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アッサリ決まった
『ゼロ、相談がありますが、いま宜しいですか?』
フォンダンショコラを食べ終えたユリが話す。
『ラクシャータよ、今日の侯爵との約束を後日と伝えてまいれ。』
『はっ、承知いたしました。』
ゼロが、ユリに向きなおる。
『うむ。ユリよ、話すが良い。』
『ありがとうございます。ゼロのお兄さまのことなのです。いつ頃から、人のものを…その、取るなんて言うようになったのですか?』
ゼロが、ひと口、ウーロン茶を飲んだ。
『そうだな、余が闇の王となった頃からかの。』
『そうですか。闇の王というのは、お兄さまになってもらうのは大丈夫と思われますか?』
ラクシャータの代わりに控えた、ゼシルがゲッと驚いた顔をした。
『難しいかもしれぬが、父様と母様に聞いてみるとしよう。』
ゼロが懐から、水晶の玉を取り出し魔力を込め始めると、玉に若い男性と女性が映った。
『父様、母様、突然だが相談があるのだ。兄上に闇の王を任せてもよいと思われますか?』
『『そうだな、任せてもよい。』』
アッサリ決まった。




