表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/28

第6章:3年生、由美(2)

 でも、あたしの気持ちも、エスカレートしてしまった。

 もう公然のカップルとなった結希。なんども部屋に誘った。

 結希も、最初の内は、毎回抵抗した。終わるたびに泣いていた。

 いつしか、あきらめ顔に変わった。

 お友達からは「由美って、最近雰囲気変わったね」と言われる。


 毎月あたしの身体に、くるべきものが、きてないことに気づいた。思い当たること、って、ありまくり。

 あわてて病院に駆け込んだ。恐れた通り。

 結希にも話した。

「ごめんなさい」

 結希は、怒ることもせず、でも泣きながら謝ってきた。

 心が痛んだ。

 あたしが誘ったせいなのよ、あなたのせいじゃないの。あたしが全部責任取るから。

 そういって結希を元気づけた。


 二人で覚悟を決めて、学校の先生に申告した。

 先生に申告したところ、即刻、結希とは切り離され、別の部屋でそれぞれ先生と対応することになった。

 あたしは退学処分となった。

 そして、結希も、...退学したと聞いた。

 それぞれ、他の生徒に目につかないように、寮からも去った。


 漏れ聞こえる話では、結希は「自分が悪い、自分が情けない」と、先生の前でも泣きしゃくったらしい。女子校だから、こんなことを先生に相談しちゃいけないと思ってた、とも。先生たちも、問題の大きさを認識しつつ、彼女が処分に値するのか、退学勧告すべきなのか、わからなかったらしい。でも、彼女の心理状態が、きわめて不安定になっており、これ以上この学校にいられない状況と認められた。すでに結希は、同級生から「3年生と、るんるんのはずなのに、顔つきが暗い」と思われていた。....そんな話だった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