ラスボス?
「へー。ここが魔族の都ねぇ~。」
案内され見渡す。
「寂れてるな。もう都というより廃墟に近いな。」
「そうだな。もう50年ぐらい建て替えが出来ないでいる。」
そう言って集まっている場所に到着する。
「本当に終わりかけで笑えないな。とりあえず数は?。」
「住民は今は1100。軍が500。今この場にいる人数であれば1350だ。」
「3食分しかねーや・・・。とりあえずこれ一人一つ配ってくれ。水はアウラが出すから容器をありったけ。動ける人が居るなら手伝いでよこしてくれ。」
カロリー○イトを1350食分出す。
「分かった。動こう。ゼラはどうする?。」
「俺はさっちゃんの方へ向かう。なんか嫌な感じがビンビンするんだよね。アウラはこの場に防衛と水の提供を頼む。ここからはアウラに指揮を渡す。あとスィーナも念の為居てくれ。」
「分かったよ。」
「はい。お気をつけて。」
アウラは礼をしスィーナは手を振ってくれた。
「でさっちゃんのがいる方角は?。」
「西だ。」
指を差し教えるヘーゼナルボ。
「分かった。じゃ向かうとしよう。」
「私も同行させて頂きます。」
「ああ。頼りにする。肉壁になってもらうつもりだし。」
「本気?。」
「ああ。大丈夫大丈夫。心配しなくてもちゃんとサポートはするから。」
「ん。マスターがいれば余裕。安心して。」
「っう・・・。貴方の雰囲気苦手だよ・・・。」
ビクビクと震えるミーティアルア。
「大丈夫大丈夫。」
とミーティアルアの頭を撫でる。
「俺が命令する。それか俺に攻撃しなけりゃシスは何もしないさ。」
「・・・はい・・・。ありがとうございます・・・。」
少し照れている。
「私もいいですか?。」
アリシアも頭を撫でてもらおうと近付いてくる。
「・・・怖い・・・。撫でて・・・。」
ルビニアもゼラに抱きつきせがむ。
「もう・・・。アリシア様もルビニアも後でにしてください。今はサタン様の場所に急ぎますよ。」
「あ・・・。ちょ・・・。ナルベア!!。首引っ張らないで!!。」
「苦しい・・・。暴力反対・・・。」
無理やり二人を引き離すチベルネ。
「凄いですね・・・。」
「すまんな。こいつら悪気はないんだ。ただ俺に対して過剰な愛を持っててな。」
「いえ。それだけ従われてるのは誇るべきです。何があったかは知りませんが貴方はあの方達にとって自分の命より大事な人みたいですし。私達と似てます。サタン様に対する思いと。」
「正直ね。困るんだけどな。自分の命は大切にして欲しいし。何より俺より先に死なれるのは悲しい。」
「困った悩みですね。」
「まぁそれでも。望む事はできる限り叶えてあげるさ。」
「だったら子種を。」
アリシアが飛んでくる。
「だからそれは勘弁だって・・・。」
「本当に好かれてますね・・・。」
「何を言っているんですか。ゼラ様はどこの殿方には無い魅力に性格も良くて賢くて強い殿方。エルフにとっては英雄で里では9割の子がゼラ様の子供を欲しがっているんですよ?。」
「・・・。シス・・・。」
「ん。」
「ごぅ!?。」
シスがいきなりアリシアの頭を叩き気絶させる。
「いいのでしょうか・・・。」
「いいんだよ。静かになったし行こうか。」
「ん。」
シスがアリシアを担ぎサタンがいる場所へ行く。
そしてかれこれ2時間程、
「凄い血の匂いがするな。」
「そうですね・・・。」
叩きつける音が聞こえ出す。
「戦ってるみたいだな。」
「急ぎましょう。」
全員が走り音がする方に行くと、
「・・・!!。」
ミーティアルアが顔色を変える。
「うわ・・・。やばいのが居るよ・・・。」
ゼラも嫌そうな顔をする。
残党軍とサタン軍は既に両方壊滅。
いるのは傷だらけで気絶しているデーミとそれを守りながらなんとか凌いでいるサタン。
戦っているのはもはやなんとも言えない化物。
黒い触手にあらゆるモノが混ざった本体。
名前は混沌邪神ナイアーラトテップ。
「あれはなんですか・・・。」
起きたアリシアが顔色を変え聞いてくる。
「ナイアーラトテップ。邪神だな。」
「ええ。魔界に封印されてる邪神で神すら恐れ封印した。世界に混沌をばら撒く厄災そのものですね。」
名前:ナイアーラトテップ
種族:神
レベル:??
