プロローグ
青木流風・・男の子、主人公
巫剣リック・・少しやんちゃな男の子
柊木優衣・・少し怖がりの女の子
地球
アリポスト街
そこに一人の少年が居た。
黒髪ショートヘア、青い瞳で顔は童顔の男。
名は流風と言う。
そして金髪ショートヘアの黒い瞳の幼馴染のリックと茶髪ロングヘア、髪にハートのヘアピンを付けた優衣と共に裏山で遊んでいた。
「流風、今日は何する?」
「今日は探索しない?この裏山って入ってすぐの所でしか遊んでないでしょ?
だから、もしかしたら奥に行ったら何かあるかも〜って」
「流石流風だな!行こうぜ!」
「ち、ちょっと!あんまり奥に行ったら帰れないかもしれないじゃん。
それに、動物とか居るかも知れないよ。
私……怖いよ」
「大丈夫だって!やばかったら隠れて逃げよう」
「う、うーん……分かったよ……」
「よし!しゅっぱーつ」
3人は裏山の奥へと進んでいく。
そして3人の戦いの鐘は既に鳴らされているのかもしれない……。
……。
上空
ロボに乗っている一人の男。
「……ピー……応答お願いします」
「……ざざざ……」
「くそ!反応がない……にしても、ここは田舎臭いな、空からでもわかる通り……田んぼだらけ。
……そうだ……通信が繋がらない腹いせにこの街を破壊してやる!!
勿論、俺は優しいからな……一発にしといてやるぜ!!!」
そうしてロボはビームガンを街の方に向けた。
「よし………街の中央は……ここだな……さぁ!!!絶望の声を聞かせてくれよ!!!!」
バキュン!!!
それは一筋のエネルギーの線、それは真っ直ぐ街の方に向かい
ドカーン!!!!!
街に直撃した瞬間大きな爆発を起こし、街を一撃で壊滅させた。
「よっしゃ!!!へへへ!ありがたく思えよ、この俺様直々に手を下されたんだからな。
ザマァ〜」
男は何処かに去っていった。
その頃裏山に居た3人はというと
かなり奥に進んでいった時
ドカーン!!!!
とてつもない爆発音でビビる3人。
木を登り見渡すと街があったであろう場所は荒野の状態になっている。
「え…、嘘だろ」
「リック!何か見えたのか?」
「ま、街が……街がなくなっている…………うん?」
リックは不意に空を見上げると街から遠ざかっている一つのロボが見えた。
(あれは!)
「なんだって!!街が無くなった?!どういう事だよリック」
するすると降りて来るリック。
「その言葉の通りだよ、街が何も無いんだ。
しかも俺は見ちまったんだ……街を破壊したと思われる……ロボを」
「ロボ!?ロボって戦争とかで使っているロボ?あの、ビームガンとかビームサーベルとか使うやつだろ?」
「ああ」
「そんな……ママは……パパは……」
優衣は泣きそうな声で言う。
「……クソ……僕のパパも……ママも……許さない……」
「リック、あのロボを倒したい!何かロボとかない?」
「いやいや、俺達、まだ子供だろ?そんな物あるわけないだろ?
ましてや、ロボなんてあったら警察に捕まっちゃうよ」
「だよね…………うん?」
すると森の奥で何かがキラリと光るような気がした。
僕はそのほうへと向かう。
「どうしたんだよ流風」
「ち、ちょっと待ってよ〜」
リックと優衣は流風を追いかける。
(なんだろう……あの奥に何かがある……そんな……気がする……)
そうして奥へとたどり着くと
「え……」
僕は言葉を失った。
「ハァハァ……流風、どうしたんだよ……え……」
リックも立ち止まり言葉を失う。
「ふ、二人ともどうしたの?」
優衣が言う。
「あれ……ロボじゃない?」
流風の指差す方にロボの頭らしき物が見えた。
「行ってみようぜ」
リックがいい、3人は駆け寄る。
近づくと間違いない……ロボの頭だ。
僕はおもむろにロボに触れると
ピコン!!
!?
