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作戦決行


「さて本格的に問題を解決するとしようか。ナルベア、地図の作成は?。」


朝食が終わりゼラがそう言う。

サリアはベッドで横になり夢の中である。

サリア以外はゼラの近くに集まっている。


「6割ほど完成しています。ですがワームの発生した箇所は調べられなかったり細かい魔物の生息範囲などはまだですが・・・。」


そう言って机に地図を広げる。


「それで問題ない。んで地下に続く洞窟はどのぐらいあった?。」


「全部で3つです。そのうち1つは集落の近くですがサリアが埋めたのので2つですね。一つはワームが発生した付近。もう一つはワーム発生地点からすこし南へ向かった先ですね。他に怪しい場所は見当たらずこの二つ洞窟には異様な瘴気が立ち込め魔物が多くいました。」


「んじゃワームの場所だな。早速行くとするか。メンバーはサリアを除いたアリシア達とシス達にリエも同行頼めるか?。」


「うん。準備は出来てるよ。皆やる気はあるからいつも以上の実力が出るよ。一人除いて。」


「まぁそこは任せろ。ヌゥ。」


ベッドで横になって寝ているヌゥに話しかける。


「なにぃ・・・。私眠いの・・・。」


「今からやる仕事が終わったら1週間は寝てても構わないぞ。」


「・・・。ほんと?。」


パチっと目を開け聞いてくる。


「ああ。なんならおやつにクレープに朝昼夜の3食もつけてやる。」


「やる!!。」


「え・・・。いつの間に餌付けしたんですか先輩・・・。」


「え?。別にたまに作って与えただけで物凄い食いついてきたからな。特にクレープの食いつきがえぐい。」


「クレープは至高の食べ物!!。あれは睡眠と同じ価値がある!!。」


「今度私も作ってみようかな・・・。」


落ち込んでいるリエを無視してヌゥはゼラに何をすればいいか聞いてきた。


「まず洞窟の通路拡張を頼みたい。戦闘は一切しなくて構わないか崩れないようにするのも頼む。


「それぐらいなら任せて。ただシスさんの最大火力を出された時は流石に保証出来ない。」


「構わないよ。それじゃ皆を集めて行くとしよう。防衛はサタンとヘーゼナルボ、ダークエルフ達とベリアナ達で何とでもなるはずだからな。」


「しかし寝なくて大丈夫ですか?。」


ナルベアが心配になって伺う。


「そうですね。サリアと同じ状況であれば眠いはずでは・・・。」


リエ以外がそう思う。


「ん?。いやそこまでまだ眠くない。だが探索中に仮眠するからその時になったら頼むぞ。」


「先輩は3日程度であれば集中力切らさずに起き続ける狂人なんで気にするだけダメですよ・・・。」


「酷い言い方するなよ。」


ゼラは笑いながら言う。

リエは苦笑いする。


「まぁとりあえずエルヴィア・マーカルアはここで防衛を頼むな。」


「ええ・・・。それは理解しましたが・・・。一体何をするつもりですか?。」


向かい側に座っているエルヴィアは見えない話し合いに探りを入れる。


「え?。なにって邪神討伐だが?。」


「え・・・。」


エルヴィアはゼラがさらっと言った事に驚き止まる。


「普通はそうなりますよ。」


サタンは苦笑いをして同情する。


「サタン!!。止めなくていいの!!。」


バンっと机を叩き立ち上がり言う。


「止めるもなにも・・・。私は目の前で邪神を討伐してるのを目撃しているので止めようがないんですよ・・・。」


「え・・・。本当に・・・。」


「別に信じなくていいさ。さて好きなようにやらせてもらうぞ。サリアは起きたらサタンが指示してくれ。」


「はい。お気お付けて。私はいざという時に備えておきます。」


「ああ。頼りになるよ。」


「はい!!。」


そう言ってゼラが出て行く。


「では私達も行きますね。サリアの事は頼みますよ。」


「お任せ下さい。ちゃんと見ておきます。」


「では失礼します。」


「エルヴィアさん。帰ったらまたお話しましょうね。」


そしてサタンとエルヴィアと寝ているサリアだけになった。


「・・・。」


「大丈夫ですよ。」


「けど・・・。」


「正直な話をすると邪神相手はここにも戦力を残しておくようにって言われてるんです。」


「と言うと?。」


サタンはソファーに座る。

その前にエルヴィアも座る。


「邪神戦闘中は必ず魔物がここに攻めてくると予想されています。」


「理由は?。」


「ここに封印されている物に関係するんじゃありませんか?。」


「・・・。なぜ・・・。」


エルヴィアは警戒する。


「邪神の体か力の一部がある。」


「・・・。そうなのね・・・。話さなくても既に調べ終わっている・・・。」


「ええ。ゼラ様も夜中の内に報告が終わっています。それに邪神もどんな邪神かもゼラ様から伝達済みですよ。」


「その邪神は?。」


「アンラ・マンユ。全ての悪の根源そものもの邪神。違いますか?。」


「・・・。そう。そこまで知られているのね。」


諦めたのか話を始める。


「アンラ・マンユは私達の先祖は最初は神として拝めてた。けどいつからか逆の結果の災厄にしかならなくなり実体を表した時、災難を現実化させる邪神として降臨した。そして英雄がこの地の地下に封印し、ここに集落を作り管理と観察を続けたのが私達のダークエルフ。けどここ数年で瘴気が濃くなって復活の予兆が見え、更には集落を魔物に襲撃されて今の状態になっているの。当時の勇者でも倒すことができずに封印し力を切り離す事しかできずに終わったのに本当に倒せるの?。」


「ゼラ様なら倒してみせます。現実では不可能な事ばかり提案しそれを現実化させてきたゼラ様なら。きっと成し遂げてくれます。」


「サタンがそう言うなら信じてあげる。」


「ですが万が一があります。なのでその為の準備はしますよ。」


「これもゼラさんの提案?。」


「そうですよ。もし異常事態が起きたら拠点に全員集めてください。そして転移でこの場から離脱します。」


「この拠点ってどこまで高性能なの・・・。」


「そこで寝ているサリアさんに起きてから聞いてみたらいいかと。」


すやすやと気持ち良さそうに眠るサリアであった。


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