集落周辺状況
集落の外。
ゴブリンやオークが大量に湧いて出てくる洞窟を発見したサリア。
「これはもう蓋をしておいた方が良いよね。」
そう言って炎と水の最上級魔術を唱える。
デュアルマジック
異なる2つも魔術を唱えることが可能になる。
サリアはこれを習得して間もないが完全にものにして現在は最上級の魔術2種を同時に唱え発動出来るようになった。
「フレイムバスター、ハイドロバスター。そして合わされ爆発しなさい。」
炎の強さに対して水が弱めになっている為、
水蒸気爆発が発生。
大きな爆発音とシューっという水蒸気の音が響く。
洞窟は爆発で埋まり周囲に居た魔物は全て跡形もなくなっている。
「これぐらいでいいかな。」
「サリア。」
チベルネが駆け寄ってくる。
「そっちは?。」
「大丈夫だ。集落周辺の魔物は粗方数を減らしたから問題ない。リニも楽しそうに一人で乱射してるよ・・・。」
「そう・・・。」
サリアは少し顔が強張る。
「こっちも今湧き出してた洞窟を飛ばしたところ。」
「見れば分かるが、もう少しやり方があったんじゃないか?。」
「急いでるから仕方ないよ。多少の被害はね。」
そういってニコニコしながらその場を後にするサリアとそれを追うチベルネ。
「そう言えばゼラ様は?。」
「結界の修復と補強をするらしい。」
「分かったわ。じゃ私はナルベアの所に向かおうかな。」
「行く必要は無いと思うが、まぁ様子見を兼ねて行こうか。」
「反応は・・・。あっちかな。」
そう言って進んで行く。
一方ベリアナ達はゼラの補助魔術でステータスが伸びている状態で魔物を狩っていた。
「はぁ!!。」
「そこ!!。」
「パリングバリア!!。」
「タイミングバッチリ!!。貰った!!。」
ベリアナが突っ込み前衛を努め、リューニャは的確に弱点に矢を当て、フローディアは状況に応じてパリングバリアを使い隙を作ったり傷を癒したりながら三人で連携しながら確実に一匹づつ仕留めている。
「ふぅ・・・。終わった・・・。」
「流石に緊張した・・・。」
「貰った武器が強くて助かりましたね・・・。」
ベリアナは少し短めの紅い直剣を2本の双剣、リューニャは軽くて扱いやすいのに威力が高いのに魔術の媒体として使えるロングボウ、フローディアは重量が有り少し白く輝いている大きいメイスで戦っている。
どれも高性能で市販の武器とはかけ離れた性能をしている。
サリアと素材と武器を作った後にリューニャの弓に魔術の媒体にならないか弓に杖をぶち込んだ結果弓なのに杖という魔導弓とは違った特殊なユニーク武器が完成してしまった。
そして武器を装備する為に事前に最上級の職に上がっている。
ベリアナは双剣士、リューニャはスナイパー、フローディアはプリーストになってかなりの数のゴブリンを討伐しレベルが70まで上昇している。
「しっかし・・・。」
ベリアナはそう言って一人で戦闘しているセフィリアの方を見る。
ゴブリンを一瞬で縦に真っ二つに斬っている。
抜刀の速度が尋常じゃなく早く見えない。
軽剣士から侍になった時に彼女の才能が開花した。
抜刀術10
刀専用のスキル。
抜刀での攻撃の威力と抜刀速度を劇的に向上させる。
刀術10
刀がどれだけ扱えるかのレベル。
10は極めた証。
刀専用スキル霞が解禁。
刀装備時に威力が劇的に向上する。
抜刀術を使用する場合には威力では無く抜刀速度が上昇する。
剣豪2
刀術の上位スキル。
刀術の効果に更に以下の効果が追加で発生する。
抜刀術の速度を更に上昇させる。
刀装備時に威力が更に上昇する。
習得方法は才能でのみ。
秘剣・霞
目では捉えられない光速の斬撃を放つ。
相手との俊敏が高い場合のみ最大30連まで放つ事が出来る。
「この刀・・・。本当に凄い・・・。」
ゼラから貰った刀は白露。
ゼラがコレクションでゲーム内で集めていた限定武器の一つ。
高難易の期間限定イベントでのみ入手可能。
確立が低く所得しているプレイヤーは全体の数%と多くない。
長さは75cmと長めで重さは2kg、柄部分は白く白銀色の刃が美しい刀。
鞘には草木に置いて白く光って見える露を表すかのように美しく描かれている。
ユニーク装備で抜刀術に特化した性能になっており、