筋力:10000(+200000)
俊敏:10000
耐久:10000(+200000)
魔力:10000(+200000)
幸運:10000
スキル:邪神・吸収・混沌・触手生成・全属性無効・弱点光属性
邪神
災厄そのモノで世界を破壊尽くす神。
秒間HP自動回復100%。
デバフ無効。
状態異常無効。
吸収
生物やその死骸を吸収し自分の筋力、持久、魔力の能力に変換する。
1匹につき50上昇。
混沌
ありとあらゆる状態異常を引き起こす。
毒・恐怖・麻痺・沈黙・睡眠が同時に起こる。
触手生成
無限の触手を生み出す。
能力が本体の10分の1の筋力と魔力で他は5000固定。
攻撃判定は物理と魔法ダメージ。
全属性無効
全ての攻撃が無効。
弱点を持っている場合その属性には無効。
○属性弱点
○属性のダメージが2倍になる。
「いきなりラスボス?。早くない?。」
「サタン様!!。」
とゼラが呆然と眺めていたらミーティアルアはサタンに突っ込んでいく。
「ちょ!?。リミットバリア。オールブースト。クイック。ホーリーエンチャント。シス!!。ミーティを追え。んで助けてやれ。」
「ん。」
全員にバフをかけてシスに命令する。
シスは急ぎ追いかける。
「どうなさいますか?。」
ナルベアが隣に来る。
「倒すしかない。対策はあるがそれをすると俺は指示を出せる時間がないからナルベアが指示を出してくれ。」
「分かりました。ゼラ様の支援が届く範囲で戦闘をします。攻撃は貰ってはいけないですね?。」
「ダメだな。もらったらこの中の誰でも一発で死ぬ。」
「分かりました。では行きましょうか。」
「いつも通り私とチベルネで前衛します。ナルベアは回復と指示を頼みます。ルビニアも攻撃ではなく耐える方向で、サリアとリニは触手を逸らしたり、少しでも減らしてください。」
全員が頷き突撃していく後をゼラが追いかける。
「・・・っく・・・。まさか邪神が復活するなんて・・・。」
サタンは追い詰められていた。
最初は一人で足止めできれば十分だと思っていたが予想外な事が起きデーミが兵を連れて来たことで形勢が逆転し倒しきった。
しかしそこに邪神が現れ死骸を吸収。
そして撤退戦になるものの次々と吸収され現在に至る。
デーミもサタンを守る為身を盾にし重症。
サタンもまたデーミを守りながら攻撃を凌ぐだけで精一杯なのに自分の攻撃が一切効かない。
毒も回り始め、意識も薄くなり、恐怖と麻痺で身体が動かなくなってきている。
(守りながら足止めするのにも、もう体力が・・・。)
サタンは膝をついてしまう。
体力の限界を超え動き続けた結果身動き一つ取れずに。
(ここまで・・・。ごめんなさいデーミ・・・。後は任せましたよミーティアルア。アルテミア。ヘーゼナルボ。魔族にどうか希望を・・・。)
目を瞑り死を覚悟する。
触手が伸び叩きつけてくる邪神。
(ああ・・・。もっと普通に生きたかったな・・・。女の子らしくもしてみたかった・・・。恋もして家族を作って・・・。寿命で天に行きたかった・・・。)
「サタン様!!!。こんのぉああああああああああああああああああああ!!。」
「え?。」
いつもと違い格段に速く、そして光る剣。
助けたい。
それだけで身体が動いてしまった。
そして振るった剣は邪神の触手を斬った。
「・・・!!。」
邪神の何とも言えない叫び声が大地を揺らす。
「ミーティアルア・・・。どうして・・・。」
「助けにきました!!。お怪我は?。大丈夫そうではないですね。では足止めは私がします。」
「ですが・・・。それでは貴方が・・・。」
「大丈夫です。死にませんよ。少し足止めしたら直ぐに・・・。」
多数の触手が3人に襲う。
(駄目・・・。捌ききれない・・・。)
「・・・。」
そう考えていたら現れ全て斬り落とすシス。
「考えなしに突っ込むの良くない。マスター後で怒るよ?。」
「シスさん!!。」
「凄い・・・。」
サタンは目の前のシスが振るった剣術に見惚れていた。
「さっちゃん?。」
