【第四部|九霊脈の完全設定】
1. 霊脈【第三部|自由都市・燈華】の基本構造
九霊脈は、九つの独立した魔力の源ではなく、大陸全体を循環する巨大な霊的ネットワーク。
各国に一つずつ《主脈》があり、その下に《支脈》、さらに地表近くには微細な《霊流》が走っている。
霊脈の相互接続を示す概念図。中央は実在する第十の霊脈ではなく、九脈の均衡状態を表す。
2. 霊脈異常の四段階
| 段階 | 名称 | 現象 |
| ---- | ---------- | ------------------- |
| 第一段階 微乱 | 局地的な気候異常、霊獣の不穏 |
| 第二段階 偏流 | 河川や土地の異常、術の不安定化 |
| 第三段階 逆脈 | 広域災害、隣接する霊脈への悪影響 |
| 第四段階 断脈 | 霊的循環の崩壊。複数国に及ぶ深刻な災厄 |
断脈は必ずしも大陸の消滅を意味しない。しかし、回復には長い年月が必要となり、住民の生活基盤が失われる。
3. 霊脈の観測
各国には、霊脈を調べる《観脈師》が存在する。
観脈師は術者だけでなく、地質学、天候、植物の変化、古い観測記録なども用いて異常を判断する。
観測の結果は《九脈通報約》に基づき共有されるが、軍事機密や資源情報に関わる部分は各国が秘匿する場合もある。
4. 神蛇の血と霊脈の関係
神蛇の血は、霊脈の状態を感じ取り、通常の観脈師には不可能な深い共鳴を起こせる。
しかし、その能力は次の三つに分けて考える。
* 感脈: 霊脈の異常を感じ取る。
* 鎮脈: 乱れた流れを一時的に鎮める。
* 導脈: 霊脈の流れを正しい循環へ導く。
夜黎ができることは、すべてを自由に操ることではない。むしろ、霊脈が本来持つ均衡を取り戻すための手助け。
5. 神蛇の力の制約
| 制約 | 内容 |
| ----- | --------------------------- |
| 身体的負担 | 大規模な共鳴ほど消耗が激しい |
| 距離 | 主脈から離れるほど詳細な感知が難しい |
| 意思 | 血を利用する術は可能でも、本人の協力なしでは安定しない |
| 時間 | 長期間乱された霊脈は即座に元へ戻らない |
| 代償 | 無理に鎮脈すると、夜黎自身が霊的な反動を受ける |




