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「今からご飯食べに行きませんか?」
私は橘さんと神影さんの部屋の扉を開けると、
橘さんしかいなかった。
「あれ?神影さんは?」
「リンちゃんは一服中かな?」
「それじゃあ、神影さんを待ちましょうか」
「あー、リンちゃんは夕食いらないってさ。だから、俺らだけで食べに行こうよ」
「え?…でも」
「いいから!いいから!」
そう言って橘さんは部屋から出てきた。
部屋から出てきた彩花が神影さんは?と聞いてきた。
「リンちゃんお腹すかないって!だから、俺らだけで食べに行こうぜ!…って、あれ?もう一人は?」
「楠木さんは1人で静かに食べたいって言われちゃって…」
「えっ?そうなん?」
「はい…先に行っちゃいました」
「そっかー…じゃあ、3人で食べよっか!」
えー!神影さんも一緒がよかったなー!と彩花が言っているけど、橘さんが明日もあるんだからさ!食事ぐらいいいじゃん!と慰めている。
3人で歩いて広間まできた。仲居さんに案内され、中に入ると豪華な食事が用意されていた。
「美味しそ〜!!」
「うわっ!すごっ!」
本当に美味しそう
じゃあ、食べよっかと3人で手を合わせて、
いただきますと言ってから、食べはじめた。
うん!すごく美味しい!!
「橘さん…神影さんって何で食べないんですか?お腹すいてなくてもこれ見たらお腹すきますって!」
「そうね〜…」
「そう言えば、前も人が作った物は苦手って話してましたよね?」
「えっ?栞、それホント?」
「うん。前に住んでた部屋で橘さんと神影さんに料理作ったけど、食べてもらえなかったから」
「ふ〜ん。橘さんに手料理作ったんだ〜」
「そ、その時は色々あって、その…ねっ!」
「あー、栞ちゃんの料理も美味しかったな〜」
「橘さん!栞に毎日作ってもらったらどうですか?」
「えー!毎日は大変っしょ!そこまで俺って厚かましくないからね!」
そうしたらいいのに〜と彩花は笑っている。
もうっ!彩花ったら…
「でも、手作りが苦手だったら…お菓子とか作っても食べてもらえないかもしれないですよね〜」
「彩花ちゃんってお菓子とか作るんだ」
「はい!簡単な物だけですけどね!栞と一緒に作ったこともあるよね〜?」
「そうだね…。私は上手にできなかったけど…」
「いやいや、最初は誰だってそうでしょ?練習台だったら俺やるよ?」
「そう言って、栞の手作りお菓子が食べたいだけじゃないですか〜?」
「そうね〜。俺って意外と甘いの好きだからさ。彩花ちゃんの練習台にもなるよ?」
「私は橘さんで練習できても、神影さんに食べてもらえないみたいですからね!」
「あー、たしかに」
橘さんも彩花も笑っている。
3人で楽しい食事を過ごした。
橘さん…お菓子食べたいのかな?




