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プリン2
『うわ、冷たいままだよ、アイテムボックスって便利ね』
カグラが驚いている。
アイテムボックスの使い方を間違っていると自分でも思うが、カレン姉さんの方針なので仕方ない。
『口に入れた瞬間とろりとほどけた』
『カラメルの苦味と、卵とミルクの濃厚なコクが…』
『お店で食べるレベルだよ』
『『美味しい〜!』』
ユリは、グラフィット同様に無言になった。気に入ってもらえたみたいで何より。
『『ごちそうさまでした!』』
『はい。』
『それじゃ、職員会議に行ってくるわ。ごちそうさま。アベル、明日はアップルパイが食べたいわ。』
『わかった』
『ユリくん、きちんと良くなってから帰るのよ。アベル、送っていきなさい。それから、ユリくんの家に結界はってきて。ちょっとやそっとじゃビクともしないやつね!』
カレン姉さんが、言うだけ言って保健室から出ていった。
『『アップルパイ!?』』
俺を期待の込めた目で見ていた。
『はいはい、作ってくるよ。』
『『わ〜い!!』』
ユリも嬉しそうだし、頑張って作るか!
『その前に、ユリ。明日から魔法の訓練だ。』
『ユリも魔法使えるの?』
桜が驚いている。
『ああ、ユリの魔力は……今は記憶が無いから使えないだけだと思う。基礎的な事から始める。アップルパイは訓練後な。』
『『えーっ!』』




