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祝宴

時間は少し経過し日が落ち暗くなった。


「ん・・・。んあ・・・。ん?。」


「おはようございます。」


目覚めると髪と目が真っ白になったサリアが添い寝をしている。


「・・・。どちら様?。」


「え?。サリアですよ?。まさか疲労で記憶が!!。」


「・・・。ほれ。」


手鏡を渡した。

サリアは自分の白くなった髪の色に驚き止まる。

ゼラは神眼で確認すると種族がエルフからエイシェントエルフに変わっていた。


「これは一体・・・。」


「種族進化だな。おめでとう。今日から君はエイシェントエルフだ。って言っても俺もよく分からん。ただ魔力が物凄い強化されて魔力の自然回復量も強化される上に属性攻撃の威力アップもしているみたいだぞ。」


エイシェントエルフ

太古の時代のエルフで属性攻撃の扱いが最も上手く神を追い詰めた種族。

追い詰めた結果神が怒り種族絶滅。

魔力に成長ボーナスと自然回復量が2倍になり属性攻撃(物理、魔力の両方)の最終威力が2倍になる。



「ふむ・・・。これは面白いな。暫く休んだ後に情報収集するから色々調べさせて。」


「あ・・・。はい。ですが種族名は?。」


「エイシェントエルフ。太古、かなり昔って意味な。んで絶滅してる。多分今のエルフの祖先になるんじゃないか?。」


「聞いた事はないですね。まぁそれよりお腹空きませんか?。」


「うん。何かあるのか?。」


「ではゼラ様の家に行きましょうか。そこで私の体調の回復と英雄の家が建った記念にパーティーをするそうです。」


「・・・。大丈夫か?。まだ万全じゃないだろ?。」


「大丈夫です。食べる事もお酒も大丈夫なはずです。ただ暴飲暴食は駄目ですけどね。」


「じゃ着替えていこうか。ほれこれ。」


「これは?。」


ゼラはベット立ち上がり蒼色をベースにした文学少女ファッションをサリアに渡す。


「ルビニアからの贈り物だ。」


「凄い可愛い服ですね。では・・・。」


「っちょ・・・。」


ゼラがいるのにベットから出て服を脱ぎ始める。


「・・・。俺は先に外に出てるぞ。」


「あ・・・。はい・・・。」


そう言って部屋から出る。


「・・・。やはり駄目ですか・・・。でも諦めません。」


そう言って服を着替え洗面台で顔などを洗った後ゼラがいる玄関へ。


「似合ってるな。」


「有難うございます。本当に可愛い服ですね。」


「ルビニアに会った時に褒めてやれ。じゃ案内は頼むぞ。」


そして案内された家は三階建ての豪邸。

かなり大きく、美しい粧飾、色も清潔感溢れる白をメインで庭も完備されて様々な植物が花を咲かせていた。


「なんかえぐい物件だな。住むのに戸惑うぞこれ。」


「さ。こちらですよ。」


そう言って玄関のドアを開けて中へと招く。

中も豪華ではあるが優しい感じがある良い玄関。

一番最上階に連れて行かれる。

そこはもはや王座であった。

広々く大きく立派な椅子がある。

全員が集まっており膝をついて出迎えてくれた。

そして全員が一斉にお疲れ様でしたっと言う。


「おい・・・。なんだこれ・・・。」


「ゼラ様の王室になってます。」


「反応に困んなぁ・・・。」


そう言いながら座る。


「・・・。」


「ん。似合ってる。」


「やっと王らしい主様を見られました。」


「あはは。いいよ。どんな命令でも。」


「さぁゼラ様。私達にご命令を。」


そう言って全員が膝をついて前に並ぶ。


「じゃこの王座は廃止。」


全員ですよね~って顔をしている。


「あははははは!!。ゼラはやっぱり面白いな。」


「廃止って・・・。どこまで王って職が嫌いなのですか?。」


「言うと思いましたよ。なので今日からここは情報司令部の本拠点として使用します。」


アリシアは渋々そう言う。


「さて御飯にしよう。正直お腹空いた。」


「分かりました。すぐに準備します。」


そう言って全員が一斉にアイテムボックスから色々取り出してこの場所が一瞬でパーティー会場となる。


「なんか色々と常識が無くなってきてんなぁ~。」


「私達はまだ常識はありますよ。ゼラ様は既にありませんが。」


「酷くない?。常識溢れる俺が常識無いなんて。」


「今までの行動でその言葉でますか・・・。」


アリシアは引き笑いをしながら準備を進める。

そして準備が終わりシス達にはジュースを、ゼラとアリシア達はポクツの果実酒のグラスを持ち。


「ではゼラ様。」


「え?。ああ。じゃ。家の完成とサリアの完治&種族進化を祝って乾杯。」


乾杯っと全員が言ってグラスを掲げる。

そして飲み、料理の取り分けが始まる。

ゼラは椅子に座りお酒を飲む。


「これは美味いな。」


「そうですか!!。嬉しいですねサリア。」


「はい。頑張って試行錯誤を繰り返した甲斐がありました。けどまだ名前が決まってないんですよ。」


「名前?。エルフの雫とか涙とかは?。」


「なるほど。凄い売れそうですね。主に男性に。」


「とにかくおかわり。」


「はい。マスター。」


「ありがとうシス。」


「「相変わらず速い・・・。」」


飲み食いが始まりその端の方でミカエルとルシファーが食べながら話をしていた。


「エイシェントエルフだな。絶滅させたはずの。」


「ですね。まさか生まれるなんて・・・。」


「私は気にしないが神達はどうするんだろうな?。」


「分かりません。ただ一つ言えるのはどうやら神達はゼラ様の運命に干渉不可能のようです。理由は不明ですが。」


「そうか。まぁいざとなったら私は神と戦うがお前はどうする?。」


「私も戦うでしょうね。シス様の強さを調べてみたのですが私達より身体能力は低いですが技量が凄まじいですね。私に立ち回りで圧倒するのですよ。そこにゼラ様が強化をなさるので私達以上の強さを持っている。」


