表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

第一話 飛行モードと集う者達

リシュマ・パロ・・女……リーダーでもある。


ピニス・マオ・・女の子


シュペル・リヒリ・・老人


レクト・バラン・・気の強い若い男


グリン・バーロン・・情報屋


ゲレン・バトロー・・流風たちの街を破壊した張本人


 ロボを操縦し、歩みを進める僕達。


 「……なぁ……一ついいか?」

 リックが言う。


 (僕はなんとなく言うことが分かる、多分…優衣も同じ事を考えているだろう)


 「飛べないのって言いたいんでしょ?」


 「ああ、飛行モードとかないのか?相手を追うにしても歩きだけだと限界がある。

 そもそも、それで追いつけるとは思えないし」


 「確かに、優衣……何か無い?」


 「うん、ちょっと時間かかるよ。

 …………」


 ……。


 ……………。


 「………これかも………あるよ。

 でも結構エネルギー使うかも……あ……ちょっと待って………」


 「優衣、急がなくていいよ。

 僕達は歩みながら他の事を考えているから」


 「うん、ありがと」


 「リック……あのおじさんが言っていた悪いロボ……僕たちで倒せるかな……やっぱり、不安でさ。

 こんな事を言うのもやっぱり変だけど……戦いたくない……」


 「……お前の気持ち……分からなくもない……相手は人が乗っている……だけど、俺達の街を破壊した事は変わらないもしかしたら他の街を破壊しているかも知れない……優衣も俺も……勿論、流風……お前だって許せないだろ?家族を奪われた辛さを。

 俺達はこのロボで倒す運命だったのかもしれない。

 お前があの山で見つけたのも……な?」


 「ふっ…リックもキラキラな事を言うんだね。

 少し笑っちゃったよ」


 「おい!笑うなー!」


 「ねぇ二人とも!ふざけている所悪いけどなんとか、エネルギーの消費を抑えながら、飛行モード出来るみたい。

 私が操作するから」


 そして優衣は片方の手でパネルをタップする。


 すると


 ビュン!


 ガチョン!!


 !?


 突然の音がして僕とリックは慌てる。


 「ゆ、優衣!?なんか変な音した!」


 「大丈夫、2人が話している間に色々とパネルで確認していたの。

 今は変形した音だよ、多分外から見たら大きな飛行機見たいな形になっていると思うよ。

 それで飛んでるから」



 「そ、そっか……優衣凄いな……もうロボを扱えてるじゃん」


 「ううん、私なんかダメダメだよ……戦闘で怯えて2人に迷惑をかけちゃってるから……」


 「気にするな優衣、俺も流風も別にお前の事嫌わねぇよ。

 それとサンキューな、飛行モードを探してくれてよ」


 「うん!」


 「それじゃあ、行こう!!」


 そうして僕達は操縦桿を持ち、ロボが向かった方角へと進む。


 先程よりも早く。



 

 その頃


 「あははは!!!楽しいな〜!楽しいなぁー!!!雑魚共地球人達狩りはな!!!」

 ロボを使い男が街を焼け野原にしていた。


 ザー。


 「おい……そこまでにしておけ……無闇にやれば、この地上が穢れるだろ」

 男の通信に入ったのはスキンヘッドのイカツイ男。


 「へいへい、分かったよ……少し前にも街を焼け野原にしたぜ。

 最高〜だった」


 「……まぁいい、集合だそうだ……リーダーが待っているぞ」


 「リーダーってアイツですか?」


 「おい、口を慎め……あの方はこの地上を手に入れるお方だぞ……」


 「はいはい分かってますよ〜」


 (コイツ……面倒だな……)


 ……。、


 男が少し開けた場所に降りると、5機のロボが待っていた。


 ロボから降りる男。


 5人の人物が待っていた。


 「リーダーっていうのはあんたか?」

 男が言う。


 青髪ショートヘア、黒い帽子を被って片目に眼帯をつけている者。


 「ああ、私は……リシュマ・パロ。

 リーダーだ……」


 (女だったのか……コイツ……見た目からして男だと思ったが)


