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ゼロの兄上

ユリの消えた場所へと着いた。


『ここです。ゼロ』


『ふむ、この魔力は…、余の兄上のものだ。』




手を翳したゼロが俺を深刻そうに見た。


『早く、その兄上のところへ連れて行ってください。』

『わかった、飛ぶぞ。余に掴まるのだ。』



空間が歪み、地下牢らしきところへと飛んだ。




『ユリ! どこだ!?……ユリ!!』


俺はユリを呼んだ。



『…浜崎っ…、助け…て、怖ぃ…』

『フフフ、もう邪魔が入ったのか。そうかゼロも一緒か…』



ユリの声がしたほうへと走り出した。


『ユリッ!!』

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