抜刀術の速度上昇と威力上昇に自動修復が合わさっている。
刀はかなり消耗が激しい武器であり雑魚戦で使うのはかなり勿体無いぐらい継続戦闘能力が無い。
しかし白露は壊れるか折れたりしない限りは時間経過で切れ味や耐久力は回復する。
ティルフィングより回復性能は下がるがそれでも通常戦闘でもずっと戦っていられる程である。
しかし抜刀術よりも普通に構えて戦う方が人気が高い為この武器で戦う人は少なかった。
「もっと・・・。敵は何処・・・?。私はこの子の性能をもっと知りたい・・・。」
そう言ってゴブリンだけでは終わらずオークですら一人で倒してしまう。
一瞬で足を斬られ体勢を崩されそのまま首を刎ねる。
そして気付く。
オークの後ろにあった岩が横二つになっている事に。
「・・・。本当に凄い・・・。ゼラ様に感謝しなきゃ。」
「凄いね。」
リューニャはセフィリアに近付き抱きつく。
「うん。この武器凄い。」
抱きつかれるのに慣れている為気にしないセフィリア。
「いやセフィリアも凄いんだよ。武器を完全に操っている。もっと強くなったらチベルネさんとも対等に戦えるんじゃないかな?。」
「今度手合わせお願いしてみる。」
「じゃもっと数を相手に連携を意識して戦っていこ?。」
「いいですね。やりましょうか。」
「前衛は私、近中距離で臨機応変に動くセフィリア、中遠距離にリューニャとフローディアが援護の形で大丈夫?。」
そう言って四人は次々と魔物を狩り続ける。
「メディア・・・。調子良さそう・・・。」
「はい。ルビニアもいいみたいですね。この調子でどんどん行きましょう。」
「二人共少しペースが速いです。もう少し落としてください。私が追いつくので精一杯です。」
ルビニアとメディア、ナルベアは三人でまた違う方向の魔物の殲滅をしていた。
速度はチベルネとサリアより早い
ルビニアとメディアは連携をしながら隙を見せずに確実に弱点を狙い仕留めていく。
ナルベアはその二人の補助をしつつ二人に守られるぎりぎりの距離を保って追いかけている。
「この辺りも問題なさ・・・」
ナルベアがそう言おうとした次の瞬間地響きが発生。
「何か来ます。」
「ですね。補助魔術をかけ直しますね。」
ナルベアはオールアップ、リミットガード、ホーリーエンチャントを全員に施す。
そして地面から出てきたのは黒い影のようなワーム。
「私とメディアで前衛やる・・・。ナルベアは指示お願い・・・。」
「分かりました。私はリニ達に一応救援を呼びましょう。」
そう言ってアイテムボックスから赤い煙弾を打ち上げる
ルビニアとメディアが攻撃をする。
しかし攻撃は当たらず空振りする。
「ん・・・?。」
「不気味ですね。」
そう言ってメディアがクロスボウを放つがそれも当たらす抜けていく。
「エンチャントの属性攻撃も効いていない?。」
ナルベアは考える。
物理と魔力と属性攻撃が全て効果がなかった。
考えられるのは本体が別か元々実体を持たない魔物。
そう考えていると黒いワームが攻撃してきた。
口を開き黒い光線がナルベアの方へと。
「今は考え中ですよ。」
パリングパリアを使い反射する。
すると反射した攻撃が当たった。
「え?。あ。そうゆう事ですか。」
ナルベアは今のである程度理解をした。
「ルビニア。攻撃した瞬間に攻撃してください。そうすれば攻撃が通りはずです。」
「分かった・・・。」
そう言ってワームの攻撃を誘いメディアと同時に攻撃をする。
するとワームが苦しみ暴れる。
暴れている最中も攻撃をする二人。
ここからは一方的になり黒いワームは消えた。
「終わり・・・。」
「攻略法が分かれば楽ですね。」
「お疲れさ・・・まだ出てくるみたいです。」
そう言って地響きが起こる。
さっきよりも大きい地響き。
そして現れる5体のワーム。
「流石に多い・・・。さっきの戦いは無理・・・。」
「仕方ありません。回避に専念して地道に削り援軍を待ちましょう。」
「分かりました。では私が前衛。ルビニア様はナルベア様をお守り下さい。」
「分かった・・・。いつも負担かけてごめんね・・・。」
「お気になさらず!!。」
そう言って時間稼ぎの戦闘が始まる。




