#14 接吻から連戦へと
接吻から約三十分後、ラウルちゃんが起きてきた。
「おはよ...」
「おはよー」
きっとラウルちゃんは知らないだろう。まぁあんまり知ってほしくはないんだがな。
「ラウルちゃん。おはよ!」
シルフィはあの時と変わらぬ笑顔で挨拶を交わした。
シルフィは料理が得意だ。今日の朝ご飯は全てシルフィの手作りだ。
「おいしー!」
「旨いなこれ!」
本人曰わく、今日のは特に自信作だったらしい。
腹ごしらえを終え、俺ら三人は次のダンジョンへと向かった。
着いたのは宿から二十分もない所だ。外見はどこも一緒なのだろうか。まぁ五十もあるのだから一々作ってはいられないのだろう。
早速侵入だ。意外と楽しみな俺。二人も楽しみのように見える。
「前よりモンスター多いな...」
「そうだね。でも頑張ろ!」
「みずのまほー! あくあたんく!」
「光の魔法! ライトニングルミナス!」
「闇の魔法! ブラッドクロー!」
俺らは魔法を打つ。ただそれだけだ。
「ミラー!」
シルフィは覚えている限りの魔法を使った。
だが、どの属性にも当てはまらない魔法は覚えていなくても使えるらしい。
「スピード!」
試しに適当に使ってみたが移動速度が速くなった。意外といけるぞ。これ。
「ぱわー!」
ラウルちゃんは魔法を唱えた。名前からして攻撃力アップの能力だろうか。
そんなこんなで俺らはまた財宝の目の前まできた。これをあと四十八回と考えるととんでもない無理ゲーじゃないか?と思ってしまう。
財宝を獲得し、ワープで戻った俺らはこの前と違い、もう一つのダンジョンに行くことにした。