「だろうな。さっき戦ったがあればもはやあっちにいるヴァルキリー達より強い。純粋に力だけで戦うじゃないからな。」


「あっちは純粋の力が強いってだけですからね。ある程度の実力があれば戦術で1体だけであれば対処はできますからね。」


「正直隙の様に見えた構えも誘いだったり。フェイントだと思ったら攻撃をしていたりと動きが読めない。」


「あ~。分かります。いきなり視界から消えるんですよね。後で聞いた話ですが私達の死角を利用した立ち回りらしいです。」


「そして教えたのはゼラ。本当に規格外だな。」


「本人には一切効かないって言ってましたからね。未来視でもしてるんでしょうか?。」


「それに近い事をしているのだろう。しっかしこの春巻きとかいう揚げ物は美味いな。」


「こっちの肉まんも美味しいですよ。中から肉汁がジュワーって口いっぱいに広がって旨みが広がってフワフワの生地に合っていて幸せです・・・。そしてこの果実酒はポクツのいい香りと甘さと酸っぱさの具合が最高ですね。いくらでも飲めますね。」


「ああ。たまらないな。ゼラについて来て正解だった。」


「ですね。こんな美味しいのを飲食してしまったらもう天界に戻りたくないです。」


「でも私はピザをもう一度食べたいな。」


「あ~。分かります。あれは中毒になる食べ物です。私も食べたいです。」


「ん?。ピザが食いたいのか?。」


「「ひゃぁ!!。」」


いきなり後ろに現れ声をかけたゼラに驚く。


「あ。すまん。気付かんかったか。」


「い・・・いえ・・・。」


「ゼラ・・・。お前も気配消せるのか・・・。」


「まぁ一応。スキルが今9だから10にする為に訓練ついでに。」


「ついででやらないでくださいよ・・・。」


「それよりピザぽい物を作ってやろうか?。」


「「お願いしますね!!。」」


二人は土下座して頼む。


「1時間待っててな。作ってくるよ。」


そう言って何処かへ向かっていった。


「楽しみです。」


「だな。ってか完全に胃袋掴まれてるな私達・・・。」


「仕方ないですよ。美味しいのがいけないんです。」






ゼラはキッチンの場所をサリア教えてもらい案内された。


「あの。何か作るのですか?。」


「ああ。ちょっとな。とりあえずトマトソースとホワイトソースに牛肉にパスタ生地を出して。」


次々とキッチンの上に出していく。


「これは?。」


「これはパスタっていう麺類の食べ物。これを平たく伸ばしてある程度にカットして塩を入れたお湯で茹でてトマトソースで絡めて食べると美味しいぞ。ただ今回はラザニアを作る。」


パスタを茹でて熱に強い30cm×30cm、高さ5cmの耐熱容器にバターを塗って麺を敷いてトマトソースを牛肉とと一緒に焼いたものを敷く、パスタをと交互にを5回ぐらい繰り返し最後に大量のチーズとホワイトソースをかけて石窯で焼く。


「あの。オーブンはこんな感じでよかったんでしょうか?。」


「ああ。問題ないぞ。さぁ焼こうか。」


サリアは魔力式オーブンを完成させていた。

帝国の職人達とサリアの錬金術でかなり画期的な調理器具が完成したと有名だが値段が高すぎる為注文数はかなり少ないが一部の料理人達が興味を持っている。

設定をし温めが終わっておりその中にラザニアをぶち込む。


焼き開始から10分。

チーズがこんがりと焼けホワイトソースがふつふつと音をたてている。


「凄い美味しそうなんですけど・・・。」


「とりあえず切り込みだけ入れて持っていこか。」


持って行くと全員が群がって我先に確保しようとする。


「はふはふ・・・。おいひい・・・。」


「美味いな。トマトソースとホワイトソースとチーズが素晴らしい相性だ。そしてこの小麦の生地のもちもちとした食感もたまらないな。」


「そうか。この果実酒にも合うだろ?。」


「ああ。もう最高過ぎてずっとお前の傍で働きたいぐらいだ。」


「そう言って貰えてなにより。そうそう。明日の朝にはここを出るからな。」


「分かったが体調は大丈夫なのか?。」


「そうですよ。あれから2時間しか寝てませんよ?。」


「ああ。問題ないぞ。あとボトル3本飲んだら寝るから。」


「「飲み過ぎだ。(です。)!!」」


ゲラゲラと笑いながらルシファーとミカエルを見つつお酒を飲む。

それを二人は止めようとする。


「あつつ・・・。ほふほふ・・・。」


「美味しいですね。シス様。」


「ん・・・。おかわり。」


「もう無いよ・・・。全員が一斉に食べたし・・・。」


「くぅん・・・。」


「やっぱりゼラ様が作る食べ物は最高ですね。」


「正直女性としては負けてますけどね・・・。」


「それを言うな・・・。」


「なんでこんな美味しい食べ物を作るんですか・・・。」


「もうない・・・。」


「シス様達が速攻で各それぞれの分を確保した後に一瞬でなくなりましたし。」


「今度頼んでみよ・・・。」


楽しそうに笑いながらお酒を飲み続けるゼラを微笑みながら見るシス達とアリシア達にラザニアがなくなり落ち込むベリアナ達とこっそり頼もうっと思うセフィリア達であった。



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