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第2話 敵と仲間

風切かぜきりロン・・・若い男の子、爽やかな性格をしている。


草薙くさなぎ美緒みお・・若い女の子、照れ屋




 飛行モード中


 「そう言えばさ、残り……2席あるよね」


 「そうだな、破壊王は5人で操縦者するロボなんだとすると、奴らが攻めて来る前に残り2人を乗せたいな」


 「女の子一人と男の子一人でいいと思うよ」

 優衣が言う。


 「確かにな、優衣一人だと女の子どうしの会話とかないもんな。

 男ばっかだと息苦しくなるしな」


 「うん」


 「残りの2席のシステム的になんのシステムを扱う席か分かる?」

 僕はリックに向かって言う。


 「えっとなー」

 リックはパンを頬張りながら席に近づき、パネルを操作する。


 「この席は……ビームブラスターとか使う席みたいだな。

 あと、出力の調整とかも出来るみたいだぞ」


 「ヤバっ!出力の調整って結構重要な席じゃん。

 席、変わった方がいいかな?」

 僕が言う。


 「いや、やめたほうがいい。

 今の席で十分だと思う……よっぽどの敵が来ない限りはな」


 「それともう一つの席は〜…………」


 「……ハンマーとかを使うときに使う感じだな。

 席に座らない限り、システム的に使えないのがこのロボのデメリットだからな。

 それと…………覚醒システムと全力システムがあるぜ。

 なんか、今は使わなそうな感じだな…ヤバそうだし」


 (覚醒と全力……いずれ使うシステムなのかな……)


 「それだけだ。

 勿論細かい所もあるけど、まぁ省くわ。

 全部喋ってたら疲れるし」


 「ありがとリック」


 「おう……俺も破壊王のパイロットだからな。

 リーダーは流風だし…」


 「私も入ってるよね?」


 「勿論さ、優衣も仲間だからな」


 ………。


 そうして飛行モードで走行していると


 ピピピ。


 !


 「これは……アラーム音!?ということは!」


 僕達は席に着き…飛行モードを解き…地面に降りる。


 すると少し遠くで何体かのロボが同じように地面に降りた。


 ……。


 ザー。


 「……!?お主ら何者だ!?」

 通信に入ったのは女だった。


 「あんた達こそ何者だ!!」

 リックが言う。


 「私は……いや……破壊王に乗っているのはお主らか……なぜそのロボに乗っている……」


 「……僕はいや、僕達はあんた達の仲間だと思われるロボによって街を破壊された!!

 そして偶然…見つけたこのロボでそいつを倒す!!

 それまでは絶対に渡さない!!」


 「……なるほど……我々の敵となる……子らよ、死を望むのか?

 こちらの数の方が多いぞ、その破壊王だけでどうにか出来るとでも思っているのか?

 潔く、破壊王を寄越せ……」


 「渡さない!!!このロボを使って更に街を破壊するつもりなんだろ!!」


 「そのロボはあの方に献上するためのロボだ。

 そしてこの地上を我々の星とする……そのために地球人達を殲滅しているだけだ!!

 お主らも殺されるが…そうだな………運がいい……今、破壊王を明けたわすのなら、お前達だけは殺さないで保護してやろう……それならいいか?」


 「……どうする……流風?」


 「答えなんか決まっている……リック、優衣……やるぞ!!!」


 「ふっ……だな!!」


 「うん!!!」


 「その答えだと死を望むと見た……やるぞ!!お前達!!破壊王を停止させ、子らを絶望させながらしなしてやる!!!」


 !


 4機のロボが破壊王に迫る。


 「来るぞ!!」


 「ビームライフル!!」


 「あまい!!!そんな攻撃など!!!はああ!!!」


 「うわあ!!!」


 

 白いロボの攻撃で破壊王が吹き飛ばされる。


 (くっ!!相手がつよい!!数じゃやっぱり……)


 「リシュマ!!やるぞ!!」


 「ああ!!」


 「ブラスター!!!」


 「キャノン!!!」


 !!!



 「うわあああ!!!!!!!」


 それはリシュマの乗る機体とシュペルの乗る機体の同時攻撃。

 ブラスターキャノン。


 とてつもないエネルギーのビームだ。



 (くっ!!!このままじゃ)


 ピピピピ!!!


