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キスゲーム  作者: 天無 冷斗
逝見心負編
29/32

第二十九話【宣戦布告】

サイドストーリー書いてたら話全然つながらなくなったったw

「どうしたぁ?青鈴あおすず容疑者ぁ~?」

『黙れッ!』

俺はこの携帯を持ち挑発してくる男に自分の武器、ブルーサイズで切りかかろうと、狩りかかろうとするがひょいという擬音が鳴ってしまいそうなぐらい軽く、避けられてしまう。

「はっははー、そこのメイドさんが殺されたからご乱心か?」

そう、冥野はコイツが入ってきたときの行動により頭を潰され死んでいるのだ。

『くっそ!当たりやがれよッ!』

どんなに攻撃をしかけても、避けられてしまう。

「おいお~い旧ダークサイドを舐めるなよ、新主人公!現時点のお前らなら三人ぐらいいれば全員潰せる実力をもっているんだからな!」

旧ダークサイド?何のことなのかがわからない。

しかし主人公などと呼ぶということは、ダークサイドとい言ったということは逝見ゆくみの仲間に違いないはずだ。

「しかし――つまらなくなってきたな…それにそろそろ飽きてきた…犯罪LvMAXまで上げるか。」

男がそう言うと辺りが騒がしくなった。

俺はそれが何なのかを確認するために窓を見た、窓の向こう側には戦車がごろごろと設置されていた。

『ど、どういうことだ!!?』

「言っただろう犯罪LvMAXと、あぁそうか俺の能力がわからないから、状況把握ができないのか、仕方ない…説明しよう!」

男はそう言って説明をし始めた。

「俺の能力『正義救済ジャスティスリリーフ』は正義を救ってしまう能力だ。ほらよく漫画とかでは正義は苦しい思いをしているんだよ、まぁそこらへんは尾上おがみ辺りでも見ればいいんだろけども…。とにかく俺の能力は正義を救う、そして救われた正義は、正義を善者を装っていた者は正義を捨ててしまう。捨てることによって、悪に染まる、本人の意識とは関係無くな。そしてこの犯罪Lvだがさっきの報道ぐらいならLv3なんだが――今はMAX…軍が動く、いや世界中から暗殺命令が出されるぐらいだ。」

男は丁寧とは言えないが自身の能力を説明した。

『ってことは――』

「そう、お前はまるでどこかで処刑された伝説の財宝を見つけた海賊の船長宜しく、手配書のようなものが作られており、賞金だってかかっている、そりゃあ軍だって殺しにくるだろう。さて どうすッ



「アホかお前は…。」

そこに二人の男が唐突に現れ、先ほどまで能力の説明をしていた男を気絶させた。

「そこまでしなくてもよかったんじゃないか…あんまり目立ちたくないんだけど樟八木くすやぎ…ここ兄貴いるし…。」

「いや、この馬鹿は気絶しなくちゃあ駄目じゃないか?差鐘さしがね。」

『差鐘…?』

俺がそう言うと男の一人がこちらを振り向いた。

「うん?お前は青鈴とかいうヤツか…中々どうして主人公面だな…。」

「だから、早く帰ろうぜ…樟八木ぃ~…。」

「ちょっと待ってろ、差鐘、それにここには女が二人いるぞめぼしいのが。」

「マジで!!!!」

差鐘と呼ばれる男が樟八木と言われる男に帰る催促そしていたが樟八木がうまくなだめた。

というか、この差鐘と呼ばれる男と味方の差鐘 こうと似ているような気がしてきた。

「樟八木!俺見に行きたいんだけど!」

「アホ、俺らじゃここの連中には見つかった時点で――っていうか尾上あたりに見つかった時点で死んでゲーム的に乙りかねないからやめとけやめとけ。」

『お、おいお前ら…。』

取り残されている感が凄まじい俺は二人に声をかけた。

「ん?あぁ、悪かったなうちの神谷かみやが迷惑をかけて。悪く思わないでくれ、コイツは心負がお前らに殺されたことに激怒したんだ、仲間思いで良いヤツだろう?」

その男、神谷とかいう男が襲ってきた理由が判明した。

「それじゃあ俺たちは帰らさせてもら――…どこ行った差鐘…。」

差鐘と呼ばれていた男はいなくなっていた。
















一階――

ふっふっふ…樟八木がまさか俺の能力を忘れているとは思わなかった…。

とにかくこれで…これで…普通のか弱い女の子を拝める!

