剣試
「・・・・ふっ・・・」
オレは、バサラに突っ込んでいく。さっきと同じように、喉元を狙った突き攻撃。
『・・・はぁ。それはさっき見た!!!遅いっ!!!!』
バサラがそう勝利を確信した瞬間。
「オンバザラボキシャボク!!」
『・・・・・!?!?』
地面を蹴り、前へジャンプしたと同時に、自分の後方に向けて、発遣を放つ。
発遣を放った勢いで、急加速する。
いきなり途中で加速したオレにバサラの対応が一瞬遅れたと思った瞬間。
バサラの持つ剣の柄の部分がオレの顎にクリーンヒットした。
自分の勢いも合わさり、空中に飛ぶ。
———ドサッ!!———
まともに、顎に入ったバサラの一撃は、脳震盪を起こすのに十分だった。オレの意識はそこで飛んだ。
『・・・バサラ、少しやり過ぎたのでは?』
『なぁに、問題は無い。死んではおらぬよ。』
『・・・・で、どうするんです?このまま帰りますか?』
『・・・何言ってんだガルバ。ワシは、一太刀入れたら教えるって言ったであろう?』
『・・・えぇ。聞きました。ですから、帰るのでしょう?』
『いくらアザでも一太刀は一太刀だ。』
『・・・えっ!?』
ガルバは、バサラの喉に赤いアザを見つける。
『・・・久々に本気で払ってしもうたわい。最後の一撃は、なかなか良かった。ガルバ、しっかりオレの寝床の準備しとけよ。』
そう言ってバサラはその場を後にした。