ロボが光だし、地面が揺れ始める。
「な、何!?」
「ち、ちょっと!流風……何したの!?」
優衣も驚いている。
「わ、わかんないよ」
すると地面からズボズボと出てくるロボの部品、それは頭、体、足と勝手に合体していき3人の目の前には大きなロボが。
その大きさはビルよりもはるかに大きく、地面からだと頭があんまり見えない。
「……」
「なぁ……どうするリック……これ、逃げたほうがいい?」
「え、いや……ロボだろ……逃げたらなんかやばくね?」
「ふ、二人とも……私、怖いよ……死にたくないよ」
「だ、大丈夫……ぜ、絶対……守るから」
震えながら僕は言葉を吐き出す。
するとロボから謎の光が僕たちを照らす。
「眩し!!」
眩しさで目を閉じた直後
また目を開くと
!?
目の前にはロボを操縦する機械が置いてあった。
座席はなんと5席も。
「な、なぁ……これ……夢か?」
リックは言う。
「………イテッ」
僕は自分の頬を引っ張る。
痛かった。
「ゆ、夢じゃねぇ!!!!」
リックは驚く。
「ね、ねぇ!私、怖い……これなんなの??私はこんなの操縦とか出来ないよ!
私、女の子だよ……ロボなんて……」
「優衣……家族の仇は討たなくていいの?僕は許せないよ……あの逃げたロボだけは!!」
「……うん……でも、怖い……怖いの……」
「大丈夫……みんな一緒だ……僕もリックも」
「分かった……」
そうして3人は座席に座る。
すると
ピー。
勝手にシートベルトが付けられ、操縦桿が近くに。
「うわ!すげぇ〜流風、スゲェなこれよ。
マジで凄いロボだろ……」
「だね、結構強いのかも?」
「ねぇ、エネルギーが少ないみたいだよ。
どうしよう……」
「え、エネルギー?」
「うん、私の席には操縦桿と隣にパネルがついているんだけど……なんか電池のマークがある場所が点滅しているだよ」
「マジか……せっかく動けるかと思ったのに……」
「あ、ちょっと待って……これを……こうして……あ、サブの電源を引っ張ってこれるみたい……満タンだよサブは」
「よっしゃー!優衣、頼む」
「うん!」
ポチポチ。
優衣は画面に触れて操作する。
するとウイーン……。
音がして、システムが少しずつだが復活していく。
そして3人の目線の先には大きなモニターがあり、そこから外の様子が見えた。
「す、すげー……」
「そうだね……すごいねこれ…」
その時
ピーピーピー。
音がした。
「何!?」
僕とリックは操縦桿を動かして周りを見ると戦闘機がこちらに向かって来る。
「て、敵かな?」
優衣が言う。
すると戦闘機から声が聞こえた。
「そこのロボ!お前は何者だ?操縦者は名乗り出ろ。
さもなければ、攻撃する」
戦闘機のパイロットからだろうか質問が来た。
「どうしよ……な、なんて言えばいいのな?リック」
「だ、黙って居たら攻撃されるかもだし……なんか返事したらどうだ?
名前とか言ってみたら……」
「うん……」
僕はマイクのボタンを押して
「ぼ、僕は青木流風、それと巫剣リックと柊木優衣が居ます」
僕はそう答える。
すると
「そ、その声!子供か!?なぜ、子供がロボに!?」
「えっと……それは〜」
「バケモノだな!!!人の子供のふりをしている!!
そもそも子供がロボを乗れるはずがない!!攻撃する!!!」
どかーん。
ドカーン。
(うわあー!!攻撃してきた!?ど、どうしよー!!!)
「る、流風!どうする!やつら、攻撃してきたぞ!!」
「こ、攻撃したら、あの人達死ぬよね……」
ドカーン!!!
「きゃああ!!!」
ロボが地面に倒れる。
(クソ!!子供がロボに乗ったらおかしいのかよ!!……このまま死ぬくらいなら!!!)
「リック!!!攻撃しよう!!殺されたくない!!」
「そうだな!!やるか!!」
僕とリックは操縦桿を動かし、立ち上がり戦闘機に向かってパンチする。
「うわああ!!!」
ドカーン!!!
