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「色々、調べてみたけどよくわかんないのよね〜」


橘はそう言って悩んだ表情をしている。

南靖子の友人関係を調べてもらい、

何か悩みがあったのではと思ったが

特に悩んでいたという話は聞かなかったそうだ。


「フツーに友達と仲良くしててさ〜、本当に突然だったらしいよ?友達もビックリしたって言ってたからね〜」

「そうだったんだな」

「うん。何か彼氏がいたっぽいけど…幸せそうだったって言ってたから…たださ…彼氏が誰なのかわからんのよね〜」

「彼氏が誰なのかわからない?」

「そうなのよ!友達にもどこどこ行ったとかさ、幸せそうな話はしてたみたいでさ!そー言う話は聞いたことあるみたいなんだけど…名前がわからんのよね」

「そうか…」

「うん…まぁ、彼氏さんも突然彼女が自殺したらビックリだよね〜。彼氏さんのことは調べてもわからなかったわ」


タバコに火を灯した僕に橘が話しかけきた。


「でもさ〜本当に自殺だったのかね〜?」

「…そうだな」

「自分で自分を刺すってさ…かなり勇気いるくね?」


南靖子の胸に包丁が刺さってまま亡くなっていたらしい。だが、争った形跡などもなく、他殺ではなく自殺と判断された。


「自殺するにしても、もうちょっと方法があったんじゃないかね〜」

「まぁ、亡くなった人の考えはわからないからね…」

「実はさ…最初の被害者だったとか…」

「何が?」

「いや、最近の連続猟奇殺人のさ…最初の被害者だったとか…いや、さすがにそれはありえないか〜」

「僕はその事件についてあまり知らないからね…」

「だよね…」


ちょっと待ってね!と言いながら、

パソコンで調べはじめた。


「やっぱり、靖子さんが亡くなってからなんだよな…猟奇殺人が起こってるのって…」

「そうなんだ…」

「うん。たまたまかもしれんけどさ〜靖子さんが亡くなった2日後に一人、その2週間後に一人、その4日後に一人、その2週間後に一人…」


警察も調べているそうだが、被害者の共通点は若い女性ということだけで、犯人の特定はできていないそうだ。


「若い女性ってだけでさ…被害者同士に関係があったとかは特になかったみたいなんよね〜」

「だから、靖子さんも同じ事件だって?」

「まぁ、でも靖子さんにはJマークもなかったみたいだからね」


橘から聞いた話だが、その猟奇殺人の被害者は蜂の巣にしてやんぜっ!って感じで靖子さんは胸だけだったからな…

それに、Jマークを身体のどこかに残しているそうだが、靖子さんにそれはなかった。


「それに靖子さんは自宅だからね。他の被害者は夜道で襲われてるみたいだから…違うか!」

「そうだね…でも、靖子さんが亡くなってから起こってるのであれば、一応調べてみようか…」

「そうだな…わかった!俺が調べてみるよ」

「悪いな。後は靖子さんの友人関係やSNSだったり、調べてもらえるか?」

「OK OK!まかせんしゃい!」

「僕は靖子さんの部屋を調べさせてもらうよ」

「わかった!」


南新一は亡くなった南靖子が暮らしていた部屋を借り続けている。少しでも手がかりがあればと思い、娘が暮らしていたまま…亡くなってしまった時のままにしていると聞いた。


僕は南靖子の部屋を調べるため、

南新一に会いに行った。



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