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ガダルカナル〜密林に消えていく星〜  作者: kazu
第二章 「激闘篇」
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5/15

「図に乗るな。」

マジですみません…

私の確認不足のせいで今は全て海軍に変えていますがもともと陸軍と書いていました…本当にすみません。

そこらへんをお許しいただき、これからもこの作品を応援していただけると嬉しいです…

あでも階級に関しては、皆さんがわかりやすいようにするために一等兵にしているだけであって一等水兵や兵長という階級を見逃してるわけではないのでそこは大丈夫です。

それではどうぞ。

1942年8月5日

我ら海軍警備隊はガダルカナルに駐屯していた。

もともとこの作戦は海軍が独断で始めた作戦なため陸軍は一切支援していなかった。

そもそも当時海軍と陸軍の仲は大きくヒビが入っており一応軍というものでは統一されているもののその中身は統一されていなかった。

穂馬兵長は陸軍出身の人間であり、そのまま海軍に転勤していた。

もともと転勤というのはないが一度陸軍を辞め、もう一度海軍に再入隊することはできた。

穂馬兵長はあのトラウマから中国を離れたいと思い、海軍に再入隊した。

穂馬兵長「はぁ、今日も警備警備か…もうそろ本土に帰りたいぜ…」

山田兵曹「そんな弱気なことを言うな穂馬兵長。そもそもそんな本土にいたいなら軍を離れた後にそのまま別の仕事につけばよかったではないか。なぜわざわざ軍に再入隊した?」

山田兵曹は疑問に思いそう穂馬伍長に聞く。

しかし返ってきた答えは意外なものだった。

穂馬兵長「別にどうでもいいでしょう…」

山田兵曹「なんだって?」

穂馬兵長は小さい声でそうつぶやきわざと山田兵曹に聞こえないようにする。

そして穂馬伍長は黙りながらどこかへ行った。

山田兵曹「どうしたんだ…いったい…」

山田兵曹は変に思いながらも、職務に戻っていった。

その日はとくになにもなく時は過ぎていった。


翌日


小嶋「ふぁ〜…今日も警備か〜…」

小嶋たちは隊舎で目覚めた。

いつも通り太陽が窓から自分たちを照らしている。

しかし"平穏"とは言えない。

中村「はぁ…最近は空襲も増えて困ったもんだぜ…よくB17がとんでくるもんだ…」

ここ最近の7月の後半はよく重爆撃機B17が飛んでくるようになっていた。

しかし本題の米軍の上陸部隊はいつになってもこない。

だからこそ皆油断している。

小嶋「なんか…おかしいよな…」

小嶋はそうつぶやく。

中村「あぁ…わざわざ重爆撃機飛ばしているのに…なんで上陸部隊をよこさないんだ…いらない火薬の消費か?気楽なもんだぜ…くそったれ…」

冗談交じりに言ってもやはり怒りは収まらない。

あの日からぐるっと平穏な日々は変わり、1週間に1回くらいのペースで空襲が来るようになっていた。

しかし空襲といっても最近は偵察が多い。

小嶋「へへ、冗談言ってる場合か…もう…いつ来てもおかしくない気がするんだ…俺…」

小嶋は少し恐ろしそうにそう言う。

中村「こ、小嶋…俺…」

ガチャン!

そう何かを言おうとした時に扉がいきなり開き、軍曹が来る。

山田兵曹「おう、お前ら早く起きろ。飯だ。」

小嶋、中村「はい。」

そして二人とも起床し、外へ出る。

外に出ると皆飯盒に炊かれた飯を食べており、自分たちの分も誰かが作ってくれていた。

穂馬兵長「今起きたのか…ほれ、早く食わないと冷めるぞ…」

穂馬兵長が気を利かせて作ってくれていたのだ。

しかし小嶋たちは不思議だった。

あれだけ自分たちを嫌々しくしていた穂馬伍長がいきなり親切にするなんておかしいと思っていた。

小嶋「なんですか?僕たちを舎弟にでもしようってですか。嫌ですよ?」

穂馬兵長「ハハッ、面白い冗談を言うな〜。でも外れてるぜ〜。別にお前らみたいな素人(しろうと)を舎弟にしても役に立つかわからねぇからな〜。」

穂馬伍長は小嶋たちを酷評する。

中村「なかなかひどいことを言いますね…ハハッ…」

中村は苦笑いするしかなかった。

山田兵曹「ははっ、冗談を言うのはいいが早く飯を食え。冷めるぞ。」

山田兵曹は小嶋たちをフォローするためにあえて冗談だと決めつけ飯に話を切り替える。

山田兵曹は長年の海軍軍人で軍人といえばすごく厳しい印象だが山田軍曹はとても親切で信頼できる上司的な立場だった。

小嶋「そうですね…それじゃあいただきますっ…!」

そして二人ともガツガツがっつき一瞬で食べ終えてしまった。

そして飯を食い終わりいつも通り警備にあたっていた時に、小嶋は穂馬兵長から話しかけられる。

穂馬兵長「おい、小嶋一等水兵。」

いきなり穂馬兵長から話しかけられた小嶋は驚く。

小嶋「ひ、ひゃい!?…なんですか。」

恥ずかしい声を聞かれた小嶋は顔を赤くしながらそう聞く。

穂馬兵長「ハハッ!そんなみっともない声出して〜。まあまあこのことは広めねぇから安心しろや。…それよりも、ちょっとついてこい。」

小嶋はそう言われ、大人しくついていく。

そして少し歩いて着いたのは、"砂浜"だった。

小嶋「なんですか?こんなところ連れてきて…まさか僕のこと殺しでもするつもりですか…?」

小嶋は冗談交じりでそう言う。

穂馬兵長「ハハッ、その年で結構すごいこと言う。」

小嶋「バカにしてるんですか?これでも僕は19歳ですよ。」

小嶋は「その年」という発言に少しバカにされたと感じそう反論する。

穂馬兵長は話す。

穂馬兵長「いやいや別に馬鹿にしたいってわけじゃねぇしお前のことを下に見てるってわけでもねぇ。ただ…」

穂馬兵長はその瞬間小嶋の喉元のほうに手を回す。

小嶋は油断していたためその手を払いきれずあっさりと襟をつかまれる。

そして穂馬兵長は言う。

穂馬兵長「ただ…お前のことが"ムカツク"だけだ。」

そして穂馬兵長は小嶋の腕をつかみ背負投をする。

ドサッ!という音とともに小嶋は空を見ている。

小嶋「あれ…俺…なんで空見てんだ…?」

一瞬のことに小嶋は戸惑い、記憶喪失のようなことを言い出す。

穂馬兵長「バカ野郎。俺がお前のことをムカツク理由を教えてやる。それはな、」

穂馬兵長はその理由を話す。

穂馬兵長「お前のその"図"に乗ってる感じがあいつに似てて気に食わねぇんだよ。」


第四話 「図に乗るな。」







今回結構穂馬兵長を主軸に描いてみましたがどうでしたでしょうか!?最後の"あいつに似た"という発言は今後解明されていきます。

次回もお楽しみに!

明日2026年7月2日第五話掲載

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