ダークサイドにいたら、か弱いヤツなんて微塵もいないからなぁ…。


差鐘は一階の廊下を自身の能力を発動しながら歩いていた。


バレてないバレてなッ――「痛ってぇぇぇぇぇ!!!」

差鐘の身体に電流が走った。

「なんでこんなところに罠がしかけてあるんだよ!、誰の仕業だよ!光かよ!」

俺は盛大にツッコミを入れてしまった。

「あっ…。」

俺は肩をポンポンと叩かれた。

振り向くと光がいた、笑顔で。

「よ、よう久しぶり、兄貴…。」

「お前何でここにいんの?」

速攻で質問された。

「えーと…か弱い女の子を見に…。」

「ほう…お前は一生そこで痺れとけ、うん。」

光が俺の身体に電流を流してきた。

「アバババッバババババ、ちょやめてババッババ。」

身体が痺れる。

「くっそったったあったれががががががが、『透明の透明スケルトンスケルトン』んんんんんんん。」

俺の身体から電流が消えた。

「その能力は相変わらずか。」

「そうだぜ、兄貴、なんだったら兄貴も透明にしてやろうか?」

「いや、大丈夫だ、透明にしなくとも写真で済ませて――

「何やってんだアンタは。」

光の後ろからすごい勢いで光の頭をぶっ叩いた、女がいた。

「なッ!?いつからいた、狐火きつねび!」

「今さっきだわ、写真ってどういうこと?説明の必要があるよねぇ…?」

「い、いや今はそれどころじゃ…。」

「うん、わかってる。で、コイツは誰?」

狐火と呼ばれた女が俺のことを聞いてきた。

「コイツは俺の弟だよ、不良品だけどな。」

「不良品?」

「まだ、不良品扱いなのかよ…。」

俺は拗ねた。

「それゃあそうだろう、能力が不安定なお前は俺に比べて不良品すぎる。」

「ハッ!不良品で悪かったねェ!『透明の透明スケルトンスケルトン』!」

俺は狐火と呼ばれていた女を消した。

「お前、一体何を!?」

「能力が不安定?そんなモンとっくの昔に消え去ったよ!見してやるよ兄貴!アンタの存在も!価値も!証も!全部全部!消し去ってやる!」

「お、おいどうした急にキレて…。」

「昔から不良品不良品煩いんだよ…!潰してやるよ、消してやるよ、殺してやるよ、引き裂いてやるよ、亡くしてやるよ…。」

俺は光に殴りかかった。

「何だ?戦う気なのか?」

光はそう言い俺の殴りかかりを躱し懐からナイフを取り出した。

「無駄だよ!兄貴!『透明の透明スケルトンスケルトン』!ナイフの存在を消滅!」

光が手に持っていたナイフは消えた。

「どういうことだ!?ナイフが!?」

「見たかよ!?コレが俺だ!不良品の末路だ!不良品でもなぁ!立派に人を消したり、物を消す手品ぐらいはできるんだよぉ!兄貴ィ!」

「お前の能力は確か物を半透明にするだけじゃあ!?」

光は疑問をぶつけた。

「はぁ~成長って言葉を知らないのかよ…。これだから慢心した天才能力者は困るなぁ!『透明の透明スケルトンスケルトン』!兄貴の能力を消滅!これで攻撃できねぇだろ!」

俺は慢心して笑っていた。

「え?何が?」

次の瞬間に俺の体中にナイフが突き刺さった。

「がッ!?」

「まさか、俺がナイフ一本しか持ってないとでも思ったのか?」

「どこに忍ばせてやがんだ…。」

「この館中に忍ばせてるよ、いつでもどこでも敵襲があれば殲滅できるようにな。」

「卑怯だろ…それ…。」

俺はバタリと倒れた。

「よし、とりあえず倒したし縛って尋問す――

「あ、倒したんだ。」

狐火がどこからともなく現れて、話しかけた。

「どわぁッ!?いつのまに!?」

「いやーどうやらコイツの能力推測だけど一時的に物を消滅させる能力みたいね。」

「物を一時的に…。」

俺は弟、差鐘 あきらを見ながらそう言った。

「一時的とはいってもとても危険な能力だし、どこかに監禁しておいた方がいいかもね。」


「監禁なんてされたら困るんだが…まぁ差鐘のことだ別にいいか…。」

見知らぬ人物の声が自然に違和感なく会話に入ってきた。

「何が困るだ――だ、誰だ!?」

「あ、どうも樟八木という者です。以後お見知りおきをってね。」

いきなり現れた男は自己紹介をした。

「あーそれと監禁されたら困るって件なんですがね?いやーソイツはダークサイドの一員として欠けてはならないんですよ。ですから素直にソイツをこちらに渡してくれません?素直にやってくれれば危害は加えませんから。」

