仕事後はグータラ
それからは慌ただしく時間が過ぎていった。
アリシア達は村の防衛力強化の為に再び迷いの森の魔法陣を発動させた。
そしてガンガオ達以外に帝国とも貿易を行い収入を作り村の防衛力を上げる為に装備の更新をしたり防壁を作り始めていた。
エルフが作るアクセサリーはこの世界では高値で取引される貴重な物でアリシアは帝国経由で膨大な資金を手に入れた。
それで一気に装備の素材を買い込みゼラが考えたデザインと一部の素材を提供、サリアが製造した。
兵の全員に装備させた防具は露出度が控えめの翠色のライトアーマーとレギンスで胸には四葉のクローバーの装飾がついている。
武器は弓と短剣の他に魔術に適正がある者には杖を作った。
弓の名はフェイルノート。
軽くてしなる金属で出来た弓で必中という特性を持つ。
有効射程なら狙った場所に当たる最上位弓。
ただ特性からかゲーム内では最上位弓の中で火力は一番低く一部の上位弓より低い。
火力主義になったゲームでは既に廃産扱い。
錬金術が9レベルと素材にオリハルコンとミスリルと麻が必要。
短剣の名はカルンウェナン。
特性は無いが攻撃力が非常に高い普通のダガー。
作りやすい、火力高い、扱いやすいの三拍子揃った非常に優秀な短剣。
ゲーム内でも短剣装備職のメインでずっと使っていける武器1位として選ばれているぐらいチート武器。
錬金術がレベル7と素材にクロムを含む金属と上位短剣が必要。
杖の名は魔道士の杖。
術の詠唱時間を30%短縮とMP自然回復が3倍になる。
最上位職上がりたての術師達が真っ先に装備する武器。
錬金術がレベル7と素材にエルダーエントの木材と宝石が3種必要。
防具の名前はシルフィード。
物理、魔術共に強く風の加護という防具特性で俊敏補正に風属性に完全耐性と状態異常になりにくい効果がある最上位の防具。
錬金術がレベル9と素材にエメラルドと魔物の皮革と黄金の糸とエルダーエントの樹液が必要。
品質は全て高品質以上で作られている。
最高品質は部隊の中で実力がある者達から順に配られた。
作ったサリアが思った事は超希少価値の傷無しエメラルドを大量に用意出来たのかと思ったがゼラだからという事で諦めた。
実際ゼラはエメラルドを錬成していた。
バナジン石っというこの世界では石ころ同等の価値のバナジウムを含んだ石とクロムメッキ技術がある帝国からクロムを大量に購入し錬金術で大量に錬成出来た。
ゲーム内ではワールドアルケミスしか作れないが最高品質を作るための傷無しエメラルドが必須な装備があるのでゼラ自身はなんとも思っていない。
それからエルフの部隊は三つに分かれた。
遊撃部隊、支援部隊、狙撃部隊の三つ。
森を利用し的に強襲をする遊撃部隊。
森を利用し敵に一切気づかれずに偵察や弓や回復魔術による援護をする支援部隊。
森を利用し隠れ支援部隊から送られてくる情報を元に敵の位置に正確に遠距離から敵に合わせて魔術や弓でピンポイント攻撃をする狙撃部隊。
それぞれの部隊のリーダーには遊撃にはチベルネ、支援にはサリア、狙撃部隊にアリシアが指揮を持つこととなった。
訓練もそれぞれ違い遊撃部隊が精神的にも肉体的にも限界まで追い込む。
訓練で一番辛い部隊となる。
だが最前線で戦える者の多くはチベルネ様の教えで私達は生きている等と言う者も増えていく。
チベルネの教えはこの部隊では絶対に守る、破った者は罰が必要っと言われるほどとなるがチベルネに乱戦や対多数戦を教え、部隊の指揮の仕方を教えたのはゼラであるが兵達は知らない。
支援部隊は体力と魔力が必須でそれに走り込みや魔力を限界まで使う訓練がある為、気を失った事がない兵は誰一人居ない。
サリアの訓練もかなり厳しいが本人がポーション等で傷や魔力を癒す為にエンドレス訓練が発生する。
この状態になると世界中どの訓練よりも辛く酷い事となるが3つのうち最も成長が早い部隊となる。
サリアに反旗を起こす者まで出たが本人はそれを完膚なきまでにボコボコにし実力差を見せつけた後にゼラがサリアにした訓練内容を聞かされ全員が真っ青になり全員が頭を下げて謝り今ではサリアを尊敬する者が増えていく。
