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新しい武器


「ただいま。マリオンさん。」


「あれ?。もう帰ってきてたんですね。お帰りなさい。」


ギルドに入り受付のマリオンに声をかける。


「いきなりで悪いけど不滅の訓練所借りていい?。」


「はい。構いませんよ。ギルドカードを。」


そう言って渡す。


「ブラックカード・・・。」


「おう。そうだぞ。ガンガオと同等レベルの権限持ったぞ。」


「ふふ。ゼラさんは凄いですね。」


そう言って登録を済ませて返してくれる。


「おう。じゃ借りるな。」


「はい。ごゆっくり。」


そのまま訓練所の場所へ行く。

中に入ったら中心でティルフィングを取り出し置く。

そして魔法陣を描いて真ん中に置く。


「確認確認っと・・・。」


名前:ティルフィング

過去に王都を最悪の悲劇に陥れた最悪の魔剣。

精神操作と魅了で装備者を操り命を捕食する。

強力な再生能力も持っている為完全破壊は不可能。

意思を持っており装備者の戦闘の勝利等の望みを叶えるが対価として装備者の命を食らう。

神が危険物と認定し封印され現在に至る。

それでも強力な精神支配が残っていて自分の封印を解こうとする。


スキル;魔剣・剣術付与10・精神支配10・魅了10・自己修復10・浮遊10・捕食・封印10


魔剣

人や神族に対して1.5倍の特攻ダメージ。

ただし装備者のHPが徐々に減っていく。


剣術付与

意思がある剣の能力。

生前の剣術の腕前でレベルが変わり付与の性能も直結している。

付与するには信頼、支配のどちらかの状態が必要。


精神支配

他人の魔力に干渉し相手の精神を支配し操る能力。

レベルが高い程強力で思うがままに操れる。

ただし効果が発揮するのは魔力値が1万以下の生物のみ。


魅了

相手を魅了して思うがままに操る能力。

中毒症状にし使用した術者無しでは生きていけなくなる。

レベルが高い程対象を増やすことが可能。

ただし効果が発揮するのは魔力値が1万以下の生物のみ。


自己修復

一部の武器が保有しているユニークスキル。

壊れても一定時間で自己修復する。

レベルで修復時間が変わる。


浮遊

自分の意思で魔力を消費して宙に浮いて移動が出来る。

意識を持っている武器が所有しているスキルの一つ。

レベルが高い程素早く動く。


捕食

倒した相手の魂を喰らい強くなるユニークスキル。

成長限界は無く喰らえば喰らうほど強くなる。

ただし低い相手を喰らっても性能値はかなり低い。


封印

武器の性能を縛る呪いの一つ。

レベルが高い程性能を縛る能力と解除に必要な魔力量が強化される。



「取り敢えず封印解いてみるか。」


そう言って魔法陣を起動させる。

生物以外の物をその場で固定化させる重力の魔術フィクサテが発動する。


「・・・。我を呼び起こしたのはだ・・・って動かぬ!?。」


ティルフィングが喋り動こうとしているようだが固定化されているため一切動かない。


「ふぬー!!。んぬー!!。・・・。動けない・・・。誰かいるのだろ!!。我を助けよ!!。」


ゼラは一切反応しないで観察を続ける。

それから数分後。


「はぁ・・・。はぁ・・・。なんなのだこれは・・・。」


微動だに動かない自分に疑問にしか感じない。


「まさか・・・。これが新しい封印か!!。嫌だ!!。こんな生殺しは嫌だ!!。それならまだ眠って封印されている方がましだ!!。誰か!!。誰かおるのだろ!!。」


「・・・っぷ・・・。」


笑いを堪えきれず笑ってしまう。


「なんじゃ!!。居るではないか!!。」


「あ~。面白いわ~。必死すぎ。」


笑い続けるゼラ。


「う・・・うぅ~!!。」


ティルフィングは恥ずかしさと怒りがこみ上げる。


「取り敢えずこれを解け!!。お前を切り刻んでやる!!。」


「あ?。そんな事言っちゃうんだ~。」


「何がわ・・・る・・・?。」


ティルフィングの刃の部分がバキバキと音を立てて崩れ落ちる。


「い・・・。」


「い?。」


「痛いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!。」


痛みを感じるのか物凄い痛がる。


「痛い痛い!!。なんで!!。なんで我の刃が崩れ落ちた!!。」


「なんでって?。そりゃブレイクって言うアイテム破壊魔術を使用したからじゃない。って結構すぐ元に戻んだね。凄い凄い。」


「え・・・。ふ・・・ふん!!。当たり前だ!!。このぐらい直ぐに元通りだ。」


「じゃ次は粉々にしてみよう。」


「はえ?。」


パーンっとティルフィングが粉々になる。

数分後に粉が集まってきてティルフィングが元に戻っていく。


「な・・・ななな何をしたのじゃ!!。」


自身に予想外な痛覚と気持ち悪さで冷静な判断ができなくてってきたティルフィング。


「おう。まだ元気だな。じゃ次は100回ぐらい壊れようか。」


「まっまって!!。」


ティルフィングの静止は無視されて100回粉々になったり、ねじれたり、曲げたりさせて壊しては元に戻るまで観察を繰り返した。


「あ・・・あぅ・・・。」


「まだ再生出来るか。原理も魔力修復だし魔力が無いとダメみたいだな。よし次は持ってみよう。」


そう言ってティルフィングの固定化を解いて持つ。


(今じゃ!!。)


