かに戦闘を行う上では正しくて見習うべき戦い方だ。」

最初はなぜか穂馬兵長は小嶋の後ろからの攻撃を少し褒める。

しかし穂馬兵長は続けた。

穂馬兵長「しかしな、それは歴戦の兵士たちには通じねぇぞ。俺たちはいつでも後ろだけは神経を研ぎ澄まして警戒してるんだ。たとえ身内だとしてもな。」

歴戦の兵士らしく、そう語る。

しかし小嶋はつい怒りが爆発してしまい怒鳴る。

小嶋「な、なんなんだよあんたは!いきなり背負投はしてくるし!歴戦の兵士みたいな感じで上から目線してくるくせにあなたはなにをしたんだ!"民間人撃っただけか!!!」

その瞬間穂馬兵長の頭には激しく血が昇った。

穂馬兵長は拳を握りしめて言う。

穂馬兵長「貴様ぁ!俺のことを何も知らないくせに上から目線だぁ?よっぽどお前よりかは上の存在だ馬鹿野郎!!!!」

そしてドガッと小嶋のことを殴る。

あの中々怒る素振りを見せなかった穂馬兵長でも怒りが爆発した瞬間だった。

穂馬兵長「俺はな!中国戦線で民間人虐殺してた訳じゃねぇって言ってんだろ!話聞いてたのか!?あ!?」

穂馬兵長はストップが利かなくなっていた。

限界まで血が昇っており黙ってたことを全て吐いてしまう。

穂馬兵長「俺がお前にムカついてんのは中国戦線で共に戦って勇ましく死んでいった俺の戦友ににてたからだ!お前みたいな…お前みたいな奴があいつに似てるのが許せねぇんだよ!」

穂馬兵長はどうしようもないことに怒りを爆発させる。

だが仕方ないことなのだ。

戦争を経験してる人間にとって大切な人が死ぬというのは自分の生きる理由が減るのと一緒だ。

しかしそれなのにそれに似た人間が生きていると考えると怒りを感じるのは仕方ないことだと感じるだろう。

それが、"世界に一人しかいない"はずだった人間が目の前に中身が違う状態でいたら…

小嶋は何も言えなくなった。

穂馬兵長「はぁ…はぁ…お前は…俺が叩き直してやる…いつか俺を超えて今回の背負投を返してみろや…」

そしてスタスタとまた飛行場に戻っていく。

小嶋「いったいなんなんだ…てか…ここ、前と同じところでまたやられたのか…」

小嶋は今気づいた。

ここが前回投げ飛ばされたところと同じことを。

あの因縁の場所だということを。

小嶋「くそっ…仕返しするはずがなんで…てか…なんであんなに隠し通そうとしてたことをペラペラと話したんだろう…」

小嶋は疑問に感じた。

しかし疑問に感じてもキリがない。

そう感じた小嶋は少しずつ太陽が見えてきた海岸を背に、戻っていく。

今日もまた警備生活に、なるはずだった。


第五話 「あいつ」





はい!今回はとうとうあの「あいつ」について少し語られましたね!

穂馬兵長が小嶋に怒りやなにか「あいつ」と似てる感じを感じている理由は今後も少しずつ解明されるかもしれませんね!

それでは!また!

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