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番外編3-5 レオン 君を守る!


楽しいお昼を過ごし、もう少し町を見ていこうということになった。


なんかミレーともっといたいな。


そう思って歩いていると人も増え、思うように動けなくなった。


そうしているうちに近くにいたはずのミレーを見失っていることに気づいた。



どこだ?



俺の心臓がどくどくと破裂しそうなほど暴れている。



水色のワンピースのかわいいミレー。



どこにいるんだ。



もと来た道を見返した時、俺は怒りから体が震えるようだった。


そこには、嫌がるミレーを3人の男が手を引いて連れて行こうとしていた。


他には何も考えられず、人込みをかき分け、ミレーの所までたどり着く。


そうして、怒りを鎮めながらゆっくりと聞いた。


「何しているんだ。その手を離せ。」


すると、男たちは余程自分たちの方が強いと思っているのか、笑いながら言った。


「俺たちの方が彼女を楽しませてあげられるんでね。


取り戻したいんなら、力ずくで来いよ。


こっちは3人もいるんだからな。


おとなしく帰った方が身のた・・」


最後まで聞かないうちに、体が動いてしまった。


俺だって、毎日騎士団で訓練しているんだ。


3人いたって負ける気はしない。


いや。どんな強い相手だって、ミレーを守り切ってやる!


男の腕を取り、後ろにひねった。


二人目の男も足払いで倒した。


最後の男はもちろんミレーを引きずっていた男。


許さない。


俺は重い拳をたたきつけ、一撃で倒した。


そうして勝敗は、あっという間についた。



その場にのびている男たちをほっといて、俺はミレーを横抱きにして、なるべく男たちのところから遠ざけた。


もう、視界に入れるのさえ嫌だった。


真っ赤になって固まっているミレーのことなど、気付かずに。



そうして、誰もいない広場まで来ると、ミレーをそっとおろした。


「大丈夫だったか?俺が付いていたのにごめんな。怖かっただろう?」


俺が、頭を下げて謝ると、ミレーは首を大きく振る。


「全然怖くなかったです。だって、あなたがいたから。絶対守ってくれると知っていたから・・・ありがとうございました。助けてくれて。」


強がっていても指先を見ると、手が震えている。


誘拐されて男たちの怖さが分かっているミレーだからこそ、こんな目には合わせたくなかった。


俺が守らなければならなかった。


俺は思わずミレーを抱きしめてしまった。


俺は、深く後悔してミレーにこう言った。


「・・・ミレー。


俺はもう二度と君を失いたくはない。


君のことを失うかと思うと心臓が張り裂けそうになる。


今まで、それがどういうことか分からなかった。


でも、今日のことで分かった。


俺は、君が好きだ。


誰にも渡したくない。


いや、誰にも渡さない。


君を絶対守る。


だから一生俺だけを見てほしい。」



ミレーは驚きで、目を丸くしながら真っ赤になっている。



「私でいいんですか?だって私、今は平民ですよ。」


「そんなの関係ない。ミレーがいいんだ。」


ミレーはそれを聞くと、涙を流し始めた。



「嬉しいです。


わたしずっとあなたが好きでした。


助けに来てくれた時からずっと私の王子さまでした。


それでも身分が気になってずっと陰から応援するつもりでいました。


でも、あなたとお話しするようになって、どんどん自分の中であなたへの気持ちが抑えきれなくなってしまって・・・」



「もう抑えなくてもいいだろ。だって俺たち両思いだ。これからもずっと。」



そうして、もう離れないぞと手をつないで帰った王城で、殿下とシャルに歓迎された。


なぜか、二人とも俺たちのことを知っていたなんてーー


どうしてだ。



まあ、俺、今最高に幸せだからいいか・・・



もう離さないと決めたその手を、俺は強く握り返した。


男レオン!

幸せになってほしい。

とうとうレオン編が終わってしまいました。

残念です。

本日あと1話投稿します。(番外編も最後です。)


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