↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
29/39

襲来 陸

————ピギィィヤァァアァァ!!


蜘蛛型の魔が叫ぶと、一気にこちらに走って来る。


———目玉は・・・


———ヴヴヴヴヴ・・・


(・・・この揺(・)れ(・)方(・)は・・!!・・・・あの、三つ目の某キャラクターが使ってた気〇砲みたいなヤツか!)


蜘蛛型の魔は目玉2体を庇うかのように前に出て来る。


(・・なるほど。つまり、目玉型を砲(・)台(・)として使う戦法か!・・・ならば!!)


目玉型の魔は、一斉に呪力弾を放つ。


「出してくると分かれば、避けようもあるってんだよ!」


オレは、自分が立っていた場所から横にロールして避ける。


——バコッ!!


地面が2か所呪力弾によって抉れる。


(・・・やっぱり、効果範囲は狭いな。)


抉られた地面の大きさから、目玉型の魔が放つ呪力弾は人一人が立っている幅位の範囲だと確信する。


間髪入れず、蜘蛛型の魔が飛びかかって来る。


「・・・そんな連携は通じないっての!」


オレは、飛びかかってきた蜘蛛型の魔の胴体?部分に右アッパーを一閃。


———バシュッッ!!———


蜘蛛型の魔の胴体に穴が開く。


同時に、黒い霧状になって蜘蛛型が霧散する。


2週間の特訓で、手や足に呪力を纏いながら戦うと素手でも戦える事を知った。

しかも、ずっと纏っていなくても相手に当たる瞬間だけ呪力を纏えば効果があるという事を学んでいた。


『・・・へぇ~。君、使(・)え(・)る(・)側(・)なんだ~ね。少しは~楽しめそうかも~。でも、そんなヤツがいるって~シュリ—のヤツ~言ってなかったなぁ~』


目玉型の魔の後ろで腕組みしながら、ガーラが言う。


(・・・あの、シュリ—ってヤツ、オレに発遣で戦闘不能にされたのは共有してないのか。まぁ、ド(・)素(・)人(・)に(・)や(・)ら(・)れ(・)ま(・)し(・)た(・)なんて、言えないわな。)


「・・・へいへい。そいつはどうも。」

そう言いながら、目玉型の魔に向かって間合いを詰めるオレ。


動きが遅いのは、前に見た。そして、追い詰められたら———


—————キィィイィイィィ!!———


オレは、突進を止め、後ろに回し蹴りを出す。


オレの蹴りは、目玉型の1体の横腹?に刺さる。目玉型1体はそのまま霧散する。


(・・・残り1体は!?)


————ヴヴヴヴヴ・・・


(・・・この音は!後ろか!!)


咄嗟に独鈷杵盾を展開する。


————ドンっ!!


「・・・ぐっ・・」


(・・・やはり、真正面から受けると、結構キツイな。)


目玉型の魔は瞬間移動すると見せかけて、1体は元居た場所に留まっていたのか。


——つまり、1体を陽動として使って、後ろに出現させて挟み撃ちにしようとしてた・・・って事か。やはり、以外と頭良いな・・・目玉ばっかりで頭どこにあるか分からんけど。


渾身の一撃が防がれたと分かった目玉型の魔は、捨(・)て(・)身(・)でオレに向かって突進して来る。


「・・・そんなに甘くないっての。」

オレは、独鈷杵の盾でそのまま目玉型の魔を殴る。


————バシュッ!!


2体目の目玉型の魔は霧散した。



・・・・パチパチパチパチ・・・


【・・・・君~、良いねぇ~。随分、変な物持ってるじゃ~ないか~。まぁ~、ボクの~・・・敵では~無いと思うけど~】


「・・・お褒めに預かり光栄だな。でも、まぁ金(・)髪(・)お(・)団(・)子(・)頭(・)に言われても嬉しくは無いかもだな。」


【・・・・へぇ~。ちょっとウチのペット片付けた位で~・・・調子乗ってるみたいだねぇ~。これは、躾が~必要かもだね~。】


「・・・なら、やってみるか・・・」


そう言うと、オレは印を組んでいた護身法を発動させ、一足飛びで一気に相手の懐に入る。


———ドゴォォッッ!!


不意を突かれたガーラの腹にオレの拳が突き刺さる。


ガーラはそのまま城壁に叩きつけられる。


オレは護身法を一時解除する。呪力消費が大きいからだ。


パラパラと城壁が崩れる音がする。


【・・・ごほっ・・・キサマ・・その力・・・まさか守護者か・・】


「・・・・あれ?喋り方が普通になってるんじゃないか?余裕がなくなったか?」


敢えて、挑発する。


【・・・キサマ、調子に乗るなよ。】


(・・・お。キレたな。作戦通りだな。)


敢えて、怒りで我を忘れさせた方が、戦闘経験が圧倒的に少ないオレとしては戦えると踏んだからだ。冷静に戦われる方が圧倒的に不利になる。


ガーラは、呪力を纏わせながら突っ込んで来る。


(・・・まだ護身法を使うには早すぎる。呪力切れが一番マズイ・・・)


オレは、バサラと行っていた肉弾戦の修行を思い出していた。


((——良いか。明斗よ。肉弾戦は相手の動きが分かった者が勝ちとなる。相手の攻撃が読めれば、カウンターや回避の仕方、次の自分の攻撃までもが繋がって来るからのぉ——))


ガーラは、右足蹴りを放つ。


(・・・くっ・・コイツ、早い・・・!!)


オレは、その蹴りを間一髪避ける。


ガーラは、そのまま前蹴りに繋げる。


右足を上げて、その前蹴りを防ぐ。


ガーラは、フッと下にしゃがみ込み、オレの左足を狙う。


———その手は、分かってる!


オレは、出した右足の膝をガーラの顔面に叩き込む。


【・・・ぶっ!!】


そう言って、ガーラは倒れそうになるのを両手を地面についてバク転のように後方へ下がる。


【・・・今のは~ちょっと~痛かったかもな~。おかげで、頭がス(・)ッ(・)キ(・)リ(・)したかも~。】


(・・・ちっ・・もう冷静になりやがった。)


【・・・君~。だいぶクレバ~だね~。動きも良いし~。ちょっと舐めてちゃダメだね~。ここからは本気で行かせてもらおうかなぁ~。】


そう言うと、ガーラは口元の血を拭う。


【オンバザラヤキシャウン】


その真言と共に、ガーラの左胸にある梵字が光を放つ。


すると、現れたのは大きな「斧」だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。