そのじゅうに
人物設定まとめを投稿しました。
ふ ざ け ん な 。
日曜学校、といったところで、前世のように入学式があるわけではない。年の初めの最初ということで簡単なあいさつと、新入生ということで簡単な説明があったものの、授業自体は初日から当然のようにあった。カルチャーショックだ。
だが、それはいい。問題は、その授業の内容だ。
帝国公用語の読み書き、ということで、アルファベットの暗記から始まり、算術は1たす1。13歳にもなって学ぶことじゃねえだろおおおおおおおお!
と、叫ぶ寸前で生徒の7割が真面目に受けてることに気が付いた。……マジ?
後日知ったことなのだが、日曜学校に入る前に文字の読み書きや、1たす1レベルの計算であっても、勉強をしたことがある、というのはそれなりに裕福かつ知識を持ってる家に限られるらしい。カイルやミリアは3割に属している。
カイルは、家が商売をやっており、その手伝いをする過程で覚えたらしい。ミリアは、俺たちと遊んでる時に教えた。
あまりに暇なので、教師役でもある侍祭様から貰った教本をぱらぱらと読み解いてみる。2年間の授業でずっと使うから大事にするように、と言われた羊皮紙製の本だ。……この世界、パルプ紙はない模様。いや、あるのかもしれないけど、一般には出回っていない。
教本を読んで絶望した。算術、四則演算しかねえ。少数や分数がないどころか、乗算と除算は2ケタまでしかやらず、しかも筆算すらねえ。馬鹿だ! この世界馬鹿すぎる! ……頼むから、大学ではちゃんと学問してくれることを祈る。