「そうです。この方がサタン様です。」
「そう。なら任せるから行ってくるね。守ってあげて。」
「はい!!。」
「あっあの・・・!!。」
「後で。今は戦闘中。」
そう言って邪神に突っ込んでいく。
「ミーティアルア。あの方は?。」
「シスさんです。森で大量の魔物を倒していたエルフ達の中にいた人間の一人で援軍で来てもらっています。」
「そう・・・。やっと回ってきた希望ですね・・・。ふふ・・・。じゃてった・・「悪いが撤退は許されない。」え?。」
後ろを振り向くとゼラがサタンを見ている。
アリシアとチベルネとルビニアはサタン達を無視し突っ込んでいく。
アリサも魔術を唱えこちらに攻撃してくる触手を逸らし、その逸らした触手と別の触手が重なった所を狙い撃ちするリニ。
大きな銃声にびっくりするサタンとミーティアルアであった。
「ふむ・・・。シスは最前線に行ったか。ナルベア。シスの援護に行ってくれるか?。」
「分かりました。」
「貴方は?。」
「ゼラ。手短に説明に言うぞ。一緒に行動して邪神をやるぞ。」
「でもサタン様はもう体力が・・・。」
「ダークフルヒール。」
悪魔族の回復としてワールドサモナーが習得出来るヒール。
消費が重く連発すると直ぐにMPが枯れてしまうがゼラは自動回復と消費半減のおかげで何発でも使用出来る。
「え?。うそ・・・。」
身体の傷が癒え疲れも無くなる。
同時にデーミの傷も治る。
「ほら起きろじじい。」
「ほごぉ!!。」
顔面を蹴るゼラ。
「「えぇ・・・。」」
二人は状況が読めずに眺めていた。
「私は・・・。」
「おう。起きたなじじい。よし戦うぞ。」
「はえ?。戦うってそうでした!!。邪神が復活したのでしたな。で貴方は?。」
「ゼラだ。とりあえずお前も来い。リミットバリア。オールブースト。クイック。ホーリーエンチャント。」
「凄い・・・。なんでしょう・・・。この力の溢れる感じ・・・。」
「っほっほ。ヘーゼナルボめ。よくやったぞ!!。」
「じゃついて来い。」
そして最前線に着くと邪神本体にまで近付いて攻撃かわしつつも攻撃しある程度やり終えたら後退してを繰り返すシス、触手を集中的に攻撃しているアリシア達に合流する。
「どうだ?。」
「ダメですね。回復が突破できません。」
「そこは俺が何とかする。俺は準備する。」
「はい。お願いします。では3人には何が何でもゼラ様を守ってください。」
「それだけでいいの?。」
「はい。後はどうにでもなりますから。なのでゼラ様が殺られればこの戦いは負けです。」
「分かりました。では私も触手を落としていきます。」
「お供します。サタン様。」
「老いぼれにここまでしてくださった恩人には傷一つつけさせませぬ。」
「ありがとうございます。では私達はシス様の援護を集中します。」
ゼラが術を唱えている。
その術はかなり時間がかかるが対神相手に優位に立つ為に必須の術。
邪神がゼラに気付きシス達を無視しゼラに攻撃を始める。
「せぃ!!。」
「はぁ!!。」
「ふん!!。」
触手を斬り、殴り潰す3人。
サタンの武器は両剣でかなり大きな物。
振えば無数の触手が落とされる。
デーミは拳で殴る。
だが威力は高く一発で潰れる。
「ほう・・・。流石魔族のトップだな。」
「当たり前です。ですがゼラ様のおかげですが。」
「そうですね。光属性に強化魔術もしてもらっていますので攻撃が通るのです。」
「ありがとう。ゼラさん。サタン様もデーミも救えた。」
「それは邪神を倒してから言えよ。さてさて。あともう少し。」
魔法陣が現れた。
邪神は慌てた様にゼラに更に猛攻を開始するがシスとアリシア達にサタン、ミーティアルア、デーミの防衛を突破出来ずそして発動した。
「神殺し間。」
発動すると上空から多数の錆びた鎖が邪神を襲う。
それらは邪神に刺さるともがき苦しんでいる。
「これは・・・。」
「対神の魔術。行動制限と能力の弱体に神が保有しているスキルを全て無効にする術。さぁ後はボコるだけなんだが俺は動けないからこのまま防衛頼むな。」
