44/94
いっぱいにして…
ゼロに頼み、元の場所へと飛んだ。
カレン姉さんとグラフィットが待っていた。
俺は、事情を説明し寮の部屋へ戻る。
学校は休むことにした。ユリをベッドへ寝かせて、ユリの傍へと座った。
『ユリ…』
そっとユリに口づけし、更に2割ほど魔力を譲渡した。
『…っ、浜崎?……ぅっ…』
ユリが目を覚まし、俺の顔を見た途端、泣き出した。
『ユリ、もう大丈夫だ。』
『浜崎っ…怖かっ…た。僕、浜崎以外はやだ…。お願い、いますぐ…僕を浜崎で、いっぱいにして…っ』
俺はユリを抱きしめた。
『うんと優しくする…ユリ、愛してる』




