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影の護り手  作者: 27サグマル
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10.叙勲式

 翌日、ウィルは叙勲式の行われる玉座の間で待機していた。

 当てもなく彷徨っていた視線が、不意に一点に引き寄せられる。

 その先にいたのは王女――ではなく、その傍に控えるやや地味な金髪の少女。

 王女と共に出席する近侍の一人なのだろう。

 先日の一件で自信こそ失くしてしまったが、それでも彼女は――

 視線に気づいたのか、少女がこちらを見る。

 ギクリ、と音がしそうなほど不自然に固まった少女は、慌てたように近くの近侍に何かを告げると無礼にならないギリギリの速度で歩み去ってしまった。


 それから少しして、叙勲式の始まる時間になった。

「国王陛下のぉ、おなぁりぃーっ!」

 やたら大げさに兵士が告げるのを合図に、式が始まる。


「……それではここに、レザフィル王国十二代国王リグテム・パンディエラの名において、ウィリオス・レセアージェンを近衛騎士に任命する」

 リグテムから儀礼用の剣を受け取ったウィルは自らの剣をリグテムに捧げ、改めて低頭する。

「今ここに新たな近衛騎士が生まれた。すべての騎士の範として、誇るべき活躍を期待する!」

「身命を賭して我が国、民、仲間に尽くす所存です!」

 玉座の間が祝福の声に沸き返る中、ウィルは退場する。

 入口の警備をしていた兵の祝辞に礼を述べ、ウィルは先日自作した地図を片手に自室へと戻った。

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