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影の護り手  作者: 27サグマル
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11.顔合わせ

 部屋に戻って少しした後、オルパから西広場に集まるよう連絡があった。

 現在城にいる近衛騎士たちの顔合わせをするらしい。

 ウィルは手早く身支度を整え私室を後にした。


 それからしばし彷徨った後、事情を察したオルパの助けでどうにかウィルは西広場に到着した。

「お前……方向音痴じゃとは聞いておったが、そこまで酷かったのか。よくそれで自分の部屋まで行けたな」

 呆れたように言ったのは、比較的ラフな軽鎧に身を包んだシド。

 まさか王女直々に案内してもらったなどとは言えないので、曖昧な笑みで誤魔化す。

「まあ良い、自己紹介だ。知っておるとは思うが、ワシはシド・ベイナズ。騎士長じゃ。仕事があるので今日はここで抜ける」

「「「お疲れ様でしたー」」」

 モスグリーンの髪を短く刈った厳めしい顔つきの男が進み出た。

「俺はラザオル・ガダフだ。シド殿がおられない際に近衛騎士がまとまって動く場合、俺が指揮を担当する」

 次に、オルパとこっそり小突き合っていた金髪の青年が口を開く。

「オレはアラン・モズルム。近衛騎士になってから今年で三年目だな、ヨロシク!」

 そういえば第二試験の時に進行をしていた気がする。やはり、軽い。

「ボクはオルパ・ケイディオ。アランの同期だね、宜しく」

 そこで先輩騎士たちの自己紹介が終わり、ウィルは自分と同期になる相手の出方を窺おうと――

「私はマリー・シュナンと申します。以後宜しくお願い致します」

 さっさと名乗ったのは銀髪を肩の辺りで切り揃えた同年代の少女。

 ルビーのような紅い目の厳しさといい鋭い声といい、真面目そうな印象を受ける。

「えっと、僕は――」

 マリーが名乗り終えたのを確認したウィルが名乗ろうとした瞬間、すぐ側に何か黒い塊が着弾した。

「わたし、は……アルナ・ベイナズ、と申、します。近衛騎士になっ、てからは、五年目、です」

 涼しげなポーカーフェイス、凛とした立ち姿とは裏腹に上がった息のまま自己紹介したのは灰髪の騎士。

「ベイナズ……?」

「そ。アル嬢はシドさんのお孫さん」

 マリーの呟きにアランが答える。

「アル嬢にも紹介すると、この子がマリー・シュナン。最後に、こいつがウィル君」

 視線で促されたウィルは改めて一歩前に出る。

「ウィリオス・レセアージェンです。宜しくお願いします」

 ぺこりと一礼した後、ある事に思い至ってウィルは小さく首を傾げる。

「あれ、なんでアランさんは僕のことを……?」

「なんかオルパが連れ回してるって聞いたからな。その流れで」

「そういうことでしたか」

 会話が一段落したところで、ラザオルが一つ咳払いをする。

「それではこれより、マリーとウィリオスには我々と試合をしてもらおうか」

「「分かりました!」」

 アランとオルパは親のコネで試験を飛ばしています。

 十分な実力があったから認められた例外ですが。。

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