 「クソ!!このままじゃやられるぞ流風!!」


 「流風!!どうしよう!!」


 「焦るなリック!優衣!!」


 「奴らは破壊王よりは下のロボだ。

 性能面ではこちらの方が上だから、勝てる!!」


 「だが……数はあっちが上だぞ、ビームライフルも簡単に避けられるし、武装不足だ。

 逃げたほうがいい!」


 「!!!流風!!前!!!」


 ガキン!!!


 「くっ!!!考えてる余裕もないのか!!」


 「くく!!落としてやる!!!お前達は!!」


 「負けれない……負けたくない………何か……何か……今の状況を打開する方法があるはずだ!!!……何か……何か!!」


 「おりゃ!!」


 「くっ!!」


 「何か……」


 「ぐわああ!!」


 「何……か……」


 「トドメだ!!!破壊王に乗り込んだお前らの運命を呪いながら死ぬがいい!!!

 アークスラッシュ!!!」


破壊王に刃が迫る。


 ……。


 ピコン!!!



 !!!


 (な!?)


 なんと突然高速移動し、破壊王がリシュマのロボの背後に立ったと思うと


 ドカーン!!!


 「ぐっわあ!!!な、何が……何が起きて……」


 「リシュマを助けろ!!」


 他のロボが破壊王に攻めてくるが


 シュンシュン!!


 高速スピードで他のロボを翻弄し


 ドカーン!!!


 グシャ!!


 バキュン!!!


 破壊王がロボを破壊していく。


 (くそ!!一体何が……あの少年が今の動きを?……いやあり得ない……体が壊れるはずだ……)


 「くっ!!」


 ザー


 「リシュマ!!一旦離脱するぞ!破壊王はまたチャンスがある!!死ぬよりはマシだろ!」

 グリンが言う。


 「ああ……そうみたいだな……離脱する!」


 そうしてリシュマ達は破壊王から去っていった。


 

 ……。


 ………。


 シュー………。


 破壊王が停止する。


 ……。


 「うっ……いま……のは……」


 「リック……優衣……大丈夫?」


 「あ……あ……あ」


 「う……うん……」


 2人も傷だらけだ。


 このままじゃ死んじゃう。


 その時


 戦闘機がこちらに通信を入れてきた。


 ザー。


 「!……傷だらけじゃないか!軍に案内する。

 ついてこれるか?」


 映ったのは青髪ショートヘア、帽子を被る男だ。


 「……は、はい……」

 僕はなんとか頷き、操縦桿を持ち…戦闘機の後を追う。


 ……。


 ………。


 そしてたどり着いたのは大きな軍の基地。


 そこには戦闘機や数台のロボがあった。

 そして大きな戦艦も。


 僕は少し安堵し……案内される場所にたどり着く。


 「うっ……もう……無理……」


 そして僕は気絶してしまった。



 ……。


 ……………。


 …………………。


 流風……必ず……私達の仇を……。



 …………。



 「は!?」


 目を覚まし起き上がるとそこは病室だった。


 隣を見るとリックと優衣も同じように寝ていた。


 ……。


 (僕達は助かったのか……)


 「目が覚めたみたいだな……少年よ」


 !


 声のする方を向くとそこにはあのモニターに表情された男が居た。


 「あなたは……さっきの……」


 「ああ、自己紹介するよ。

 僕は地球安全連邦陸海空軍リーダーの松井だ」


 「えっと僕は青木流風です。

 隣にねているのが巫剣リック、そしてその隣に寝ているのが柊木優衣です」


 「なるほど、流風くんだね。

 君には少し話がしたいんだ……あのロボはなんだい?」


 「あれは……破壊王と呼ばれている機体です」


 (破壊王……聞いたことない)


