表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

34/60

4-1 卒業パーティーに行ってきます!

いつもありがとうございます。

とうとう4章スタートです。


「わあ。素敵なドレスですね。」



あの誘拐事件の後。


アル様とは婚約を解消しないことを確認した。


どちらかというと確認させられた。


でも、それでいい。


いや。


それがいい。



私の気持ちも決まった。



「私からドレスは贈らせてもらうよ。」


「首飾りとイヤリングはローゼンベルク家に最高級品をオーダーする。」



今度、アル様の卒業パーティーがある。


そこに、私はパートナーとして出席する。


アル様は、その時の衣装やジュエリーを贈ってくれるというのだ。


なんか恥ずかしい。


だって、婚約者として出席するなんて。


「ドレスは赤い色のものを贈るよ。意味は、分かる?」


意地悪だ。


だって。


それって。



アル様の瞳の色だから。



まるで、あの時のアル様に包まれているような。


そんな気がする。



いや~~~~~っ



何を考えているの私。



「シャル?どうして顔が赤いのかな?」


アル様は、隣に座って手を握ってくる。


「何でもありません。」


恥ずかしくて。


下を向いてしまう。


でも、うれしくて。


その手は振りほどけない。




「ん。んんん。ぼくの目の前で何をしているのかな?」


いや~~


エド兄様がいることを忘れていた。


「まだ、婚約者なだけだからね。


適切なお付き合いをしてね。殿下?」


アル様の手をどける。



エド兄様はいつも私に甘い。






今日は、私のところにアル様からの贈り物が届いた。


アル様の瞳の色の素敵なドレス。


アル様にオーダーいただいたジュエリーも手元に届いた。


これで、準備はできた。






明日は、とうとう卒業パーティー。


乙女ゲームの世界では、私にとって


運命の日。



ゲームの中。


ここで私は


断罪される



王太子に婚約破棄され


学園からも追放され



ローゼンベルク家は


没落する



それが


この世界の運命だった




本当にあるのだろうか?


私の断罪。


それとも・・




家族の再生。


ローゼンベルク家の立て直し。


レオンとの関係改善。


学園での噂の払しょく。



やれることは、全てやった。


やり切った。



それでも、一抹の不安が残った。



赤いドレスは、私のお守りになるのか。






そして、当日。


「シャル。世界一綺麗だよ。自慢の娘だ。」


お父様が私を過大に褒めてくる。


「本当に。今日はみんながあなたしか見えなくなるわ。」


お母様なんて、少し涙ぐんでいる。


「シャル。今までよく頑張ったね。今日は楽しんでおいで。」


お兄様が私の髪形を崩さないように優しく頭を撫でてくれる。




こうして、卒業パーティーに向かう。


幸せな気持ちを勇気に変えて。



行ってきます。



精一杯。



頑張ってきます!




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