素人の50代おっさんは、コミュ症です。
自分の作品に感想が付いたときの心境の変化を人気マンガ「古見さんは、コミュ症です。」風に書いていきます。
〝カタカタカタッ……カチッ〟
いつものように「小説家になろう」にログインする。
〝ビクッ!!〟
ホーム画面の「重要なお知らせ」に『感想が書かれました』と表示が出てきた。
〝ドドドドドドドドッ〟(注・心臓の音)
普段全く変化のないホーム画面、「何かやらかした?」と一気に緊張が高まる。
【その一方、反応があったことに対しては素直にうれしい】
「……」
〝カチッ〟
現実を直視できないので一旦ログアウトする。
『作業お疲れ様でした。またのご利用、お待ちしています』
↑何も作業していない。
覚悟を決めて再度ログイン。
〝プルプル……カチッ〟
新着の表示が消えたので「書かれた感想一覧」を震える手でクリック。
〝ドキドキドキ……〟
(気に障ることでも書いたか? ネタが攻めすぎたか? 文章が読みにくかったか? 単純につまんなかったか?)
ネガティブ要素のみ脳内を巡る。
普通に感想が書かれていた。
(ふぅーっ、罵詈雑言じゃなくてよかったぁ!)
安心した。【ここが自己肯定感のピーク】
(あっ!)
安心したのもつかの間、ここである『問題』に気付く。
(返事……書かなきゃダメだよな?)
〝カチッ〟
「感想返信」をクリックする。
『○○様 感想ありがとうございました。 ●×▲■……』
返信を長々と書き始める。途中で書いた文章を読み葛藤する。
(何か内容が重い! 圧が強すぎる気が……書きたいことは山ほどあるけど、こんなガツガツした文章書いたら引かれるのでは? でも「感想ありがとう」だけでは事務的で「コイツ何様だよ?」って思われそう……)
「……」
〝カチッ〟
途中まで書いた文章を全て消去。
「すぅー、はぁー」
一旦深呼吸。
「何様」と「ガツガツ」のどちらでもないポジションを狙いながら返信を書く。
送信ボタンにカーソルを合わせる。
〝カタカタカタ……ガタガタガタタタッ!!〟
左クリックを押す指が大きく震える。
〝カチッ〟
覚悟をしていない状態でうっかりクリック……送信完了。
……
……
……
待てど暮らせど送信先から「返信の返信」はもちろん来ない。
(何か失礼なこと書いたかな? 怒ってないかな? もう2度と作品読んでくれないかな?)
相手の反応がないので気になって寝付けない。
でも……
返信の返信が来るとそれはそれで面倒なので「明日頑張ろう」と自分に言い聞かせて寝る。
【結論】
感想もらえると素直にうれしい。
ここまで読んでいただき本当に申し訳ない。次回は、感想と同じくらいおっさんの頭を悩ます「評価」についてです。