この男が素直に明を渡せば危害を加えない言動から表情から口調からわかった。

だがそれ以上に危険な何かを感じた。

まるで過去の逝見 心負しんまを思い出すような、そんな残虐性をもった何かを。

「あ、あぁわかった渡そう…。」

「駄目、こんな危険な奴を渡したら…。」

俺が渡そうとすると狐火が止めた。

「だけどコイツは明よりも危険な何かを――

俺がそう言っている最中に




「あーめんどくせぇーなぁーさっさと渡せよ、カス能力者が。」




男はそう言うとその場のシリアスな空気がさらに冷え切り冷め切り凍りついた。

「俺だってよーこんなめんどくせぇことしたくなかったんだよなぁーあー?あーもうめんどくせぇなぁー…いいやお前ら全員倒されとけ、『最善最悪グッドバットラック』。」
















俺は気が付くと廊下に倒れていた

「ん…。」

周りにはナイフが散乱し、狐火も倒れていた。

俺は狐火に駆け寄り狐火を起こした。

「おい、おい、狐火、狐火亜紀ちゃん。」

「んんー?」

狐火は目を覚ましたようだった。

「あれ、いつのまにこんなところで寝てた…?」

「寝てねぇよ、俺たちは倒されたんだよ、樟八木って男に。」

樟八木というキーワードを出すと、気づいたかのように。

「そうだ!あの物消し野郎は?」

物消し野郎、俺の弟、差鐘明の姿はここには無かった。

「どうやら樟八木と一緒に逃げたみたいだな。」

「そう…それにしても…。」



「前に戦ったときよりも強かったような…。」

前――

というのは逝見心負にカットされた場面、描かれることの無かった、ストーリーで起こった出来事だ。

「たしかにそうかもしれないな…でもアイツらも俺と同時期に復活したはずだ…なぜ前よりも強く…。」

俺たちがこんな話をしていると

「なぁ…前って何だよ…。」

そこには青鈴がいた。

「青鈴…。」

「アイツらと前にも戦ったことがあるのかよ…。」

「あ、あぁ、それがどうした?」

「その時の戦いは勝てたのか?」

「それは…。」

俺は回答できなかった、負けたからだ、さらに尾上おがみが操られていたとはいえ仲間も敵も逝見以外全員殺したからだ。

「負けたのか?」

俺は青鈴にそう言われてコクリと頷いた。

「そうか、まぁ仕方ないよな…守護人として戦ってきた俺でも敵わないと思ったしな。」






























運命変動機関――

「ふぅ…奴らはまた新しい遊びを始めたのか…個性的で面白い奴らだ。」

小野上おのがみは玉座のような椅子に座り何等かの能力で何かを見ていた。

「小野上。」

「ん?なんだ?心歌しんかお前もこの遊びに参加したいのか?」

私は小野上に質問を投げかけた。

「違う、心負を殺す必要はあったのか?それと何故ループを解除した?」

20回以上もループさせていたというのにループを突然解除したからだ。

「あぁそれか、それはな飽きたんだよ。逝見心負というオモチャにもループにも。いやだがしかし心負、あいつはよくもやってくれたよ…まさか自分が死ぬときに既に死んでいる物語に関わっている人物全員を生き返らせるだなんて…個性的すぎるだろう、お前の弟。」

「飽きたって…小野上、お前な…。」

「何だ?弟を殺されて怒ったか?やはりお前も人間なだけあるな。」

「怒ってはいない、それに怒ったとして戦いにもちこんだとしてお前には勝てない。」

「そうか、じゃあ――

小野上は言葉を溜めた。

「消えてくれ、逝見心歌。」

私は首を掴まれ壁に押し付けられた、知らない人物に。

「なッ…何のマネだ、小野上ッ…それにコイツは…。」

「何のマネ?いやいやソイツがついに目覚めたからお前はもうお払い箱なんだよ。俺の細胞を受け継ぎ、表面と性格をいじり倒したクローンであってクローンじゃないもう一人の俺、野々ののむら 仕舞しまいだ。」