 「なるほど、確かに装備にハンマーもあるからそう呼ばれてそうだな。

 それと君たちの機体を少し見させて貰ったんだが……直ぐにロックされてしまう、それに5人席だが残りの2席の者達は?」


 「直ぐにロックされるのは多分、決められた人しかさわれないようになっているんだと思います。

 あと、空いている2席は誰も居ませんよ。

 3人で乗っています」


 「なるほど……かなり危険なロボみたいだな。

 それで残り2人はどうするんだ?」


 「それは……どうにかして……」


 「人が居ないのなら、こちらから2人託す。

 その2人もロボに乗るのが夢でね、後で紹介するよ」


 「あの、その人達の中に女の子は居ますか?」


 「居るよ、何でそんな事を?」


 「いや、優衣が一人なので……その、女の子がもう一人居ると会話が弾むかなって」


 「ふふっ、君は優しいんだね。

 それじゃあ僕は用事があるから、隊長が来ると思うからその人に案内してもらってね。

 それじゃあね」


 そう言い松井は部屋を出ていった。


 (……はぁ……少し落ち着ける所に付けたみたい。

 ……破壊王……あれを扱えなければ……僕達はアイツラに勝てない……絶対に勝つんだ……)


 そうして少し時間が過ぎてリックと優衣も目を覚ました。


 そしてさっきの松井の言葉と軍の事を話した。


 「へぇ~、でも良かったな。

 これで5人になれる……武装も使えるようになるな」


 「ああ」


 「私、新しい女の子とたくさん話したいな……」


 「そうだね、優衣が色々と教えてあげてね」


 「うん」


 そして3人で仲良く雑談していると


 ガチャリ。


 「君たちが破壊王の操縦者達か」

 入ってきたのはガタイのいい男、目つきは少し鋭いが穏やかな顔をしている。


 「はい、あの松井さんが言っていた隊長さんですか?」


 「ああ、隊長の村野むらのだ。

 よろしくな」


 「よろしくお願いします」


 「それと破壊王?かなりボロボロだったから直しておいたぞ」


 「ありがとうございます」


 「でだ……君たちはこれからどうするつもりだ?」


 「倒すべき敵を倒すまではあのロボに乗り、平和にさせます」


 「そうか……なら、我々の軍に入って思えないか?

 君たちのような若い者が入ってもらえると助かるんでな…それに武装とかの修理も個人だとキツイからな」


 「いいですよ、破壊王を直して貰えたので。

 これでまた戦えます……感謝します」


 「そうかそうか、なら良かった。

 これから戦艦の中を案内しよう、それと追加の2人もな」


 「はい、お願いします」


 そうして村野さんに案内してもらい、軍の基地と戦艦内を案内してもらった。


 基地では武装の修理場やロボの待機場所、食堂や会議室などありとあらゆる場所を教えてもらい、戦艦内も基地と少し似ていて、武装の修理場とロボの待機場所、そこ他にはミーティングルームやこれまた食堂、そしてトレーニングルーム。

 そしてブリッジを案内してもらった。


 そして最後に


 コツコツ。


 こちらに歩いてくる僕達と同じくらいの背丈の男子と女子。


 「やぁ、始めまして……これから破壊王のパイロットの一人として働く、風切かぜきりロンだ。

 そして隣に居るのが」


 「私は、草薙くさなぎ美緒みおよ。

 よろしく」


 「よろしくお願いします。

 僕は破壊王のパイロットのリーダー、青木流風です」


 「同じく、破壊王のパイロットの巫剣リック」


 「同じく、破壊王のパイロットの柊木優衣です」


 ……。


 自己紹介が終わる。


 「へぇ~女の子が居るんだね。

 美緒はあんまり話すのが苦手だから嫌わないでね」

 ロンが言う。


 「そ、そんな事ない……」

 少し頬を赤らめる美緒。


 (照れてるのかな?……もしかしてカップルとか?)


 「私がしっかり教えるからね。

 優しく教えるよ」

 優衣が言う。


 「よ、よろしくお願いします……優衣さん」


 「ふふっよろしくね」

 優衣は嬉しそうな顔をしている。


 (良かったな優衣)


 「それじゃあ、5人揃った事だし……一度5人で乗ってみよう。

 5人で乗るのを慣れておかないとな?戦闘でも支障が出たら問題だし…」


 村野さんが言う。



 「確かにそうですね」


 「なら、試運転といきますか!行くぞお前達!」

 リックは張り切って居るようだ。


 「ごめんね、あんな感じで」

 優衣は申し訳なさそうな顔で言う。


 「いやいやいいんですよ、彼のような気持ちが軽い人が一人くらいは居ないとね」

 

 ロンが言う。


 「ふふっ」

 美緒は少し笑った。


 

 


 

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