しかし精神支配も魅了も防がれる。


「よ~し。魔力を込めるぞ。」


そう言ってありったけの魔力を込める。

ティルフィングが震え崩壊していく。


「ひぃぎぃいいいいいいいいいいい!!。」


「あ~。やっぱ無理か。」


そう言ってティルフィングを地面に置く。

暫くすると元通りになっていく。


「ん~。やっぱ魔力を込めると壊れるな。やっぱ向こうと違って適正がある武器以外は使用不可能どころか壊れる可能性もあんのか?。」


ゼラは一人で情報を記録していく。


「はひ・・・。なんなのだ・・・。今の魔力は・・・。」


「おう?。大丈夫か?。」


そう言って手に取って確認してみる。


「お・・・お主は一体何者だ!!。」


「俺?。ゼラ。覇王って呼ばれてる。」


「ゼラ・・・。うむ。良い名だな。」


「そう?。取り敢えずお前は再封印するか。」


魔法陣の準備を始める。


「まってくれ!!。」


ティルフィングが引き止める。


「ん?。」


「再封印するのか!!。我を!!。」


「うん。あ。存在自体を無かったことにしてもいいぞ。」


「え?。」


ティルフィングが驚く。

破壊ではなく存在が無かったことにするっというのがどうゆうことか気になる。


「難しい事じゃない。お前を材料として錬金術で別のモノに変えるんだよ。」


「そんな事が出来るわけが・・・。」


ティルフィングが声を震わせながら言う。


「それが出来るんだよ。ワールドアルケミスだからな。」


向こうでは実際ユニーク武器をユニーク武器の素材として使えば最低品質がその武器の品質に固定される為に最高品質が作りやすいのでガチ勢は全員やっていた。

乗り換えもその方法でやっていたので品質劣化は無い。

ただし最上位の武器からユニークを作る等のランク違いの場合は確定で最低品質となる。


「聞いたことが無いな。仮に出来たとして我はどうなる?。」


「さぁ?。意思を持つ剣を素材にして出来た武器とかやった事ないし。意思が無くなってただの強い武器になる、意思を持った別の武器になる、失敗してダークマターになるのどれかじゃないかな。」


「ふむ・・・。面白いな。よし。やぴ!?。」


ティルフィングが粉々になる。


「偉そうに言うなよ。俺嫌いなんだわ。」


何回も何回もまた粉砕にする。


「ごめんなさいごめんなさい・・・。もう言いませんから砕くのは止めてください・・・。」


精神的に追い詰められているティルフィング。

性格も高飛車から忠実で礼儀よくなった。


「よろしい。っで?。やるのはいいけど責任は取らないぞ。」


「お願いします。生まれ変わりたいんです。新しい私になりたいんです。もう一人は嫌・・・。」


急に声のトーンが下がる。


「まぁお前が過去に何をやらかしたかは知らんし孤独もお前が悪いから何も言わん。だが変わりたいならやってやるよ。」


そう言ってゼラは魔法陣を描いていく。

そしてオリハルコン、傷無し最高品質のエメラルド、オールドエントの樹液、神木を魔法陣に置いていく。


「・・・。あのこれってどこで・・・。」


「気にするな。じゃやるぞ。」


そう言ってティルフィングも魔法陣に置く。

そして魔法陣が光って全てがティルフィングに集まっていく。


「おし。完成。」


聖魔剣ティルフィング


ゼラの手によって新しく生まれ変わったティルフィング。

聖剣の特攻と魔剣の特攻を兼ね備えた剣。

見た目もどす黒い見た目から一心され新品の綺麗な大き目の長剣になった。


「見た目はさっきのまんまだが新品になったな。」


「・・・。」


ティルフィングは何も反応しない。


「ん~?。やっぱり意思は消えたのかな?。」


握って振ってみる。


「あれ?。問題ない?。」


違和感が無く威力もある振り。

適正が無いと出来ない事が出来てしまった。

神眼でティルフィングを確認する。




名前:ティルフィング

過去に王都を最悪の悲劇に陥れた最悪の魔剣がゼラによって生まれ変わった。

精神支配と魅了を失ったが性能が未知数。

装備者がゼラに限り聖剣術を付与出来る。


スキル;聖魔剣・剣術付与10・聖剣術付与1(限定)・自己修復10・浮遊10・捕食・契約


聖魔剣

聖剣と魔剣の効果を持った剣が保有するスキル。

全ての生命に対して特攻ダメージ。


聖剣術付与(限定)

限定の装備者が装備した時のみ効果が発動する。


契約

主人となる者と契約した証。

主人以外に装備が不可能になる。



「清々しい気分。こんな気分が晴れたのはいつ以来だろ・・・。」


しみじみと話出すティルフィング。


「意思持ってんのか。」


「はい。これから宜しくお願いしますね。」


「じゃ少し試し切りをしたら帰るか。」


そう言って的を用意して暫く楽しんだ。


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