「やっぱりお前の言って…いた…。」

「そうだ、前に話をした奴だ、一応言っておくが『以心伝心:受信』を持っているお前でも勝つことはできないぞ。」

小野上がそう言うと私の身体に急に何かで刺されたような痛みが全身に響いた。

「ソイツの能力は『全知全能』誰も勝つことができないまさしく心負が自負していたようなカミサマよりも神様な存在だ。」

「な…。」

「しかし…やはりここのNo.2だっただけはあるな、こんなにも長く首を絞めているのに死なない、個性的だ。」

小野上は顎に考え事でもするように手を付けて言った。

「よし、仕舞、もう離していいぞ。」

私の首から野々村の手が離れた。

「はぁ…はぁ…。」

「しかし、ま、そうはなるか、人間だものな。」

「小野上ィ…。」

「そうだそうだ、お払い箱とは言ったが実は別の理由もあるんだよ。」

「別の…理由?」

私は聞き返した。

「お前、倉田くらたみのるにアノの能力を本人にバレないように、知られないように渡しただろう。世界をも滅ぼしかねない能力を。」

私のやったことはバレていたようだった、そう心負が小野上に操られた時点で心負の死を覚悟していた、だから心負のとなりにいた彼に能力を渡したのだ。

「どうやら、バレてるみたいだな…。」

「やっぱりお前だったのか、心歌…ならなおさらだ、お前をお払い箱ではない殺さなくてはならない。」

私は戦闘態勢に入った。

「仕舞、殺れ。」

仕舞がこちらへと目にも止まらぬ速さで動いた。

「『以心伝心:受信』!」

私はその目にも止まらぬ速さを受信し、同じ速度で仕舞から距離をとった。

だが仕舞の攻撃は私に掴みかかり何かをするのではなかった。

「軌道斬。」

恐らく仕舞がいままでに通ったのであろう道が全てパックリと裂けた。

「…。」

私は言葉が出なかった。

駆逐ウイルスバスティング

仕舞がそう言うとどこからともなく近未来的な重火器が現れた。

そしてその重火器から私に向かって銃弾が放たれた。

「くッ…。」

私は受信した速度を使い、一度はその攻撃を避けたのだけれど

「死滅桜。」

仕舞がまた技名のような物を言うと辺りに桜の花びらのような物が舞い辺り一帯を傷つけた。

「やっぱりさすがに勝てないか…でも――

私には秘策があった。

私がニヤリと笑うと私の後ろの壁が壊れた。

「「!?」」

仕舞も小野上を驚いていた。

そして壊れた壁の向こうからは――

「『黒紐ブラックストリング』。」

そう能力名称を呼ぶ声とそれと同時にその能力で私は引っ張られていた。

「誰だ!!無濃霧。」

仕舞がそう言うと壁が崩れたことにより起こった煙、砂などがまじった煙が晴れた。

そして煙の晴れたそこには

「久しぶり、小野上、No,sナンバーズ似島じしまだけど覚えているかな…?」

そう、No,sがいた。

「似島…黒助くろすけッ…何故個性的にお前が…。」

「何故?心歌に頼まれたのさ、いや正確には心歌じゃないけれど頼まれたのさ、恐らく俺たちNo,sの他に風紀委員会連合軍それに刀木かたなぎ家、月使つきじ家、そして鈴岡すずおかを含めた全員で運命変動機関、つまりお前達を潰すってさ。」

似島は私が小野上に言わなかった事を打ち明けた。

「………既にそこまで手が回っていたのか…なるほど…面白い、個性的だ…個性的…しかし…それだけの人間で勝てるとでも思っているのか?」

その小野上の質問に私は答えた。

「いや、勝てるとは思ってない、今の段階ならな。」

「今の段階?」

小野上は今の段階という言葉に疑問をもった。

「ここにさらに赤熊亭の人間たちそれに倉田のいるダークサイドそしてお前が開けた、九十九の箱…厄災の箱の呪いの被害者も足してお前を倒す。」

その言葉を聞いて小野上は驚いたようだった。

「本気なのか…心歌。」

「私は昔からお前を倒すのに本気だよ、お前の勝手な都合で運命が書き換えられていいわけがない。」

「そうか…じゃあ、最悪1年は待ってやる。その間に俺を倒せるようにしてこい。」


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