↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
10/91

魔力吸収

『じゃあ、手を出してくれ』


素直に、ユリの細く整った指が俺の掌に重なった。

そっと、ユリの手に絡める。

色々な意味で顔を赤くするユリに構わず、少しずつ魔力を送る。


『ぁ!? 何かコポッて入ってきた』

『そう、それが魔力だ。体内の腹のあたりにあるとされている魔力袋へと魔力を循環させることを思い浮かべて…』


『体がポカポカしてきたかも』

『それから、イメージを元に魔法を行使するんだ。よし、魔力を回収する。』



しかし、とんでもない事が起こった。回収した魔力が泥弱だったのだ。


『ユリ、お前…、魔力を吸収したのか?!』

『えぇ?!』



ユリは理解できていない。


『大変だ! 姉さん、グラフィットこっちに来てくれ!!』

『どうしたの?そんなに慌てて、珍しいわね。』

『何か問題があったのか?』



『ユリが、俺の魔力を吸収したんだ。』

『何ですって?!』

『大問題じゃないか!』

『浅野先生? 何が問題なのですか?』



ユリが不安げに俺たちを見回した。


『いいかユリ、この世界には戦術魔法と治癒魔法の2つしかない。もし、ユリが魔力を吸収するってことが世間にバレたらどうなる?』

『ぇ、どうなるの?』


『言い方を変えましょう。ユリくん、もし珍しい動物が目の前にいたら? その動物が大金になる生き物だったら?』

『私なら、捕獲して売り飛ばす。』

『浅野先…生……!? もしかして僕!?…浜崎!』


『別の意味で狙われるぞ』



俺の言葉に、ユリが青ざめた顔で座り込んだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。