第二十四話【二十一回目】
「ふあぁぁぁ」
私は欠伸をした、なぜなら眠いからだ
私の名前は水戸川理子というのだが
今はすることが無いので学校の屋上で下を見ている
次の瞬間に自分が下に逝くことになろうとも知らずに
欠伸をしたそして携帯にメールが来たので携帯を取り出した
その瞬間に私は突き落とされた
突き落とされた時に聞こえたのは「ゴメンね…水戸川ちゃん…」と言う男の声
突き落とされた時に思ったのは「え…?」という疑問形の『え』
そして落ちていく時に聞こえたのは「逝見ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」という男の怒鳴り声
そして私は屋上から落ちてしかも運悪く頭から落ちていや突き落とされて死んだ
今まで青鈴の部屋だったはずの場所が急に屋上に変わった
かと思えば逝見が水戸川を突き落としていた
これも逝見の能力なのかだなんて考える暇もなく
俺は「逝見ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」と言った
すぐに「なんだい?尾上君」と返されたが
そんな言葉を聞いた瞬間に逝見の声を聴いた瞬間にすでに化物化して殺すために飛び掛かっていた
「活発だねぇ尾上君、僕を殺しに掛るだなんて」
「うるせぇ!」
逝見は俺の攻撃をことごとく弄ぶように躱しながら
「残念だけど君は幸せ者だぜ現状じゃあねそれじゃあ僕に勝てない」
「幸せ者!?んなわけあるか!」
「仲間の為に怒れる幸せだ」
「違うかい?」
「そんな幸せあってたま――――
そう言おうとしたとき左腕が吹き飛んでいた
「その程度で済ませたけど…そんな幸せもあるんだよ?」
逝見心負の能力は単純明快に幸せを止めて不幸を加速させる能力
『負加速』だ
要するに今腕を吹き飛ばされたのは『仲間の為に怒れる幸せ』があるということだ
基本的に逝見の能力は万能だ、どの程度止めてどの程度加速するのは本人じゃないからわからないが自分次第だろう
恐らく腕を吹き飛ばしたのは
『腕が吹き飛ばない』という幸せを止めて
『腕が後ろに吹き飛ぶ』という不幸を加速させたのだろう
そこで何故『仲間の為に怒れる幸せ』が出てくるのかそれは逝見の主義だ
一旦いや洗脳だがダークサイドに身を置いていたため聞いたことはある
そこで逝見は
「相手が幸せな状況に置かれて無いと能力を使いたくないんだよ、まぁ自分勝手に使う場合は別でさっき言ったのは対人関係とかでだけどね」
と話していた
だから『仲間のために怒れる幸せ』を起こした俺の左腕を吹き飛ばしたのだろう
「どうかな、尾上君、諦めがついたかな?」
「つくわけねぇだろぉ!」
右腕だけで俺は攻撃しようとした
「じゃあこんなパターンは如何かな?」
自分の脚に何かが突き刺さる
目で追ったその先には屋上から落ちないように取り付けられたのであろう鉄制の柵だった
「どうだ?主人公サマよぉ?」
その声こそ聞こえるもののその声の主であろう倉田実はいなかった
「あぁゴメンゴメン尾上君、倉田君は隠してたんだった」
逝見がそう言うと逝見の横に倉田が現れた
「よぉ主人公サマ、どうだ?鉄の味は」
「倉田ッ…」
「倉田君?後は任せられるね?」
「中二病が俺を甘くみてんじゃねぇよ」
「あははまだ中二病って言うんだね倉田君は、まぁいいや僕は青鈴君と遊んでるよ」
逝見はそう言うとただ茫然と立ち尽くしていた青鈴の方を向いた
「逝見!」
「なんだい?尾上君そんなに苦しい表情をして、陣痛でもきたのかい?あ、男だからこないか」
「そんな戦えそうに無い状況の青鈴を―――
「うん、殺すよ?」
逝見はそう言いながら手で銃の様な形を作りそこから何をしたのかわからないが青鈴の頭を吹き飛ばした
「な…………………………」
「どうしたんだい?尾上君驚いて口が開いているよ?まるで友達が目の前で殺されたみたいな表情だねぇ?」
「テメェ……………」
「おいおい、ついに『逝見ぃぃぃ』なんて言わなくちゃったのかよ寂しいなぁ…」
「」
逝見に飛び掛かろうとしたその爪で引き裂こうとしただが
「中二病の相手じゃねぇだろ?主人公サマ?」
左腕の肩から掌にかけて鉄の槍が突き刺さっていた
「まだまだいくぜ?」
鉄の槍が次々に体に体中に突き刺さる
「倉田ぁぁぁぁぁぁ!」
最後の力を振り絞って自分の武器の爪を倉田に突き刺そうとした
「残念だけど終わりだ主人公サマよぉ!」
最後の最期に目の前に槍が目の前にあった
「おい中二病どうすんだコレ」
「ん?なんだい?倉田君」
「人間を二人も学校の屋上で殺しちまってんだしよぉ…」
「大丈夫だよ僕はね」
「テメェが大丈夫でも俺が大丈夫じゃねぇんだよ」
「はぁ…僕はこれでもこの光景を20回もループしてるんだよ?」
「は?…何いってんだテメェは」
「尾上君と青鈴君がいつまでたっても僕に勝手くれないからループしちゃってるんだよ、僕だけ過去に戻ってやり直してるのさ」
「やり直してるって…」
「一応倉田君も殺させてもらうね」
逝見は倉田の頭をもぎ取った
「さぁて過去に戻ってやり直したいところだけど…もうそろそろ解放してくれないかな?姉ちゃん」
逝見の目の前に逝見より3、4㎝低い背丈の女が現れた
「嫌だ…というか無理な相談だ、心負」
「はぁ…これも小野上さんの命令ってヤツ?何回僕をループさせるんだい?」
「さぁな?誓也の言うことはよくわからないからな」
「そうかい…それじゃあ21回目をやらさして頂戴」
「わかった…」
その女は逝見の目の前に手を出した
「最後に言っておくよ姉ちゃん」
「何だ?」
「もうそろそろこのループは止めさせてもらう」
その女の前に心負はいなかった
30話以内にはキスゲーム終了予定




