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出てこい‼ 怖いおはなし  作者: どっぺる
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17/18

下の名前

初めて好きになった人の話。今思い出しても後悔ばかりで情けなくなる話ですが良かったらどうぞ...それとあいつは絶対逮捕されて欲しい!

これは中学生の時の話


僕のクラスにM子と言う女の子がいたんだけど性格はキツいけど凄く可愛くてクラスどころか学年のアイドルだった。男子は全員好きだったと思う、僕も含めて...。

その日は授業が終わり休み時間になろうとした時担任(男40歳位)がM子ちゃんを呼び止めた。


「M子、何かわからないこと無いか?」

これだけなら普通の光景なんだけど明らかにM子ちゃんは嫌悪感を露にしている。


「先生!下の名前で呼ぶの止めて!」


「M子、どうした?担任なんだから当たり前だろう...」


「気持ち悪いから...気安く呼ばないで!」

みんなの見てる前でそれが行われていて俺にはカルチャーショックだった。確かに担任は他の生徒を呼ぶとき下の名前でなんて呼ばない、男女とも名字で呼んでいた。なのにM子ちゃんはM子と下の名前で呼ぶのは不思議だった...


と言いたい所だけど僕の心は嫉妬で一杯になった。M子ちゃんを気安く呼ぶな!、と。

僕はM子ちゃんが好きだったんだなぁ...キツい性格の彼女に酷く侮辱的な言葉を浴びせられても僕はM子ちゃんが好きだった、給食で皆が大好きなおかずが出たときも彼女の為に嫌いな振りをして「ちょうだい!」と言ってくる彼女に喜んで差し出した。M子ちゃんがちょうだいと言ってくるのを楽しみに待っていた。あぁ、今日も会話できたとか思いながら...

体育館で男子はバスケ、女子はバレーをしていたとき戦力外で見ているだけの僕の所に女子のバレーボールが転がって来たんだけどそれを追いかけてくるのはM子ちゃんで僕は必死になってそのボールを追っかけて取ると彼女に渡した。はたからみて僕が取りに行くのは明らかに不自然な距離なんだけど僕の足が勝手に動いた。


「ありがとう...でも○○なんかきもいよ!」

そう言うと彼女は戻っていった。僕はとても嬉しかった、感謝されちゃったって。

それくらい好きだったからこの後に眼にした光景はとてもショックだった。

放課後に教室に戻って来た僕は見てしまった。担任とM子ちゃんが二人でいるところを!

「M子!困ってるなら相談に乗るぞ!」


「だからM子って呼ばないで‼きもい!」


「お前、可愛いな...」

そう言うと担任いや、変態糞ロリコン野郎はM子ちゃんの首筋に後ろから腕を絡ませて引き寄せようとした。この光景は一生忘れない!殺意が芽生えた。

「はぁ?止めてよ!」

そう言うと彼女はその変態ロリコン野郎の腕を振り払って距離を置いて立ち上がった。

入り口で隠れて見ている俺は何も出来ずただそれを盗み見る事しか出来なかった。足は震えていたし怒りで拳を握り締めていたと思う。その直後に彼女は入り口に向かって歩き出したので急いで隣の教室に隠れてやり過ごした。

帰り道はショックとあの場所に出て行けなかった悔しさで半泣き、担任への怒りでふらふら。

今冷静に考えても明らかに逮捕案件!あのとき止めに入ってたら何か違ったのかなぁ...後悔しかない。


根暗じゃなければ...

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