神殺し間
対神と戦闘に優位になる結界魔術。
使用には時間がかかり神族のヘイトが全てこっちに向く。
使用後術者は対象を倒すまで動けない。
倒されると術が解除される。
効果はデバフ無効貫通、能力が10分の1、スキル使用不可能と無効化、攻撃頻度低下。
発動時MP全消費。
「分かりました!!。お任せ下さいゼラさん!!。」
「はい。絶対に守ってみせます。」
「このデーミ。命に変えても。」
「じじい。俺主じゃないんだけど・・・。」
「っほっほ。サタン様に民を守ってくださるお方に従えるのも悪くないと思いましてね。」
「俺は何もしてないぞ。してるのあっちだから。」
「「「あ・・・。」」」
三人は指をさした方を見ると、
「やっと攻撃が通じますね。削れている感じがします。」
「私とルビニアが前に。アリシア様は弓で攻撃をお願いします。」
「攻撃特化・・・。もう全力で殴る・・・。」
「的が大きいと余裕で当たりますね。」
「攻撃の手が緩んだからかなり楽出来るわ・・・。はぁ・・・疲れた・・・。」
「お疲れ様ですサリア。油断だけはしないでください。もう勝負は決しましたが。」
アリシア達も邪神の本体を殴れる位置まで進み終えていた。
アリシアは弓で触手を落とし、ルビニアはメディアを死神にし二人で手数火力で本体を攻撃。チベルネはルビニアを守りつつも本体を攻撃。リニはもはや早撃ち状態で狙いを絞らずできるだけ早く装填しと射撃をし、サリアは魔力を回復させている。
ナルベアはサリアの様子を伺いつつシスの方を見ている。
「やっぱりマスターがいれば余裕。」
周囲の触手を全てなぎ払うとホーリーノニュプルブレードの構えに入る。
「さようなら。」
そう言ってホーリーノニュプルブレードが炸裂する。
大地が割れ白く輝く斬撃。
邪神の身体を光に包まれやがて小さな黒い玉がシスの足元に落ちる。
「・・・。」
シスは黙ってそれを拾い。
宙にに投げ斬る。
玉は粉々に消し飛ぶ。
「おっと・・・。」
邪神が倒され術が解除される。
「終わっ・・・た?。」
「終わったみたいだぞ。はぁ・・・疲れた・・・。」
サタンは夢でも見ているかのように呆然する。
「って見てください!!。」
ミーティアルアは空に指をさすと、
「なんと・・・。陽の光・・・。」
薄暗い魔界の空は徐々に晴れていき太陽が顔を出す。
「邪神の影響でこうなってたんだな。まぁこれで時間をかければなんとかなるか。それまではどうにかして生きていかないとな。」
「ありがと・・・ございます・・・。本当に・・・。感謝しきれないです・・・。」
泣き出すサタン。
「サタン様・・・。」
「私からもありがとうございます。これで魔族はなんとか生きていけるでしょう。」
感謝されるゼラは少し照れくさそうに目を背けるとアリシア達の前にユニークのジョブが現れていた。
「そういや神族倒したからなれるんだったや。」
アリシア達はゼラに近付き。
「これがユニーク職ですよね?。」
「ああ。」
「私はアルテミス。チベルネはスカーミッシャー。リニはガンスリンガー。ルビニアはマリアネスト。サリアはワールドソーサレス。ナルベアは支援師になるつもりです。」
「まって。アルテミスとスカーミッシャーはレアユニーク職なんだが・・・。」
レアユニーク職
ユニーク職に上がるとき一定の条件を満たした場合現れる職。
アルテミスは弓での戦闘時にヘッドショットを1000回以上、弓でのヘッドショットでの止めを100回以上、レイドボス級に弓攻撃を10000回以上。
スカーミッシャーは近接回避を1000回以上、盾での受け流し1000回以上、相手に5回連続ノーダメージで攻撃を当てるを1000回以上、レイドボス級に攻撃を10000回以上。
短期間でやれないことは無いがレイドボス級の規定が耐久3万以上の為ゲーム内ではデスルーラー等で普通プレイではならなれないがアリシア達は既に道中に3万超の敵相手に戦闘を繰り返していたので達していた。