狙撃部隊は完全に才能があるかないかの二択で決められるせいで人数がかなり少ないがリニによる狙撃才能がある子とサリアが認めた魔術才能がある者達しか居ない。
訓練も上の二つに比べればアリシアは優しく楽な方だが課題を達成出来ないとその二つに配属する事となっている為全員が必死に課題を達成しようと努力を惜しまない為に他と余り変わらない訓練内容となっている。
なおサリアがやらされていた訓練は朝に走り込みをし体力を付けて朝食後は昼までは魔物を休憩を無しに狩り続け昼食が終わればまた狩りをし夕飯を食べた後魔力が無くなるまで錬金術をし気絶してもノルマを達成するまではゼラが回復させて強制的にやらされていた。
本人は今となっては良い思い出となっているが最初の頃はこの人は悪魔だと思っていた模様。
そして今ではアリシアが指揮をしナルベアが指揮の補助をすればエルフの部隊だけでレッドドラゴン程度であれば狩れてしまい戦力的に相性もあるが最上位クラスのレイドボスでも問題なく狩れてしまう程強くなった。
帝国はその後アリシアと同盟を組み帝国内部のゴタゴタを全て取り除いた後はルーガリが自ら軍を率いて敵国からの侵略を完全に防ぎ領土は守るどころか攻めてきた敵国を攻め落とし自国の領土を更に広げていた。
そのおかげでルーガリの支持はますます上がり住民達はルーガリを真帝王と呼ぶ者が現れそれが広がりルーガリの事を皆が真帝王と呼ぶようになる。
ルーガリ自身は少し戸惑ってはいたが今はあまり気にはしていない模様。
今日も国を良くしようと考え、皆に聞きどうするかを伺い、やると決めた事は最後までやりきる。
ローミナはその後ルーガリと婚約とまではいかないが彼女となった模様。
今も変わらず色々と影で支え続けている。
ルーガリの中でも少しずつではあるがローミナは妹という概念が少し薄くなり一人の女性として意識し始める。
最近は料理を始めたが出来は酷く食べれた物ではない為、ルーガリに見つからないように修行を始める。
オーロレ達は帝国に奴隷として残っていたいエルフ達と一緒にアリシアが住む村に移住する事となった。
オーロレ、アーティア、ルーンメルは村のハイエルフとして迎え入れられたがトップはアリシアになった。
理由は簡単で勝負をし勝った方が長でというのにアリシアはオーロレ達三人相手に余裕の圧勝した。
オーロレはアリシアの才能や強さに優しさに心惹かれ下に就くこととなった。
そしてアリシアによる熱いゼラの武勇伝を聞かされることとなったがオーロレ達もゼラの強さや人柄に興味があったので熱心に聞いた。
オーロレ達も嘘だと思えず、その熱弁を聞いた後ゼラの観察を開始した。
いつもはぐーたらで寝てばかりかと思えば朝早くシスと組手をした後にシスは剣をゼラは魔術を使い実戦と変わらない戦いが始まる。
一見ゼラの方が不利で勝てる要素がなさそうに見えたが結果は引き分けという名のゼラの勝利。
シスの攻撃は三人には見えていないがゼラは全てが計算されているかのように避け続ける。
そのゼラの動きには一切の無駄が無く芸術とも思える美しさを感じる三人。
術師が近接戦闘が出来ないんじゃない苦手なだけで戦い方があるんだと感じるようになり、それにより更にアリシアのエルフの村ではオーロレ達も率先してゼラを神とし崇めるようになった。
レリアは帝国で医療研究員として働く事となった。
魔術を使わない現代の医療について今後研究をしていく。
ゼラにある程度身体の構造や臓器の場所などをまとめた本を熱心に情報を加えていく。
帝王のルーガリに頼み戦で戦死した身寄りのない兵士の死体や敵国の使えないトップ達を解剖し、ゼラに助言をもらいつつ知っている範囲の体の構造についてまとめ本に書いていく。
免疫力によって人には病気の自己治癒がある等をかなり詳細に書いていく。
、その後医療技術がかなり発展し魔術と医療を組み合わせた最新の医療環境になるのは20年先の話でその頃のレリアは神医と呼ばれる様になり帝国では欠かせない人材となる。
