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第9章 中退した亜希(2)

 デートはどうだった?母に聞かれた。答え方が分からなかった。思わず、ママの初デートの話聞かせてって言った。惚気話を長々聞かされた。


 彼とはその後もう一度デートした。この時はあたしからキスを迫った。ディープキス30分。「未成年だからホテルには行かないよ」「当然じゃないの」笑いながら別れた。


 その後、彼は店に来なくなった。あたしは彼が好きだったのかな?デートっぽいことをしたかっただけなのかな?そして彼はどうだったんだろう。店長からは「以前より綺麗になったね」って言われた。


 だんだん、お客さんの顔を落ち着いて見れるようになった。高校生の友人同士やカップルも時々来客する。

「亜希ちゃんだよね」

 お客さんに話しかけられた。中学校の同級生、佳奈子。

「ずいぶん久しぶりだよね」

「女子校に進学したんだよね。ホントすっかり綺麗になったね、って、バイトできるんだっけ」

「ううん、退学して今フリー」

「でも元気そうで良かった」

「ありがとう、佳奈子もね」

 彼女は、幼稚園も同じだった。男子のときのあたしも、女子の時のあたしも、よく知っている。彼女の前では、なにも隠す必要がない。彼女の顔を見てるだけで、久しぶりに、心の扉を全開にした気分。


 そろそろ、なにか新しいことができそうな気がしてきた。いろいろ考えた末、3学期から予備校に通うことにした。



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