役割
集落外周付近。
ゼラはシルヴィアをスィーナから貸してもらい結界をより強固にする為に各所に術の仕込みをする。
その時に連絡用のメモにナルベアが情報を流してくる。
「・・・。ナルベア達が苦戦してるか・・・。」
連絡用に作ったメモに情報が書かれている。
「数が膨大な黒いワームの魔物ねぇ・・・。攻撃時のみ実体を表しその時に撃破可能・・・。これアビスワームじゃないか?。とりあえず撤退するようにっと。さて急いで結界を完成させてしまわないとな。」
そして急ピッチで作業を進める。
「マスター。こっちは終わったよ?。」
「こちらもです。」
「こっちもだよ。次は?。」
三人が作業を終えゼラの元へやってきた。
「悪いがナルベア達の援護に向かってくれ。もしアビスワームなら攻撃は駄目だぞ。」
「分かった。行くよ。」
「「はい。」」
「さてさっさと仕上げてを終わらせなないとな。シルヴィア頼む。」
「ワン!!。」
そう言って場所を指示し到着したら作業をし結界を完成させる。
作業時間は30分。
移動に20分の計50分が経過している。
「よし。」
結界が作動し中の空気が浄化されて正常な綺麗な空気に変わる。
瘴気も病原菌も消滅している。
「なんとかこれで一時凌ぎの結界は完成っと。」
アイギスの結界
範囲内の状態異常の根源を消滅させ正常に戻す。
外からの敵対勢力の侵入を禁止する。
全ての攻撃は外と内側どちらとも全て無力化する。
「よし。正常に作動したな。」
「マスター。」
援軍に行ったシス達とナルベア達全員が無傷で帰還しゼラの下へ集まった。
そして他の作業をしていたリエも一緒に来ていた。
「うし。誰もかけてないな。」
「申し訳ございません。」
ナルベアが真っ先に謝る。
「気にするな。それでどうだったシス?。」
シスに状況を聞く。
「アビスワームで間違いない。私達じゃ太刀打ち不可能。」
「やっぱりか・・・。面倒だなぁ・・・。」
「あの・・・。そのアビスワームって言うのは・・・。」
セフィリアが恐る恐る聞いてくる。
「だるい。」
「だるい・・・?。」
ルビニアが首を傾げる。
「ダメージを与えると増えるんだよ。」
「「「「「え?。」」」」」
シス達とリエ達以外は驚く。
「え・・・。あの物凄く面倒くさい敵いるの・・・。」
「間違い無いですよ。」
「そうだね。」
リエは物凄く嫌な顔をする。
「とりあえず暫くは放置かな。」
「え?。大丈夫なんですか?。」
「特性でその場から動けないんだよ。追ってこなかっただろ?。」
「そう言えば・・・。」
「とりあえず監視役にシスとアウラとスィーナ達で交互に休憩しながら頼む。」
「ん。任せて。」
「では私から行きましょうか。」
「ん。私とスィーナは休んで次私でいい?。」
「僕が最後だね。取り合えず拠点の手伝いに行ってくる。」
「私も。」
そういって三人はそれぞれ自分のやるべき事を進んで行動を起こす。
「良いのでしょうか・・・。」
「ん?。ああ。シス達の事は心配するな。それじゃベリアナ達も拠点の手伝いを頼めるか?。」
「はい。分かりました。」
「了解です。」
「行きましょう。」
「あ。待ってくださいよ。」
四人も拠点へと向かう。
「・・・。」
「ナルベア?。」
「あ・・・。申し訳ございません・・・。」
明らかに落ち込んでいる。
「気を落とすな。何事も完璧なんかありえないからな。」
「ですが・・・。」
「じゃ罰としてこの辺りの地図の作成を頼む。集落の立地や周囲の地形等をまとめくれ。」
「そんな事でよろしいのですか?。」
「そんな事じゃないぞ。ちなみにこの集落周辺10キロは地図にまとめて欲しい。期限は3日な。」
「分かりました。急ぎ取り掛かります。」
そういってキリッとした顔をし準備をする為に拠点へと向かう。
「じゃルビニアはナルベアの護衛と手伝いを頼む。」
「分かった・・・。いこ・・・。」
「はい。では失礼します。お父様。」
ルビニアとメディアも拠点へ向かう。
「リニとチベルネは集落の見張りを頼む。夜には交代要員も出すからそれまでは頑張ってくれ。」
「心得た。行くとしようか。」
「また一杯来ないかな?。」
「まったく・・・。少しは自重してくれよ?。」
そういって二人は二手に分かれて見張りをすぐに開始した。
「サリアは俺と一緒にアイテム作りだ。」
「分かりました。」
そういってゼラの横に寄ってくる。
「リエはしばらく指揮を頼めるか?。」
「分かったけど具体的には?。」
「拠点の建造の指示と調理の指示に相談等を出来る限り。何か困った事が発生したらすぐに俺を呼んでくれ。後はダークエルフの・・・え~誰だっけ?。エー何とかさんとの話し合いも基本任せる。」
「エルヴィア様ですよ。ゼラ様。」
「そうそう。そんな名前だったな。」
「本当に興味が無いんだね・・・。」
リエは少し苦笑いをする。
「取り合えず頼むぞリエ。」
「うん。任せて。出来る限りやってみる。」
そういって拠点の方へ走っていく。
「じゃ俺らはアイテム作りますか。頼むぞ。」
「はい!!。」
そういって辺りを整地し錬金術が出来る環境を整える。
「じゃまずダークマターを9999個作る所から始めようか。」
「・・・。気のせいですか・・・。」
「気のせいじゃないぞ。さ。ちゃっちゃと作るぞ。」
そして地獄の錬金術の序章が始まった。
素材はゼラが必要数持っているので無くなり次第補充されていく。
「お・・・終わった・・・。9999個作れた・・・。」
「よし次はホーリーミストを9999個な。」
「・・・。はい・・・。頑張ります・・・。」
そしてホーリーミストが9999個完成する。
ホワイトミスト
聖なる霧が入ったボトル。
魔物を怯ませダメージを与える。
「うしうし。全部品質高品質だな。」
「お・・・終わりでしょうか・・・。」
魔力が増えて自然回復で補えるようになったとは言え精神と肉体的に疲労がかなり溜まっているサリア。
かれこれ三時間錬金術を通しでやっている。
「うし。サリアは休んでて良いぞ。」
「え?。でも・・・。」
「この後またこれと同じような作業残ってるから食事やトイレやらやってきなさい二時間だけだけどな。」
「分かりました・・・。」
そういって少しふらつきながらも拠点へと向かっていく。
「さてさて。俺はこれらをまとめていかないとな。」
そういってダークマターとホーリーミストを99個を錬金術でまとめる。
出来上がったのは無の結晶。
「うしうし。これを99個っと。」
そういって完成させる。
「んでこれと破滅の粉と合成して・・・。」
作業自体はそこまで長いものではないが魔力の消費が大きく自然回復より消費しているので体が重くなっている。
そして出来上がったのは破滅の結晶。
破滅の結晶
投げて相手に最大HPの半分を割合ダメージで与える。
ボスには無効。
「さて出来上がったぞ。俺も少し休むか。」
そういってサリアが休憩から戻ってくるまで体を休める。