ありとあらゆる病気を治し治らないと思われていた病気や怪我を治す。
流行病や新しい病気に対応したワクチンや特効薬の作成などをやることが神の領域と言われる程に。
彼女が書きまとめた医療のすすめは世界に多大な影響を及ぼすこととなる。
シルヴィアはスィーナの従者として契約した時に種族がホワイトファングからフェンリルに進化。
今はスィーナといつも一緒に居るようになる。
初めて出来た従者に気分が上がっているスィーナはシルヴィアに愛情を注ぎまくるが引かれている模様。
シルヴィアの強さはエンドコンテンツに踏み入れており強さでスィーナとの1対1の勝負では圧倒する程なのにまだ潜在能力があるらしく成長が出来る。
当の本人は強くなったのはスィーナのおかげ、更にゼラの魔力による成長大きいと主張しゼラとスィーナそれと同等のシスとアウラには絶対服従と自分の立場を理解している。
基本的にゼラの足となり目的の場所へ運ぶのが仕事。
仕事が無い日は家の庭で昼寝をするかおやつを食べているの二択である。
そして現在のゼラ達は2ヶ月程忙しく働きやる事を終え自分の家でグータラな生活を始め2日が経過した。
家にはナルベア、リニ、ルビニアが家事を全てやってくれている。
ギルドの依頼も基本アウラとスィーナが率先してやってくれているおかげてお金は増える一方。
ゼラはシスに膝枕されつつソファーで横になりボーッと時間を費やしている。
「マスター。今日にはセリアナ店行く?。」
「まぁ夕飯に行こうか。報告がてらに遅くなったって。」
「ん。楽しみ。」
「どこかお出かけになられますか?。」
ナルベア達が帝国で着ていたメイド服姿で近寄ってくる。
帝国を出る時に一人5着ルーガリに頼みもらった。
「行きつけの店に久々に行こうかなってな。ナルベア達も来るだろ?。」
「はい。」
「接待する・・・。」
「ルビニア。お店なんだから接待はしなくていいんだよ。」
「や・・・。私がゼラ様の料理運ぶ・・・。」
「ルビニア様はゼラ様の役立ちたいと言っていますが・・・。」
「って言っても本当に仕事が無いんだよな。ナルベア達に俺がやってた仕事全部持って行かれたし、読み書きもルビニアはもう完全に出来てるし、計算なんか俺より上だしで俺いらなくねって思うぐらいだからな。」
「そんなことない・・・。まだまだ私はゼラ様に届いてない・・・。」
「まぁ向上心がある事はいいが褒めてるんだ。素直に喜びなさい。」
「・・・。ん・・・。なら頭を撫でて・・・。」
「こっちおいで。」
そう言ってゼラの横腹近くに腰をかけゼラはルビニアの頭を撫でる。
目を細め気持ち良さそうに顔が緩むルビニアを見て楽しむ。
「ところでメディア。」
「はい?。」
「新しい関節の調子はどうだ?。」
メディアの関節部分を昨日強化していたので聞いてみる。
「問題ありません。ただ今までと違い滑らかに動く分調節が難航しそうです。」
「今まで金属と木材のからエント樹脂と合成インゴットとのハイブリット構造だからまぁ頑張ってくれとしか言えないな。でも前よりも出力を上げても壊れないぐらい丈夫になっただろ?。」
「はい。前よりも30%程上がり負荷が軽減されたおかげできしむ音はしなくなりました。」
「じゃまた経過報告を聞くから頼むぞ。」
「はい。お父様。」
そこに玄関からドアが開く音がし、
「ただいま戻りました。」
「ただいまー。」
っとアウラとスィーナが帰宅した。
「シス。」
「ん。今は2時39分。」
何を頼まれたのか直ぐに理解をしゼラ作のシンプル壁掛け時計を見て答えた。
「そっか。それじゃ着替えて買い物も行こっか。」
ゼラはルビニアを連れ自室に行く。
シスは一人で自室に行く。
「ついていっちゃいました・・・。」
「もう良いんではないでしょうか?。ゼラ様も何も注意されないので。」
「まぁ服の回収だけですし・・・。うん・・・。ずるい・・・。」
「早い者勝ちっということでしょう。さぁ私達もアウラ様達に伝えた後は準備しますよ。」




