最高の夫婦?
少し変かな?でもこんな感じも避けない?w
「うわー、なんやこの氷の壁は?」ユグ爺の結界近くに来て思わず口から出た一言目だ。ナルのやろう、魔法で作られた氷は魔力を帯びていて溶けにくいんだぞ? まさか俺に溶かせって言わないだろうな・・・言うだろうなぁ。帰ろうかなぁ?
嫌な予感しつつも、結界内に入る。ユグ爺の結界は強力で破るのはほぼ不可能にちかい。入る方法は、一か所だけアーチ状に出ている木に根っこを潜る必要がある。門番もきちんといる。敵襲時には完全封鎖をする役目があるんだよね。アーチを潜り、門番に軽く「チーっす」と挨拶をしてナルを探す。奥に進むと、ナルがギアちゃんと戯れているのが見えて俺も混ざることのした。
火卯我「パパーただいまー!アナタの大好きな嫁が帰って来たわよ!」
氷帝「・・・」
ギア「ピー!」
火卯我「あらギアちゃん、はじめましておかあさんでしゅよー」
ギア「ピッピー」
火卯我「うんもーかわいいわねー」
氷帝「はぁ、用件は?」
火卯我「言わなくてもわかってんだろ?」
氷帝「動き出したって事か・・・」
火卯我「あっらー!言わずとも伝わる、私たちって最高の夫婦ねぇ!」
氷帝「なぁ、ぶっ叩いていいか?」
火卯我「っえ?まさか、これが愛の鞭!?あたしって,愛されてるー!」
氷帝「はぁ、そこで待っていろ。一発・・・」
火卯我「お?今度は追いかけっこか?いいぜ」
氷帝「・・・やっぱやめだ、お前を追いかけるのは疲れる」
火卯我「やめちゃうのか?捕まえられたらご褒美・あ・げ・る・よ?」
ギア「ピー?」
火卯我「あぁごめんごめん。ギアちゃんにはまだ早い話だ」
氷帝「面倒くさい奴だ。やんちゃなギアの方がよっぽど大人しいぞ」
ギア「ピピ!」
火卯我「ギアちゃん・・・褒めてないと思うぞ?」
ギア「ピー?」
氷帝「お前・・・ギアの言葉わかるのか?」
火卯我「あら?パパは分からないの?育児放棄してた?」
氷帝「真面目な話だ!」
火卯我「・・・表情だよ、情報屋として相手の表情で感情をよみとってるだけだよお」
氷帝「そうか・・・ところでまさか、魔獣どもが動き出したってことを伝えに来ただけか?」
火卯我「まっさかー、わかってんだろ?爺さんもうそんなに長くないぞ?」
氷帝「・・・」
火卯我「どうする気だ?いつまでも結界を頼れないぞ?」
氷帝「分かってる・・・くそ、生まれたばかりだって言うのに・・・」
火卯我「世界が魔物やら魔落ちした奴らで溢れかえりそうだ。お前が出ないと大変なことになるぞ」
氷帝「とりあえずクパルに協力してもらう。悪いが伝えてきてくれ」
火卯我「えぇーあのオッサン嫌いなんだが?冗談通じないし、なんでも本気にするし、暑苦しいし・・・そうだ!シロビちゃんは?シロビちゃんに行かせようよ!連絡係だろ?」
氷帝「お前が言ったじゃないか?敵があふれかえってるって。シロビには荷が重い。それにお前が苦手なのは水だろ?」
火卯我「はぁわかったよぉ。行けばいいんだろ?」
氷帝「ああ、任せるぞ」
火卯我「この貸しはデカいぞ?」
氷帝「いいから行ってこい」
火卯我「はぁ行ってきまーす」
ギア「ピッピピー!」
ギアちゃんとお別れをして、いやいや沼地に向かおうとしたらナルに「そうだった!外の氷頼んだぞ」って言いやがった!ちくしょう、踏んだり蹴ったりっだよ。




