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安静にできるならね
ゼロがパリッ、サクッと音をたてながら頬張って食べている。
『ふむ、止まらぬの…!』
『口いっぱいに広がる軽い塩気…』
俺も1枚つかんでパリッと食べた。
『ところでユリよ、体の調子はどうだ?』
『はい、走るとかは無理ですけど、日常生活ならなんとか…』
ユリが頬を染めながら、俺の方を見た。
『あと1日くらい安静にしていれば、大丈夫だと思います。』
『うむ、ユリ両手を出すのだ。』
ユリが両手を出した。ゼロがユリの両手を握りしめた。
2人の周りにフワリと蒼い光が舞い始める。
魔力譲渡か。
名付けの関係だからこそできる魔力譲渡の形だ。
ユリの頬にほんのりと赤みがさしてきた。
『ユリよ。もう、大丈夫のはずだ。調子はどうだ?』
『はい、ありがとうございます。ゼロ、魔力譲渡ですよね?』




