100話 クラス対抗戦! 最下位は地獄の補習!?
翌日の朝のホームルーム。
教壇に立った担任教師が、出席簿を机にパタンと置くと、思い出したように告げた。
「そうだ、お前たち。来週、特別試験があるからな」
「「「はぁ!?」」」
教室内から一斉に驚愕の声が上がる。
「えっ!? どういうことですの!?」
「何の試験だよ!?」
「先生、一体何をするんですか!?」
騒ぎ立てる生徒たちを前に、担任は面倒くさそうに頭を掻いた。
「クラス対抗戦だ」
「?」
「対抗戦……?」
「どういうことだ?」
「先生、もっと詳しく説明してくださいまし!!」
身を乗り出す舞香の剣幕に押され、担任は少し引き気味に手を上げた。
「お、おう……。各クラスごとに、指定された本ダンジョンに潜ってもらう。試験内容はシンプルで、期間内に持ち帰った『魔石の総量と討伐スコア』の競い合いだ」
「なるほど……ダンジョン探索の実戦試験というわけか」
「本当ですか? 普通のペーパーテストよりは腕が鳴りますわね」
俺と舞香が納得しかけたところで、担任はニヤリと不敵な笑みを浮かべた。
「ま、気楽にやれ。別にペナルティは何もないからな。ちなみに順位ごとの報酬はこうだ。
1位:豪華海外旅行
2位:高級温泉旅館宿泊券
3位:プライベートビーチ貸切ツアー
4位:国内有名リゾート旅行
……そして最下位の5位は、地獄の強制缶詰め補習&追加課題だ」
一瞬の静寂の後、教室が爆発した。
「「「ペナルティあるじゃないですかぁぁぁッ!!」」」
「ちゃんと言ってくださいまし!! 最後の補習、明らかに実害しかありませんわ!!」
「そうだそうだ!! 先生、話が違うぞ!!」
「落ち着け、お前ら!」
怒号が飛び交う教室を制そうと、担任が慌てて両手を広げる。
「これで落ち着けるはずがありませんでしょう!! 私たちを地獄の補習漬けにする気ですの!?」
「いや、だから……この対抗戦への参加は任意だ。強制じゃないからな? 嫌なら参加を断ればいいだけの話だぞ」
担任がそう言い放った瞬間、教室中の生徒たちの視線が一斉に交錯し、新たな火花が散り始めたのだった。