「私も初めて見ますからね。なのでこれにしようかと。チベルネも同じようです。」
「うんまぁ強いからいいけど正直驚きしかねーよ・・・。」
「それではなりますね。」
とそれぞれの職業が変わる。
一人を除いて変化は感じなかった。
そして一人、ルビニアのメディアが劇的な変化をする。
「なんかメディア光ってね?。」
「・・・なんで・・・?。」
光が収まるとメディアは人形らしからぬ姿になっていた。
全身人形の作りから全身が人間の作りに生まれ変わった。
そして目を開けると、
「おはようございますルビニア様。そしてお父様。」
「・・・。はい?。」
「喋った・・・。」
「はい。ルビニア様の能力の影響です。人形を人の姿に変え意思を持たせ連携を高める能力のおかげで私は生まれ変わりました。なのでこれから末永くよろしくお願いします。」
「スキルに新生ドールってのが追加されるけどさ・・・。なんか色々おかしな事になってきてるなぁ~。」
軽く現実逃避を始めるゼラ。
「なんだか凄い力を感じる人形ですね・・・。」
サタンがメディアの身体を隅々まで観察する。
「はい。私はお父様に作っていただいた戦闘用ドールメディア。今の私はモードを二つ同時に発動できます。」
「やってみて・・・。」
「はい。では失礼しますね・・・。」
そう言っていつもの様に死神モードに武器に蒼い剣と盾が無数に浮遊している。
「かっこいい・・・。」
「ありがとうございます。なおこの戦闘方法はルビニア様の魔力を大量に消費しますのでご注意ください。」
と説明した次の瞬間モードは解除されルビニアが倒れる。
「説明遅いぞ。」
ルビニアを抱き抱えるゼラ。
「すいませんお父様。これほど消費するとは思っていませんでした。」
「まぁ魔力枯渇で倒れただけだからいいがこれレベル上げないとまともに使えないぞ。」
魔力枯渇
状態異常の一つ。
MPを0の状態で更にMPを1以上使用すると行動不可能になる。
発生条件を満たした場合法則性無しにいずれ意識を失う。
「凄いですね。私こんな職の人を今まで見たことありませんよ。」
「居たとしても戦闘人形を作れないんだろうな。」
「ゼラ様がこの人形を?。」
「そうだが・・・。この人形自己進化してんだよな・・・。こんな機能付けた記憶ないんだけど・・・。って訳だ。帰るぞ。説明やら自己紹介とかはその後な。チベルネ。ルビニアを任せていいか?。」
「はい。お任せ下さい。」
ルビニアをチベルネに預けゼラは都に戻ろうと歩こうとするが、
「あ・・・。」
膝から崩れ落ちるがシスが直ぐに受け止める。
「マスター?。大丈夫?。」
「すまん・・・。俺もどうやら魔力枯渇だ・・・。後は頼むな・・・。」
「ん・・・。おやすみ。」
意識を手放し眠る。
「大丈夫でしょうか?。」
サタンが心配し覗く。
「大丈夫。そのうち起きる。」
「そうですか。では行きましょうか。手伝いましょうか?。」
「いらない。」
そう言ってゼラをお姫様抱っこするシス。
「・・・。」
「っほっほ。男が女の子にこうされるのは斬新ですな。」
ミーティアルアは言葉を失い、デーミは笑いながら見ていた。
「むー・・・。シス様はお疲れでしょ?。変わりますよ?。」
「いらない。」
「う~・・・。変わってくださいよ~・・・。」
「駄目。」
「アリシア様は諦めて下さい。子供じゃないんですから。」
「でもナルベアだってしたいって思ってるでしょ?。」
「思っていてもしないのが大人というものです。」
「子供ね。アリシア様も。」
「私だってゼラ様を抱えたい。」
「私はこの銃をゼラ様と思って大事に抱えます。」
「リニは少し自重しろよ。今回の戦いで何発ぶち込んだんだ?。」
「えー。200発は撃った?。もう弾薬は無いですし。」
「撃ちすぎじゃないかな・・・?。作る者の立場の考えてよ・・・。」
「善処します・・・。」
帰りの道中はお話が盛り上がりサタン達とアリシア達とゼラとの出会いや今までの経緯にゼラの良いとこなどを話して親睦が深まった。