1つ目の戦闘機に直撃、爆破した。
「何!?」
(コイツラ子供だよな?……しかもこんなロボ、見たことないが……)
「もう一機居る!!」
「行くぜ!!ウルトラパンチ!!!」
「うわあああ!!!」
ドカーン!!!
リックが操作し、見事パンチで戦闘機を破壊した。
「はぁはぁ……なんとか倒せたみたい……優衣大丈夫?」
「う、うん……怖かった……」
「大丈夫、優衣はサポートをしてて」
「うん」
「エネルギーは半分くらいになっちゃったよ。
どこかでエネルギーを補給したほうがいいかも」
優衣が言う。
「確かに……けどエネルギーを補給するにはどうしたらいいんだろう……何か入れる所とかあるのかな?」
「確認してみるね」
優衣はパネルを操作して確認している。
すると
突然外を見れるモニターに一人の男が映る。
ザザザ。
「……え!?」
僕達は驚く。
「君たちは……いや、通信が繋がったのを喜ぶか……君たち、そのロボに乗っているのか?」
男が聞いてきた。
「はい」
「そのロボは数年前、とても危険なロボのため封印されたんだ、場所は分かっていなかったが。
名はゴッドオブクラッシャーと言う。
別名、破壊王だ……」
「は、破壊王!?こ、このロボって危険なものなんだ……リック、やばいよ」
「まぁ落ち着けよ流風、それでおじさん誰?このロボを作った人?」
リックは言う。
「私は、君たちの地球から少し離れた星に暮らしている者だ。
そのロボを作ったのは私と私の仲間だ」
「!………えっと、ごめんなさい……なんか僕達が勝手に乗ってしまって」
「いや気にしなくていいよ。
君たちはロボが好きかな?」
「はい!」
僕は大きく頷く。
リックと優衣もうんと頷く。
「そうか……これも運命なのかもしれないな……なら君たちには戦ってもらいたい」
!?
「た、戦う!?」
「そうだ、実は地球に悪い者達が攻め込んだんだ。
そしてロボを使い、街を破壊していく……」
(街を破壊……そう言えばリックが見たロボって……)
「なぁリック、僕達の街を破壊したロボが見えたんだよな?」
「あ、ああ」
「何?!君たちの街を破壊したのか!?」
「はい、パパもママもみんなやられちゃったから………僕達はこのロボであのロボを倒そうと考えて」
「そうか、申し訳ないな……」
「いえ、おじさんが謝る事ではありません。
そのロボに乗っている人が悪いんですから」
「そう言ってもらえると助かるよ……それでだが、エネルギーはどうなっている?」
「メインの電力は0だったので、サブの電力を使って居ます。
でも、もう半分ですけど」
優衣はそう答えた。
「そうか、ならその女の子の後ろにある扉を空けてくれないか?」
「え?」
3人は振り向くと奥に扉があった。
僕達は駆け寄り、扉を開ける。
そこには何やら長細い少し太い棒が置いてあった。
「何かあります、棒?のようなものです。
結構太いです」
「それをそこから取り出して、その隣にある開けられる場所に入れてくれ」
「分かりました」
僕達は3人でせっせこ運び、言われた所に入れてみる。
すると
グイーン………。
!
何かの音がし
「システム、再起動……メイン電力の復活を確認……システムオールグリーン……問題無し……」
!
何やら機械ボイスが流れる。
「えっと……もしかして……あれが電力を回復させる奴ですか?」
「ああ、電力カプセルだ。
あの中にはかなりの電力が入っている……ロボのメイン電力なら簡単に復活できる」
「あ、ありがとうございます……これで奴に追える」
「ざ……ざ……おっと……そろそろ通信が切れる頃か……すまない………君たちをこんな危ない事に誘ってしまって」
「いえ、僕達が乗ったんです……だからおじさんのお願いした事、やり遂げます……悪いロボをやっつけます」
「ああ、感謝する……私もいずれそちらに向かう……だが、こちらも色々と事情がありすぐには会えない……健闘を祈る。
進め、少年少女達よ」
「はい」
そうして僕達は覚悟を決め、ロボを操縦し、目的のロボが向かった方角に進んだ。
これから、僕達はとてつもない運命に遭遇し、色々と困難がある……だが……絶対に諦めない……平和を汚す者達は絶対に!
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