第二十三話【化物ヒーロー】
今回から逝見が荒ぶりますよー
「さてと読者の皆さん!僕が誰かわかるかな?いやわからないとは思うけど逝見心負だよ!今日は皆さんに重大報告をしようと語りかけています!重大報告!それはですね…」
逝見は溜めた。溜めたといっても一分ぐらいだが
「僕が主役を務めるこの章で物語をキスゲームを終わらしてあげるよ♪」
平凡でありふれた様な日常なんて今はどこにもなかった
ゲームの参加者として毎日現れる敵の記憶を鎌でことごとく奪って行き戦う
まるでどこかのRPGの主人公みたいに草原を歩いていたらエンカウントするようにだ
仲間はなるべく初期の段階で増えたそれも弓使いの遠距離タイプの仲間だ
それは嬉しかっただが参加者と守護人その立場上戦わなければいけない。
嫌気がさした。
終わることのないゲーム。いっそのこと自分が戦わずにゲームオーバーにしてしまえばいいのではないかというほど
だけど終われない。
このゲームのハッピーエンドは一つしかないそれもかなり難しいハッピーエンド
一体全体どうやってそんなものを箱が無数にあるタンスから引き出せというのだ無理難題だ
もう戦うのは疲れた―――――
「濫真!学校行くわよ!」
『そうだな…』
無気力に返事をした何もしたくないみたいに生きる屍の様に
「何か最近様子おかしいけど…どうしたの?」
『いや…何でもない…行こう…』
仕方がない様に学校へと向かった
変わらない教室、いつも通りの授業そんな言葉もう何回使われたのだろう
そんな言葉でさえ使いたくなるくらいに衰弱していた疲弊していた
カミサマ何ていきがって使っていた時があの戦闘が懐かしく思えるほど疲れていた
そんな事を考えていたら学校は終了した
今日もまったく何も変わらず血瑠璃と帰ることになった
「今日は参加者襲ってこないみたいね」
『あぁそうだな…』
そんな会話をしながら家に帰った
家に付くとすぐさまに自分の部屋に行った。眠気がさした
ベッドに横たわり眠ろうとしたが
「なんだいずいぶんと早く寝るんだね青鈴君健康とかいってもまだ5時だぜ?」
そこには逝見 心負がいた
『逝見…』
「なんだいなんだい…尾上君を倒したときの威勢はどこにいっちゃったんだい?」
『そんなもん捨ててきたよ』
「そうかいこれじゃあつまらないんだけどね僕にとっては」
『僕にとっては?』
「うん、だってさこの章で物語は最終章なんだぜ?ラスボスの僕VS青鈴君が最終章らしいだろう?」
『馬鹿馬鹿しいな…物語だなんて』
その一言で軽くあしらったつもりだったのだが
「いやいや馬鹿馬鹿しくなんてないよ青鈴君、ほら例えば平家物語とかだって平家の歴史を物語にしたものだろう?たしか。だからさ題名さえ付ければ僕たちの生きた歴史だって物語なんだぜ?例えば…キスゲームとかでいいんじゃないかな題名は」
逝見がそう言い終わると部屋のドアがノックされた
「青鈴ー入るぞー」
部屋に入ってきたのは前作の主人公と呼ばれる
尾上 健太郎だった
逝見は尾上を見て
「あ、久しぶりー尾上君。元気にしてた?」
だが尾上はもちろん
「逝見っ…!?」
「やだなぁ尾上君驚かないでよこれでも前はダークサイドとして一緒に活動してただろう?元仲間だろう?その僕をまるで奇妙な物たとえば宇宙人とかそういう類いのモノを見たみたいな反応しないでよ。なんだったら見してあげるけどさ」
逝見は本当にできるのかわからない様な発言をした
『そんなものできるわけないだろ』
と言ってみたが
「いいや、逝見の事だどんなことでもやりかねない」
「尾上君さすがだねぇ、僕の事をよくわかってる。そう僕の能力『負加速』ならなんでもできるのさだから僕は自分の事をカミサマだと自負してる!」
「だからと言ってそんなカミサマ宣言されても困るんだがな…」
「それもそうだね、それじゃあ自負するだけの証拠でも見せようか?」
「証拠?…」
尾上がそう聞き返すと逝見は不適で不気味な笑みを浮かべ
「『負加速』…今の戦いの場が―――――
「化物ヒーローの第一話じゃないことって幸せだなぁ」