 「リシュマか」


 「私の仲間を自己紹介をしよう、私の隣に居るのがピニス・マオだ。

 小柄だが、かなり強いぞ」


 「よろしくね」


 「それで隣がシュペル・リヒリ。

 高齢者っぽいが腕は中々の者だ」


 「よろしくお願いします……」


 「シュペルの隣に居るのは」


 「俺はレクト・バラン……あんまり馴れ合う気などない……強いなら期待するがな」


 「そう、レクトだ。

 まぁ若干問題児だが、戦闘経験は中々のもの……5人の中では私の下くらいには強いぞ」


 

 「最後が俺だ、ここにお前を連れてきた…グリン・バーロンだ。

 情報収集とかをやっている」


 「なるほどな、俺はゲレン・バトロー。

 期待しているぜ」


 「で、シュペル……地球人はあとどれくらいで倒せそう?」


 「……まぁ、そんな時間は取らんじゃろ……やつらの攻撃手段の物達では我々ロボに勝てるはずもない」


 「そう、……それと破壊王は?この地上にあると言われているけど」


 「うーん……少し探しては見たんじゃが……何処にも居らんかった……もしかしたら、この地球に無い可能性もある…星だけ侵略して他の星に行くのはどうじゃ?…」


 ……。


 「……そう、でも…、少し感じるの……破壊王の気配を……あの威圧的な感覚が……ほんの少しだけど……」


 「……分かった、それならもう少しだけここに残るとしよう……いいかお主ら……この星の者達を一匹残らず始末せよ。

 子供、女……など関係ない………慈悲など不要じゃぞ?」


 「はい」


 そうしてシュペルの指示でピニス達は自分達のロボに乗り込み行ってしまった。



 残ったのはリシュマとゲレンだ。


 「………お前は行かないのか?」


 「ああ、少し風を浴びたくてね…………」


 「……それじゃあ俺もアイツラのように街とか破壊してくる……」


 「………ああ頼む」


 そうしてゲレンもロボに乗り込み飛んでいった。


 (………)


 「……感じる……破壊王の気配を…………必ず見つけ出し……あの方に献上しなければ……」


 そうしてリシュマも少し寂しさを感じる顔をして、ロボに乗り込み……飛んで行った。


 ………。


 …………。




 その頃


 ロボを操縦し、目的のロボが向かった方角へと進んでいる流風達。


 

 「ねぇ、お腹空かない?」

 僕は不意に呟く。


 「俺も腹減ったし、優衣もお腹すいただろ?」


 「うん…」


 「それじゃあ近くの街にでも行く?」


 「そうだね……」


 そうして少し近くの街に降り、ロボには僕とリックが残り、優衣一人で買い物しに行くことに。


 地面に降りた時、沢山の人々が僕達の顔をチラチラと見てきた。


 ショップ


 (えっと……お菓子とかパンとかでいいよね?)

 優衣はかごにパンやお菓子を入れて水のペットボトルを何本か購入した。


 

 (……なんかお金を渡してる時も街の人、チラチラ見てたよね……なんなんだろう……)


 優衣は少しの不安感を持ちながら、ロボへと戻る。


 「買えた?」

 僕は優衣に向かって聞く。


 「うん、パンとかお菓子とか買ったよ。

 それとお水も……」

 優衣は笑顔で僕達に渡した。


 「ありがと優衣、席でゆっくりしてて…」


 「うん」


 「はむっ……」

 リックはパンを頬張る。


 「うまい……やっぱ……パンだよな……」


 「そうだね、食べやすいしお手軽だもんね。

 それよりさ……この街に来る前……飛行している時、破壊された街……見えたよね」


 「ああ、奴がやったんじゃないか?ひどい奴だな、街を滅茶苦茶にしやがって……許せねぇ」


 ピピピ……。


 !?


 (アラーム!?敵か!?)


 僕は口に無理やり入れ、操縦桿を持ち辺りを見渡す。


 すると少し遠いところにロボが見えた。

 


 ……。


 「敵……か?」


 「見た感じ……追いかけてるロボじゃない……」


 

 ……


 「あれは……破壊王!?なぜあそこに!?アイツに通信を入れるか?……いや、そもそも起動している?……人が乗っているのか?……」


 ザー。

 

 !?


