設定
第三世界・用語と設定紹介
【第三世界】
悠たちが最初に暮らした世界。
城を拠点に土地を広げ、資源を集め、武将を登用しながら、それぞれの生活を営んでいた。
住人たちにとって、城は暮らす場所であり、土地は自分たちの足で行き来する場所だった。戦争で失うものも、数字だけではなかった。
他の世界と比べ、温厚な気風を持つ。
ただし、争いがなかったわけではない。大同盟による圧力、土地をめぐる対立、合併に潜む悪意。そのたびに、住人たちは自分たちの生き方を選んでいく。
【世界の広さと地域】
世界は縦横一二〇〇の座標で構成される。
北西・北東・南西・南東、そして中央方面に勢力が存在し、それぞれが土地や砦を求めて活動していた。
悠たちの出発点は、北西のさらに端。
大きな勢力の中心から離れたその場所で、小さな協力関係が生まれ、やがて多くの人を迎える同盟へと育っていく。
【君主と城】
住人たちは君主として、自分の城を持つ。
武将の登用、資源の生産、兵の準備、周囲との交渉。その判断は、城主自身に委ねられている。
同じ仕組みの中にいても、望む暮らしは異なる。
領地を広げたい者もいれば、仲間と過ごすことを楽しむ者もいる。必ずしも、すべての君主が覇権を求めていたわけではない。
【土地と資源】
城を発展させ、兵を動かすための基盤。
土地を広げることは資源を得るだけでなく、砦へ向かう道や、他の城へ近づく経路を作ることでもあった。
そのため、一枚の土地の取得が、隣人への圧力や、戦争の準備と受け取られることもある。
内政と外交は、地図の上でつながっていた。
【砦】
同盟の活動に大きく関わる攻略目標。
取得には戦力だけでなく、そこまで土地を伸ばす準備や、部隊の到着時刻を合わせる連携が必要となる。
誰が攻め、誰が道を作り、誰が残った仕事を引き受けるのか。
砦の攻略には、同盟の普段のあり方が表れた。
【同盟】
複数の君主が集まり、協力するための組織。
募集機能を通じて仲間を迎え、情報を共有し、攻略や防衛に取り組む。
大きくなるほど戦力は増えるが、考え方や活動の仕方も増えていく。
同じ旗を掲げることと、全員が同じ気持ちでいることは、必ずしも一致しなかった。
【西端】
北西の端で、悠たちが共に歩み始めた小さな同盟。
初期の中心となったのは、悠・玄・葉・朔・律・岳・杏の七人。
相談し、確かめ、できることを分担する。
後に人数が増えてからも残る関係の原点となった。
【沢道】
湊が盟主を務めていた同盟。
北西で暮らす小さな集まりの一つであり、仲間をどのように守るかという問題に向き合う。
大きな同盟へ加わる安心と、自分たちのやり方を残したい気持ち。その両方が、北西の再編に関わっていく。
【北西中央同盟】
北西の勢力再編に関わる同盟。
周囲の小さな同盟にとって、その存在や加入条件は、自分たちの将来を左右するものだった。
大きな組織に入れば得られるものがある。
一方で、七人は条件の良し悪しだけでなく、その後にどんな暮らしが続くのかを考えていた。
【北西の猫】
北西の端から始まったつながりが広がり、およそ二百人規模へと育った同盟。
悠は副盟主を務めた。
出身も得意分野も異なる人々が集まり、内政、記録、交渉、移動、攻城、防衛を分担する。
北西をめぐる戦いを通じて、外の勢力からも無視できない存在となっていく。
世界の統合を前に、同盟としては解散する道を選ぶ。
同じ旗の下に残ることだけが、仲間であり続ける方法ではなかった。
【第三世界のほかの勢力】
南西中央同盟、南嶺、北西開拓会、天冠、天衡など、第三世界には複数の勢力が存在した。
それぞれに交渉の窓口があり、守りたい土地があり、組織としての事情があった。
悠たちは戦争だけでなく、書簡や交渉、仲裁を通じても、外の世界と関わっていく。
【登用札】
新たな武将を迎えるための札。
畑の建設など、一定の条件を達成することで手に入るほか、土地を取得した際にまれに得られることもある。
日々の内政や領地の拡大が、新たな出会いにつながる仕組み。
世界統合時の評価では、SSR以上が確定する札なども報酬となる。
【武将とレアリティ】
君主に仕え、戦闘や内政を支える存在。
R・SSR・URなどのレアリティがあり、戦闘に優れた者だけでなく、資源の生産を助ける者もいる。
基本的に、低いレアリティの武将はあまり言葉を発さず、高いレアリティほど会話が可能になる。
その中で、Rでありながらよく喋るカイは、初めから異質な存在だった。
【カイの特異性】
普段の評価と、特定の相手に向けた強さが一致しない武将。
最高位の相手に対してこそ力を発揮する性質を持つが、その能力は最初から明確に示されていたわけではない。
強い相手に勝てるからといって、あらゆる相手に強いとは限らない。
カイの存在は、レアリティだけで戦力を測る見方を揺さぶっていく。
【武将のポイント変換と競売】
武将はポイントへ変換することができ、そのポイントを使って、競売形式で別の武将を落札できる。
登用札で幸運を待つ以外にも、相場を読み、手持ちを運用して戦力を整える道が存在した。
何を残し、何を手放すかという判断も、戦略の一つになる。
【戦争と外交】
第三世界の争いは、兵数だけで決まるものではなかった。
どの土地を取るか、誰に連絡するか、どこまで譲るか、誰の救援に向かうか。
戦闘の前にも、終わった後にも、判断は続く。
一度勝ったことで生まれる不満もあれば、苦しいときに交わした約束が、後の助けになることもあった。
【多様な暮らし方】
第三世界では、大同盟への集約だけでなく、同盟が分かれ、それぞれの楽しみ方を選ぶ動きも生まれる。
少人数で過ごす者。
一人の同盟を作る者。
土地の取得を進めず、今ある暮らしを楽しむ者。
世界の仕組みが拡大を促していても、すべての住人が同じ目標を持つわけではなかった。
【上位兵と行軍の変化】
物語が進むと、上位兵への進化系統が解放され、行軍に必要な日数も大きく短縮される。
それまで遠さに守られていた場所にも、軍勢が届くようになる。
便利になったというだけでは済まない変化が、次の戦争の気配を生んでいく。
【世界終了のお知らせ】
住人たちに届いた、第三世界の終わりを告げる通知。
日々の暮らしや争いを重ねてきた世界に、区切りが訪れる。
城や土地、同盟の形を、そのまま次へ持っていくことはできない。
何を残し、何を手放し、誰と次へ進むのか。住人たちは、それぞれの答えを選ぶことになる。
【第四世界との統合】
第三世界と第四世界の住人が、新たな世界へ移る。
この時点で新しい世界にいるのは、旧第三世界と旧第四世界から来た住人たちである。
領地ポイントは引き継がれる一方、砦によるボーナスは失われる。新たな土地を取得するには、引き継いだ取得分を放棄して枠を空ける必要があり、砦の取得によって枠を増やす仕組みもある。
土地は変わり、勢力図も作り直される。
それでも、以前の世界で得た経験や、人との関係は残っていた。
*
第三世界で悠たちが覚えたのは、
城を強くする方法だけではなかった。
返事を待つこと。
事情を聞くこと。
できない仕事を、できる誰かに頼むこと。
地図から消えてしまった北西は、
その後も、彼らの選ぶ行動の中に残り続けた。




