第十三話【ヒドイ有様】
「容赦はしないよ?物語をうまく進めるためだし」
「容赦はしないってヒドイぞ…俺女なんだが」
女といった男はどうみても男にしかみえない
「いや君は男でしょ?♪」
「やっぱその手の嘘は通用しないのねなーんて言うとでも思ったかな?」
その男(女?)は仮面を取った
「んなっ!?」
その男は完璧に女の顔だった
「ほら言ったでしょ?女だってさ」
「嘘だ♪僕の情報網に嘘はないはずだ!」
逝見は動揺した
なにしろカミサマとまで言った自分の能力で手に入る情報が間違っていたのだから
「嘘じゃないよ……まぁ少し恥ずかしいけど…」
三野はコートとその下に着ていた上着を脱いだ
「これでわかったか?」
「…女だね…」
三野には胸があった
「まったく恥ずかしいことさせてくれるな!」
三野は顔を赤くしながら言った
「赤くして可愛くして油断させようたって無駄だぜ?」
逝見は三野に1000本くらいの剣を空中から突き刺そうとしていた
「生憎君が生きる幸せは幸通行止めだ」
「まったくヒドイなぁこんな可愛い女の娘の命をここで終わらせるだなんて」
「そうだよ僕は酷いよ」
逝見は三野に向かって全ての剣を突き飛ばした
逝見は思った「死んだ」と
「そんなんだからこんなヒドイことになるんだ」
三野に向かって飛んだ剣は全てぐにゃぐにゃに曲がっていた
「どういうことだ…???」
「俺はヒドイ有様にしちゃうんだよだから今回はこの剣がヒドクなった」
「へぇ♪もしかしたら僕に勝てるかもね」
「んじゃあ勝たせてもらう」
逝見は本気を出した
「でもまぁ僕は君の幸せを全力で止める。物語のためにだ」
「その物語ってそんなに大事か?」
「あぁ大事さ絶望するような物語をつくらないとね」
逝見はそのあとに小声で「復讐のためにね」と言った。三野の耳には届いてなかったが
「じゃあ俺がヒドクしてやるよ元々俺はあらゆる物事をヒドクする。ならその物語をヒドクしたほうがよさそうだってことで自殺してくれないかなナイフで頸動脈切って」
「やだよ、死にたくないしまぁ死のうが死なないがどっちも一緒だけどね」
「そんじゃまやりますか?」
「いや僕はもうフル装備で君を殺そうとしてるんだけどね」
「そんなこと言っちゃって~もう俺が勝ってるのに~」
「うん?」
逝見は気づいた自分の右腕が無くなってることに
「うわー痛いよーどうしてくれんだよー(棒)」
「全然痛くなさそうだねじゃあ存在消滅させてやる」
「じゃあ君も戻ってもらうぜ」
「う~んどっちが早く戻るか勝負する?」
「戻る?僕はどこに戻るんだい?」
逝見は聞いた
「さっきまでいた場所にだ」
「あぁなるほどねっ!」
逝見は不意打ちで近づき攻撃しようとした
「うっわヒドイ」
逝見の頭が裂けた
「酷いなぁ人の頭を裂くだなんてそれでも人間かい?」
逝見は何もなかったのかのようにそう言いそして言っている間に頭は修復されていた
「アンタこそ人間か?」
「うん?僕は人間のカミサマだ」
「カミサマねぇなら俺はエンマサマかな?」
「残念ながらそんな幸せは幸通行止めだ」
「でもそんな通行が止まっちゃうのはヒドイ」
三野がその発言をした次の瞬間にそこに逝見はいなかった
「あっれ?やっぱヒドイ結果になったかな…勝負すら勝敗がつかないヒドイ結果って…何なんだ?この体質は」
ダークサイド
「はぁ暇ですね尾上さぁぁぁぁぁぁんんん」
『あぁそうだな』
中里と尾上は暇そうにだらけていた
そこに逝見が瞬間移動したように現れた
「あ、お帰りなさぁぁぁぁぁぁいい逝見さぁぁぁぁぁぁぁん」
「うん…ただいま中里ちゃん…」
『どうした心負?焦ったような表情がさらに悪くなってるぞ?』
「あ…あははは尾上君心配しないでよただ負けただけだから」
『負けた!?お前が!?』
尾上は聞き返した自分の事をカミサマとまで言っていた逝見が負けたことなどいままで無いからだ
「負けたよ…九十九の人間は化物だね。たぶんダークサイドの中里ちゃん以外誰もかてないよ」
「そのぉぉぉぉぉぉ九十九の人間ってなんなんですかぁぁぁぁぁぁぁ?」
「次回作だよもう一人のカミサマいわゆるこの世界を作った奴のね」
「次回作?っていうならこの世界は何なんですかぁぁぁ?」
「う~ん二作目かな」
『とりあえず何でお前が負けたんだ?その九十九という人間に』
「その九十九の人間のことなんだけどね…三野 薫っていうんだよ。あ、女の子ね?その子の能力ってヤツは『悪逆無道』…」
『『悪逆無道』?たしか四字熟語か?』
「うんまぁそうなんだけどねどうやら彼女の能力はあらゆるものをヒドイ有様にしちゃうらしいんだ」
『ヒドイ有様?』
「そうだよヒドイ有様だその判定がまるで僕の『負加速』みたいに広いんだよ」
『判定?たしかにお前の能力は自分が幸せだと思ったものを止める能力だからな全てのモノに効く能力だしな』
「彼女の能力はそれと一緒なんだよ自分がヒドイと思ったものが相手に当たる。それで僕はここに戻されたんだ」
『つまりお前はここに戻ってきたくなかったが戻ってきたっていうわけか?』
「そうだねでもこのまま彼女がこの物語に関わっていいはずがない」
『お前の考えてることはわかるよ』
『その女を殺せばいんだな』
前主人公の尾上が動き出す




