強化
オレが、結び目の修復を終えてから3日が経った。
オレはその間に、持ち帰った法具や技の確認を行っていた。
まずは、独鈷杵だ。
ガルバさんの協力のもと、どこまで盾として耐えられるかを知る必要がある。
「ガルバさん、思いっきり撃ってみて下さい!」
『分かりました。後悔しないで下さいね。行きます!』
『オン・バザラ・アラタンノウ・オンタラク・ソワカ!!』
———光が刃となって、オレに向かって飛んでくる。
オレは独鈷杵を構え・・・・
——————バチチッッッ————!!!
・・・見事、光の刃を防いだ。
・・・・・が、その勢いで後ろの壁に背中を強打する。
「・・・・ごはっっ!!!・・・・いってぇぇぇ・・・」
やはり、技は防げても物理法則までは無視できないらしい。
では、物理攻撃はどうなのだろう。前、魔と戦った時は、魔自体が呪力みたいな物だから、物理攻撃とは言えないらしい。
ガルバさんは、兵士からおもむろに弓を借り・・・・
「・・・・って、弓!?・・・弓はさすがに、かなりリスキーじゃ無いっすか・・・」
「・・・ほ・・・ほら、もし防げなかったら、オレ貫通しますし・・・・」
『・・・ふむ。確かに。明斗殿に深手を負わせる訳にはいかないですね。』
・・・いや。真顔で言われると怖いんですが・・・それに、最初弓持ってましたよね?・・・
・・・・ガルバさん、以外と抜けてる所あるんだよな・・・・こんだけしっかりしてるのに・・・・
ガルバさんは、先ほど弓を借りた兵士から、今度はおもむろに剣を借り・・・・
・・・いや。だから、聞いてました?さっきのやりとり・・・
「・・・あの・・・今度は、ザックリ行かれるんですけど・・・・」
『・・・・それは、そうでしたね。では、これで。』
そう言うと、兵士へ剣を返し、その手で兵士の腰の短剣を鞘ごと握り、こちらへ全力で投げる。
———バチチチッッ!!!———
見事、短剣を防いだ。短剣はその場で下に落下する。
なるほど。つまり、物理攻撃や呪力攻撃どちらにも有効なのか。ただ、衝撃は吸収されず、攻撃は跳ね返したりしないと。
そして、この盾はオートで展開される。
これで、独鈷杵の盾の性能が分かった。
次は、三鈷杵だ。
三鈷杵の剣は、呪力攻撃・物理攻撃どちらにも対応出来た。
途中で、ガルバさんが盾の時と同じように、弓を兵士から借りようとしてたけど・・・
小・中と剣道はやってたけど、飛んできた矢を切れる程、剣豪じゃ無いので、慌てて却下。
発遣は、色々な戦闘を経験したおかげで、2発から3発まで撃てるようになった。
ガルバさんから、更に呪力を伸ばすために、毎日寝る前に撃ち尽くして、その場に倒れるという無茶な修行をさせられたおかがで、3日目には4発まで撃てるようになった。
・・・この人、本当に虚空蔵菩薩の守護者なのだろうか・・・スパルタが過ぎるような・・・
———そして、4日目の朝だった。