 突然モニターに老人が映る。


 「だ、誰ですか!?」


 「な!?子供!?」

 

 「あ、あんた誰だよ!!もしかして……目の前に居るロボの操縦者か!?」

 リックが言う。



 「お前達こそ!なぜ、そのロボに乗っている!子供が乗るロボじゃないんだぞ!!早く降りろ!!」

 老人は言う。


 (なんなんだこの人は!……)


 「降りない!!僕は倒すべき敵が居る……このロボでそいつを倒す……それとこの地球に攻めてくる者を倒すその目的もある」

 僕はそう答える。


 (……なぜ子供がその事を!?まさか、あの男め……生きておったか……しぶとい奴め……)


 「悪い事は言わん……降りろ……死にたくなければな……若く死ぬのは嫌じゃろ?」


 「どうする?……流風」


 「降りない……僕達は自分達の街を破壊された……家族も街も失った……だから、僕は僕達はそのパイロットを憎き敵を倒すまで降りない!!!」


 「死を望むか!!!」


 !


 (速い!!!)


 ドカーン。


 ビームライフルが破壊王をかすめる。



 「やるっていうのならやってやる!!!」


 プツン。


 僕は通信を切り、ロボを最適化する。


 「流風、やるぞ!!アイツを倒す!!」


 「おう!」



 キュイン!!!



 「はああ!!!」


 「なんの!!」


 バチバチ。


 ビームソード同士がぶつかり合う。


 (くっ!強い………!!でも!!)


 (この子供ら!破壊王を使いこなしている!?だが……!!!)


 「はあ!!!」


 パン!!!



 (しまっ!?)

 老人の乗るロボが破壊王のビームソードを吹き飛ばす。


 「もらった!!!」


 (やられる!!)


 「大丈夫!!!これで!!!」

 優衣はパネルを押し



 ガキン!!!


 (何!?)


 なんと破壊王の前にバリアフフィールドが現れ、ロボの攻撃を防ぐ。


 「ナイス!優衣!」


 「うん!」


 「トドメだ!!!ビームライフルで!!!えーい!!!」


 「ぐわああ!!」


 ドカーン!


 破壊王のビームライフルがロボを直撃、煙が立つ。


 (……まさか……フィールドまでも使いこなしているとは……これは……まぁ良い………いいものを見せてもらったわ……)


 ザー。


 通信が入る。


 「子らよ、いいものを見せてもらった……ワシに一撃を与えたから少し情報をやろうではないか」


 「は?何を言って」


 「ワシらはお前たちの乗る破壊王を手に入れる為にここに来た……そして街を破壊したロボとワシらは同じ仲間じゃ、そしてこの地上の人間を全て排除する……それだけじゃ。

 それじゃあまた会おう!!!」


 プツン。


 そしてロボから老人が現れ逃げていった。


 「……」


 「なぁ……流風、あの爺さん奴らの仲間何だよな……何で普通に情報を教えたんだ?」


 「分かんない……でも、気に入ったんじゃない?自分の方が強いからまさか負けるとは思わなかったんでしょ?」



 「でも、あのおじいさんが言っていた事……やばいよ……このロボを狙っている人、そして地上の人を全員殺るみたいだし……殺されちゃうのかな私達も」


 「黙って殺されてたまるかよ、この破壊王で倒していこうぜ。

 俺と流風、優衣が居れば怖くないからな!敵なんてあっという間に撃破だ」


 「ふふ、リックは頭が空っぽでいいわね」


 「な、何だと〜」


 「まぁまぁ……それよりも……色々と考えないといけない……このロボを直したりしないといけないときもあるし……何か拠点とかあればいいけど。

 それか地上にあのロボに立ち向かう軍がいればいいんだけど……」



 「武装の点検も必要だしな……まぁ飛行モードで空を跳ぶならがら探してみたらどうだ?」


 「いい案だね、分かった」


 そうして飛行モードにしてこの場から離れた。



 ……。


 (あのロボ……我々の街を守ったのか?……あのロボから……あの子らは何ものなんだ……)




コメントと評価お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